50話長かった!
 アニメレビュー、「交響詩篇エウレカセブン」。
 海外で最も人気のあるアニメのひとつ。
 難しくはないですけど、しっかり作り込まれていて面白かったです。

 スカブ・コーラルと呼ばれる珊瑚のような大地が地表を覆い、目に見えない未知の粒子トラパーの波が大気中を漂う、とある惑星。
 その辺境の街ベルフォレストに住む14歳の少年レントンは退屈を持て余していた。彼にとって唯一とも言える楽しみは、トラパーの波に乗って滑空する空中サーフィン、「リフ」。
 そんなある日の晩、突然見たことも無いLFOが自宅に墜落しレントンの部屋を半壊させる。巨大なリフボードで滑空する人型機動メカ、LFO。その世界最古の機体、ニルヴァーシュ type ZERO。
 その中から現れた神秘的な少女、エウレカ。彼女は軍に反抗するカリスマ空賊集団、ゲッコーステイトのメンバーだった。(ウィキ参照)

 もうしょっぱなからガンガン飛ばしてます。
 いきなり始まるボーイミーツガールに、空中で波乗りしながら敵を裂く斬新なロボット戦。
 開始直後は少し展開が早すぎるんですが、そういったツッコミどころを補って余りある青春ドラマと熱すぎる戦闘シーンに、すぐ引き込まれてしまいました。
 というかロボの戦闘シーンがマジでカッコよすぎる!空中でサーフィンボードみたいなのに乗って滑空するニルヴァーシュ!


 ゲッコーステイトの仲間になり、冒険が始まったあたりから、物語は文字通り波に乗っていきます。

 とりあえず全話通して主人公レントンが重度の中二病に陥ってますね(笑)設定が14歳だし、まさに中二なんですが。
 物語が進むにつれ、精神的に成長していく姿がすごく良かった。様々な出会いと経験を通して大きくなっていくレントン。一生懸命なヘタレが強くなってく様は清々しい(笑)
 振りかざされるガキ臭い主張がとんでもなく鬱陶しいときもあります。でも許してやってもいい!なぜなら自分の弱さにきちんと気づくから。
 そして彼との触れ合いを通して戸惑いながら変わっていくエウレカ。この娘がまた、かわいいんだ。天然で。普通の天然ではないんですが。人間的な感情を覚えて、どんどんかわいくなっていく…。
 特に後半の2人はニヤニヤ!暗い展開なのに、なんなんだこいつらは(笑)

 話が進むにつれ、シリアスな描写が織り込まれていきます。苦悩という爆弾を抱えたエウレカ。過酷な現実を受け入れ、選択を迫られるレントン。
 徐々にエウレカの秘密、過去の出来事が明らかになっていきます。惑星級に壮大になっていくストーリー。ワールドワイドです。
 すべてを乗り越え、2人が進む道は…?

 まぁ、安易だなぁ~と思うところも無くはないんですが、面白かったですよ~。






 クライマックスはもうテンション上がりながら泣いてました…(笑)ワクワクと切なさを同居させるなんて粋だなぁ。嗚呼、って素晴らしい。
 賛否両論ある結末ですが、僕は好きです。すべては愛ですよ(笑)
 とにかく最後の最後まで展開が二転三転します。目が離せません。

 しかし全50話はやっぱり長く、物語の全貌や秘密はなかなか姿を現しませんでしたね。
 ですが、熱いバトルや悲しいドラマや温かなエピソードを織り交ぜながら、レントンの成長とエウレカとの絆が上手に描かれてました。中だるみを感じさせなかったのはマジで見事。
 後半、とにかく人がよく死んだ。鮮血吹きだす鬱アニメを、よく日曜朝7時に放送してたな(笑)

 僕の大好きなSUPERCARの曲が挿入歌に使われてましたね~!もう名曲です。イントロですでにワクワクが最高潮。躍動感&疾走感&爽快感マックス。映像との相乗効果でテンション上がりました。


