北海道には梅雨が無いというけれど、ヨサコイソーラン祭りなど、道外から大挙してやって来るイベントには大概雨の洗礼。

本州と比べて雨が少ないのは事実だが、この時季には蝦夷梅雨という言葉もあるくらいで、生来の北海道人には天気の悪い時季というのは、子供の頃から刷り込まれている。

6月初めから行われるヨサコイソーラン祭りのせいで、札幌っ子は普段出ているすすきのへの足が遠くなる。

歩道車道に演者や観客が溢れている状況に、北海道人で言う、あずましくないという感じが見えて、食べ物屋以外のすすきのの飲み屋は暇になる。

スナックによっては、店の女の子に暇を出し、少し早い夏休みと決め込んでいる。

そういう時に困るのは、吞みに基本を置いているすすきのっ子の自分たちだ。

本州の観光客が来る前の短い期間が、最初の


地元っ子の夏を感じる季節だろう。