今回は千葉県です。
天台宗の波切り不動尊こと大聖寺です。
場所的には大津波が来たらのまれてしまいそうなくらい、海の近くで海抜も低めの場所です。
史料として年代を特定できるものは現存せず、建築様式から室町期と判断され国の重要文化財となっています。
恐らく何度か波をかぶっているのでしょう。その際に史料が散逸・消失したものと考えられます。
漁業を中心とするこの町では、波の恐怖から町民を護ってきたのだと思います。
本堂は近代建築の阿弥陀様を御本尊とした檀家寺です。
不動堂は関東三十六不動35番札所で、御本尊は秘仏、御前立不動尊を向拝所の戸の隙間から拝することができます。
この不動堂の宮殿もかなり古いものといわれています。
その他、不動堂への参道入り口には観音堂もあります。
往古と近現代をつなぐような、不思議なイメージを持つ御寺院でした。

