そろそろ受験本番のことを良く考えます。少し小難しい話で恐縮です。

 

なにか物事を成し遂げるための進め方について人それぞれ色々な考え方があると思います。未来のことを成し遂げるための考え方はどうしても多くの仮説を含みますので、正解は必ずしも無いです。一方でその不確実性の中で考え方を組み立てるのは難しい反面、面白さを多く含んでいると私は思います。

 

性格にもよると思うのですが、私は

①「あるべき姿との差分を正確に把握し、その差分を埋めるAction」を考えると共に

②「ワーストシナリオのリスクを最小化するAction」をかなり考えます。

 

それを中学受験に当てはめると、①はよく語られるのですが、②もとても重要だと思います。

すなわち、全滅リスクを如何に最小化するか、です。全滅はどういう時に起きてしまうのだろう?と考えると

①抑え校を出願しなかった

②精神的要因により全ての試験で本来の実力が発揮できなかった

③肉体的要因により全ての試験で本来の実力が発揮できなかった

などがあるかと思います。

 

さらに①を深掘ると要因は、a.単純に併願戦略ミス b.行きたいと思う抑え校が

見つからず併願しなかった、の2つがあるとすると、aの対策はよく親が勉強してね、となりますが、bについては家族で行きたいと思える「抑え校」を家族で頑張って足を運んで探索して、納得した上で出願する、という事が大事、となりますかね。これだけ沢山学校があるのできっと見つかるはず(多分)。

②の対策としては1月に合格をできれば確保する、事前にその学校で模試を受けておく、平常心を取り戻せるルーティンを取り入れる。③の対策としては、年明けからは無理せず睡眠、栄養を確り取り、インフルは予防投与をする、などが思いつきます。

 

難関中学ではもう一度試験をやると合格者が半分入れ替わる、という本当に紙一重で戦う中受の試験ですから、本番後に後悔が残ら無いよう、家族で確りと考えたいと思います。個人的には中受の成功の定義を「第一志望に受かる事」ではなく「家族全員が納得して行きたいと思える学校に受かること」と定義してその定義を家族全員で共有できるとHappyなのではないかなー、と。あくまで通過点ですからね。