 アニメレビュー、「蟲師」。

 本作のタイトルにも入っている「蟲」(むし)は作者の創作であり、我々が一般的に知っている「虫」いわゆる「昆虫」ではない。
 「蟲」とは、現実世界でいえば幽霊や妖怪のような存在がそれにあたるが、作者はそれらの怪異を、普通の人には見えない「蟲」という存在の生命の営みから起こる現象と捉え、霊能力者を「蟲師」(むしし)という「蟲」専門の医者かつ研究者とすることで、これまでに存在した怪談や霊現象を取り扱った物語とは異なる新たなストーリーを創り出している。(ウィキ抜粋)

 神アニメですね。完成度が凄まじく高い。
 主人公である蟲師のギンコが、蟲に冒された患者を診ながら旅を続けていく物語です。

 まず世界観が素晴らしい。
 ギンコだけは洋装なのですが、他の人物はみな和装です。時代設定は明示されていませんが、「鎖国が続いた日本」か、「江戸期と明治期の間」らしい。
 沿岸の漁村や山間の村里…奥深い自然の中で、ひっそりと江戸時代以前の生活が営まれている不思議な世界。山々の深緑や海の青…峻険な日本の原風景が描かれています。
 視覚的にものすごく綺麗です。

 そしてその中に蠢く異形の存在、蟲。光を発しながら浮動し流れていく巨大な生命の塊。彼らと人々の接触。


 流れる雲のように蟲たちに意志はありません。時として人間に仇なす彼らも、結局は人間と同じように、

「ただ、そこにあるだけ」

 そんなギンコの言葉が印象的です。
 その不可思議な世界には美しさがあり、愚かさがあり、畏れがある。

 毎回登場する蟲たちの特性は謎に満ちています。
 ギンコが治療法を見つけるまでの過程は、ひとつの謎解きですね。
 科学や医学では解明できない蟲だからこそ、この対処法がまた興味深い。

 お手軽な感動はありません。理解困難な哲学性もありません。
 いくらでも小難しい世界に逃げられるんですけど、きちんと蟲と人との関わり合いを描く「内容の面白さ」で勝負してます。
 ①話完結のオムニバス形式なんですが、どこをぶったぎっても高い完成度のエピソード。
 心の底から「ほぉ~」とため息が漏れてしまいます。

 すべてを包みこむ深い自然の奥底でほとばしる、生命の奔流。蟲ってのはそんな存在なんじゃないかと思えますね。
 絶対推薦作。

 観念的な世界観に包まれてはいますが、扱っているテーマは遠い未来の現実なのかもしれない。
 久しぶりにアニメレビュー、「ペイル・コクーン」。

 個人的には新海と同等あるいは新海より上と云っても過言ではない天才、吉浦康裕の短編アニメーションです。
 やられましたね。30分という時間の中に無限の感動が詰まっています。これはもう「観ろ」としか言えない。

 この世界観から立ち上ってくる、得体の知れない冷たさ、切なさ、絶望、疲労感、焦燥は何と形容すればいいのか。
 シーンのひとつひとつから伝わってくる様々な想い。
 すべてが落ちたままなのに、何故か暖かな感情があふれてくるラスト。

 脚本、作画、カメラワーク、音楽…すべてが完璧。
 けれど、「完璧」とか「凄まじい」とか「衝撃」とか、そんな陳腐な言葉でこの余韻を揺り動かしたくない。
 言葉が追いつかないとはこのことです。

 ほんと、「観ろ」としか言えませんよこれは。

 Yahoo動画で、吉浦監督のアニメ「イヴの時間」が2ヶ月毎に更新されてくみたいですね。
 無料なんでぜひ観てください。たった15分の短編ですが、この作品も吉浦監督の才能の一端がうかがえる素晴らしい出来です。
 今すぐ「Yahoo動画→イヴの時間」をクリックだ☆


 SF的設定を媒介にしながら本質は別、と云う新海と比べると、吉浦監督はきちんと最後まで世界観に沿った物語を描ききっています。
 僕はどちらも好きですけど、新海作品を「何かごまかしてねーか?」と批判する人も、吉浦監督なら満足なのでは。知的ですこの人。

