君には届かない

           前田拳太郎×柏木悠(超特急)のW主演

  スタイル抜群で成績優秀なイケメン…でも人見知り男子ヤマト

                  ×

  成績はイマイチだけど陽気で友達が多い男子カケル

                    のピュアキュンボーイズラブストーリー。

 

 

まえがき

 

 『君には届け』という漫画原作の作品は、アニメ、映画化、ドラマ化され多くの人が知っているに違いない。私も、この作品が好きで、現在NetFlixで第三期のアニメを視聴しているところで、爽子と風早君の恋模様に終始キュンキュンが止まらない。

 しかし、この作品と同様に、視聴者のキュンを量産してくれる作品に『君には届かない』がある。この作品は、幼馴染の高校の同級生の恋愛模様が描かれている。つまり、BL作品だ。BL作品と聞いて、抵抗を持たれる方がいるかもしれない。しかし、刺激がそこまで強い作品ではなく、ピュアでキュンな作品であるため、BL初心者にとって見やすい作品だと言える。BL作品だけど、少女漫画のよう。

 人気若手仮面ライダー俳優前田拳太郎と人気アイドルグループの超特急の柏木悠主演で、注目度の高い作品になっている。

 

あらすじ Wiki引用

 

平凡なカケルとイケメンなヤマトは幼馴染だが、周囲からなぜ仲良いのか分からないと言われていた。ある放課後、カケルの補習を手伝ってくれたヤマトに対し、「好きなやつとかいないの?」と質問すると、長い間の後に、「カケル」と一言。ヤマトはバイトがあると言ってその後帰ったが、カケルは「もしかしてヤマトは自分のことが好きなのか?」と気になりだした。その後の合コンや、ヤマトの家に遊びに行ったときなど、事あるごとに意識してしまうカケル。しかし、対照的に冷静さを保っているように見えていたヤマトは、実はカケルのことが好きで、内心では激しく動揺していた。

 

 

感想

 好きな人を前にして、理性を必死にこらえているヤマト。関係が壊れてしまうのが嫌で、好きという気持ちをこらえてきた。でも、大好きな人が合コンに参加して彼女を見つけようとしているのを知ってこらえきれなくて、自分の想いを打ち明けて、それから、感情が溢れて少し暴走(キスとか)するヤマト。でも、ヤマトの保っていた理性のトリガーを気づかずに引いてしまうカケル。カケルもヤマトの気持ちに戸惑ってしまうけど、絶対に、「好き」が何だか分かってなかっただけで、最初からヤマトのこと好きだったのかなと思った。徐々に、「好き」が形になっていく、その過程や描き方が繊細で良かった。

 そして、恋愛ドラマ見てて、こんなにも主人公の二人が可愛いと思ってしまったのは初めて。主人公二人を取り巻く登場人物たちも良い!そこまで性格悪い人が出ていないので、後味は悪くならない。なんなら、二人の恋を応援している人たちもいて、そこまで不穏さはなく安心して二人の恋模様を行く先を見守ることができる。個人的にインパルス板倉さんの先生役がこの作品にいい味をもたらしていると思った。板倉さん、有吉の壁で最近よく目にしたり、ドラマでも見かけるのだが、ネタも演技も群を抜いて上手いし、作品にいいスパイスを与えている。タイトルのつけ方が秀逸だなと思った。

 

 

心に残った言葉

 

  君に心奪われる理由を見つけることは簡単で、
  でも…その気持ちはずっと届かないと思っていた
  いつしか痛みになっていたその気持ちを、
  君は幸せに変えてくれた
  これから先、きっといろんなことがあると思う。
  ケンカをしたり、泣きたくなることもあるかもしれない。
  でもその度に伝えたい。
 この気持ちが君に届くように。

 

 

 

最後に

 なぜ、深夜に放送なのか分からないほど、良かった。BL枠だから仕方ないのか。多くの人に発掘されるべき作品だと思う。テレビでの放送は終わってしまったが、Netflixでの視聴が可能!20分×8話なので、一気見もゆっくり見もオススメ!原作の漫画も読んでみたい。主題歌の Hi-Fi Un!corn「U&I」(FNC ENTERTAINMENT JAPAN)も良かった。流れるタイミングばっちり! ぜひ、見て欲しい。続編期待してますおねがい