原発で温暖化を防げるか
原発推進勢力は、最近「地球温暖化防止のために原発を」と言う宣伝を強めています。
「温暖化→CO2が悪い→原発」というのが推進派の宣伝です。
しかし、図で分かるように、CO2は温暖化の原因の一部に過ぎません。
温室効果に限っても、CO2の効果はその約1/2で、フロン、メタン等の比重が無視できません。
さらにCO2の発生原因の内、火力発電は約3割です。
さて、それでは火力発電の半分を原発に置き換えたら温室効果をどれだけ薄められるでしょう?
算数の問題ですね。
0.5×0.3×0.5=0.075
実際には火力の半分も止める為には、現在の10倍、世界で5000基の原発が必要です。
それでも温暖化を避ける効果はごくわずかであり、電力の宣伝はとんでもない誇大広告です。ところが、その上・・
原発は間接石油発電
原発は、実はとんでもない石油食いで、たっぷりCO2を発生させるのです。
勿論、発電所ではCO2は出ません。
しかし、ウラン採掘、燃料輸送、原発建設、廃棄物処理等々の全過程で膨大な石油を消費します。原発は「間接石油発電」なのです。
これらを考えると原発がCO2削減に役立つという理屈は極めて怪しくなってきます。
発電所という表舞台だけ切り離して、「CO2は出ません」等という宣伝は、誇大広告を通り越て、詐欺的宣伝と言わねばなりません。
原発は省エネルギーに逆行
また,原発は、発電能力の2倍ものエネルギーを、膨大な量の温排水などの形で廃熱として捨てています。
おまけに、巨大化しなければ採算がとれず、出力のきめ細かな調節もできず、消費地から離れた「僻地」につくられるため送電ロスが大きいなど、極めて効率の悪いシステムです。
この効率の悪さは結局電力の大量消費によってまかなうしかないのです。
そのために電力を熱源として使うという最も非効率的な温水器や電磁調理器まで売り込む羽目になるのです。
原発は省エネとは相容れないシステムなのです。エネルギーの大量消費は温暖化を促進しこそすれ防止するはずはありません。
大量浪費構造こそ問題
何よりも大切なことは、原発だけが世の中に独立して存在するのではなく、大量の原発増設が必要な社会は、同時に石油や他の資源も大量に消費する社会だということです!
現に電力会社は電気需要の拡大にやっきになり、一方で火力発電所も増設しています。
また、原発推進派のエネルギープランは、拡大一辺倒です。
こうしてCO2は勿論、他の温暖化ガスもどんどん発生し、またCO2を吸収してくれる自然はどんどん破壊されていくでしょう。
地球が45億年かけて創り上げてくれたかけがえのないバランス。それを破壊しつづけたツケが今一気に吹き出そうとしています。
未来にまともな地球を残すには、無限の拡大・膨張・浪費を求める社会から、安定・充実・.均衡の社会への転換を果たすしかありません。
「脱原発」はその出発点です。
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核爆発直後の3号の衛星写真。
恐ろしいほどの放射能がでてる