 何で新海と比較?っていうと、この「ペイル・コクーン」も吉浦監督の個人制作なんですね。音楽や音響や声優はもちろん人の手を借りてますけど、原案・脚本・制作はすべて吉浦監督。
 「ペイル・コクーン」は2005年完成のアニメですが、監督自身も、新海の個人制作「ほしのこえ」に触発された映像作家の一人。
 もうツボつきまくりですよ。次回作が楽しみで仕方ない。

 間違いなく2期につなげる終わり方でしたね(笑)
 アニメレビュー、「仮面のメイドガイ」。

 ある日、大財閥の財産継承者となってしまった女子高生、富士原なえかは、財産強奪を企む輩に命を狙われる事となります。
 そこで、財産を継承する18歳の誕生日まで彼女を守り、かつ彼女の暮らしを支える為、屈強なメイドが派遣されました。
 その名は…メイドガイ、コガラシ!(公式サイト参照)

 乳ネタがやたら多かったですね~。揺れたり弾んだりしてました(笑)
 パンチラ胸チラ含め、そこそこお色気もあったんですが、その辺りは何やっても弱くなっちゃいますね。どうしても。
 何故って同時期に、「かのこん」やってたから(笑)

 てか僕的に、もともとのキャラデザもそんなにかわいくないんですよね。
 性格はみんなかわいいですよ(笑)
 特にドジッ娘メイドのフブキさん!
 何であんな強くなってんだ(笑)

 まぁお色気なんてのは、どうでもいいんです要するに。
 このアニメの見所は、万能を通り越してもはや「超人」と化したスーパーメイドガイ、コガラシさんの「ご奉仕」でしょう(笑)
 家で学校で街で、毎度おこるハプニング。
 どのような「超」能力を駆使して、ご主人をサポートしちゃうのでしょうか。
 まぁコガラシさん、人じゃないわ(笑)
 洗濯や掃除から、一流シェフに匹敵する料理をはじめとする家事全般。
 サイヤ人も腰を抜かす戦闘力、MITで教鞭をとっていたほどの知力、その他諸々のあらゆる分野において、専門家も顔負けの知識と技術を有する、驚異的スペック(笑)

 それだけではありません。
 見ただけで身長体重から健康状態まで把握可能な「メイドガイ・スキャン」
 耳と電子機器を直接有線して脳内イメージを送信できる「メイドガイ・コピー」………
 などなど、毎回毎回登場する、人知を越えた特殊能力の数々(笑)

 クククククと不敵な笑いを響かせて、繰り広げられる型破りな「ご奉仕」。
 コガラシさんの総合値は、全キャラ中で最強ですね(笑)

 しかしメイドガイ。個人的には、
もっともっと大立ち回ってくれてもよかった
気がします。
 いや、ストーリーが成立する限界までメチャクチャやってくれてんのはわかりますが、もっとメイドガイの暴走が観たい!
 もっとはっちゃけた展開でもよかったんじゃないかと思いますね。

 実際どんなに話をかき回しても、絶対オチがつくと云うか、間違いなくまとまるはずなんですよ!

 だって「何でもアリ」で認知されてる超人コガラシさんが、ちょっと本気出せばいいんだもん(笑)

 どんなぶっ飛んだ流れでも、一発で収拾ついちゃいますよ(笑)


 2期は、もっともっと荒々しくていいんじゃないでしょうか。
 要するに、ネタが今一歩と云うか、笑いが止まらん!てまでいかないって云うか。

 今のままでも、及第点には達してるアニメなんですけどね。
 最強メイドガイのコガラシさんと愛すべきバカたちによる、ちょっと変わった「ご奉仕コメディ」をお楽しみください。

 アニメレビュー、「かのこん」。

 いやぁ。ついに最終回を迎えてしまいました…。すごく残念です。
 何か大切なものが、自分の中で終わっていくような、何かこう、そこはかとなく切なく、こそばゆいような気持ちですよ(笑)
 週1回の生き甲斐だった…。これがあったから1週間頑張れたのに…(笑)

 「あまえんぼさん」とか「つんつん」とか、よくやってくれたよ…まったく(笑)
 最終回も笑わせていただきました。
 最後までおせおせのヒロインだったなぁ。
 押し倒す→ズボンぬがす→パンツぬぐ。

「エッチしよ、耕太君」
「ひゃぁっ!ブラがノゥノーゥ!」

 ノゥノーゥって(笑)

 原作のラノベが売りにしている「寸止め」の描写を、そのままアニメでも踏襲した感じでしょうか。
 スタッフもなんか開き直ってますね。

 田舎で祖父と2人で暮らしていた純朴な少年、小山田耕太は、都会の学校に転校してきた高校1年生。
 新しい環境に緊張する転校初日、耕太は見知らぬ先輩に告白されました。
 彼女は、学校で一番と噂される美少女、源ちずる。


 自慢の大きな胸で所構わず耕太にアプローチをかけるちずるですが、彼女には誰にも話せない秘密がありました。

 公式サイトには↑のようにありましたが、しかし!
 これがどんなアニメかを説明したいときは、ただ一言、云ってあげればいいんですよ。

「エロい」

 と。

「半端なくエロい」

 と。

 毎週繰り広げられる怒濤のスケベ地獄は、アニメの限界を完全に突き破ってます。
 ATX等ではR15の視聴制限。GyaOに至っては、余りのエロさ故に配信中止になったと云う(笑)
 あそこまで思いっきりよくスケベに仕立ててくれると、逆に爽快でしたね~(笑)

 間違いなく神アニメですよ(笑)
 アニメと云うメディアのひとつの可能性を感じました(笑)

 とにかく「エロさ」が、優しく突っ込めるレベルを遙かに越えてます。
 こんなの放送して大丈夫かと、観てるこっちが心配になるくらいのエッチっぷり!

 ヒロインの生乳にむにゅっとされる主人公、なんて挨拶みたいなもんです(笑)



 下着姿のヒロインと主人公がローションでぬるぬるしたり、パンツをぬいで突き出したヒロインの尻をペンペンしたり、「モンブラーン」と叫んでなめたり、絆創膏はって水着にしたり…。
 キリがねぇよ!!!

 もちろん18禁のエロアニメではないので、乳首や局部はかくされてますけどね。
 あくまで「ギリギリの学園ラブコメ」ですから。

 しかしながら回を追うごとにヒートアップしていく過激描写は、もはや突っ込む隙を与えてくれませんでした。
 次回予告すら、

「エッチにもわびさび!ってわけで抹茶プレーイ!
 ちずる抹茶を耕太君の茶筅でシャコシャコしてグビッといただくの♪
 苦くなんかないわよぉ♪
 ああっ☆耕太くぅん☆結構なお手前でございますぅう☆」

 とか毎回こんな感じだし(笑)
 かのこんの辞書に「自重」の文字はない!

 あのぶっ飛んだテンションに生易しい常識なんて通用しねーぜ!
 てなわけで、とにかく登場人物たちの繊細な心の機微とか、素直になれない気持ちとか、傷つけあう10代の恋模様とか…そんなの一切ありません(笑)
 一応、戦闘シーンもあるんですが、そんなの合計しても全体の3%くらい。
 どこまでも果てしなく、
中身がないアニメです(笑)


 今週はどんなエロを魅せてくれるのか!
 エロネタと云うかエロ演出と云うか、その点を楽しむために観てましたね(笑)

 ちなみに登場人物は、みんなかわいい奴ばかりでしたよ!
 キャラにハズレがありません。画もフツーに僕好みでしたね。
 巨乳から貧乳、ロリからセクシー、ツンデレから不思議っ娘、双子キャラまで、みんなかわいい!
 エロさを抜きにしても、嫌いなキャラがいませんでした。
 主人公の耕太すら、ショタ受けでなんかかわいかった(笑)
 声が能登さんだからってのもあるかもしれませんが、モテモテなのに腹立たないですね(笑)

 まぁとにかくそんな感じの、ぶっ飛んだアニメです。
 別に観なくてもいいような作品ですが、こう云う下らないのもあっていいのでは。

 配信中止がでたときに、「このような作品が必要なのか」と云う意見もネットにありましたが、別にいいじゃんって思う。
 僕の中ではなくてもいい部類の作品ですが、観ててフツーに楽しかったし。
 ただエロくてバカバカしいだけのアニメも、アリじゃないですか。
 アニメに対して求めてるものが違うからって、必要ないと断罪するのはひどすぎる。

 ってなわけで、倫理観と云う衣を脱ぎ捨て、巻き込まれてしまおうじゃありませんか!!
 真っ裸で一緒に踊ろうじゃありませんか!!
 きっと楽しい気分になれますよ。半一周して逆にいい匂いでした(笑)


 個人的には委員長がめっちゃ好きだった。
 ツンデレのしっかり者で、常識を備えている数少ないキャラのひとりです(笑)
 お堅すぎるとこもまたかわいい。デレたり照れたりしたときの破壊力は核弾頭並ですよ。

 アニメレビュー「紅」。

 五月雨荘に住む駆け出しの揉め事処理屋、真九郎。
 恩人であり尊敬する大先輩の紅香は、ある日1人の少女を彼の元に連れて来ました。
 紅香の依頼はその少女、世界屈指の大財閥の御令嬢、九鳳院紫の護衛だったのですが…。
 彼女はある人の依頼により、紅香が九鳳院から連れ出した少女でした。

 しかしながら、九鳳院が本格的にでばってくるのは、連れ戻された紫を奪還しにいくラスト2話だけです(笑)
 紫が育った九鳳院の家や、そこに生きる人々がいかに狂っているかと云う描写は、もっと欲しかったかも。
 確かにあんな家に育ったら精神ぶっ壊れるのも納得できるよ。竜士もある意味で被害者なんだよな。
 ただ異常で、超巨大な権力を持っている家系だと云うことしかわかりませんでした。

 跡取りでもある紫の兄の竜士や、まだ常人らしいところが残る父の蓮丈、九鳳院の因習の中で死んでいった母の蒼樹…。
 話数があったら、呪われた家に生きる業深き人々の心理やら葛藤やらをもっと描けてたのに!
 残念です。

 テロや幼児誘拐に巻き込まれたりした(らしい)真九郎と、幼なじみ(らしい)情報屋の銀子との幼少期。
 暗殺家(らしい)崩月先輩の家に引き取られてから崩月流を身につけ、家業に就くまでの課程。
 天涯孤独な真九郎の身の上話をキチンと観てみたかったよ!笑
 各キャラもっと動いてほしかったのに残念です。
 

 原作補完か2期に期待ですね。
 話数さえあればなぁ!!笑

 では、時たま一瞬現れる過去描写はフラグを立てるだけにとどまり、そんな諸々を犠牲にしてこの物語では何が描かれていたか。
 それはまさに、

「紫と真九郎の日常」

 これにつきます。
 これがこのアニメで描かれていたテーマです。
 真九郎の生い立ちや彼を取り巻く人々、或いは九鳳院の家などの設定は物語の装置として働いてるだけで、本質ではない。

 九鳳院の娘として呪われた宿命を背負った紫。
 同じく暗い過去を背負い、一見普通ながらどこか陰のある真九郎。
 「自分ですること」の一切を禁じられていた生活をしていた紫は、世間や常識を全く知りません。

 しかし何色にも染まっていないからこそ、何色にでも染まることができる。
 五月雨荘の闇絵さんや環さんなどの個性的な女性方(この人たちももっと観てみたかった!笑)に囲まれ、真九郎と生活していくうちに紫は変わっていきます。

 なによりもキャラたちの「掛け合い」は見事。
 これはまさに声優のなせる技ですね。


 何気ない日常の会話のやりとりが巧みすぎて、思わず笑ったり感心したり。
 全体的な雰囲気は落ち着いている、むしろ陰鬱でさえあるのに、この日常シーンの中で繰り広げられる人物たちのやり取りが妙に際だっていてよかったです。

 いやぁ、紫はマジでいい娘ですわ。最高です。かわいすぎます。このかわいさは反則。

 ロリータ好きとか関係なくて、素直にその演技に感動します。
 作画もホント細かいとこまでよく動きますよ。表情や仕草から髪の毛が躍動する様子まで。
 スタッフの幼女に対するもの凄いこだわりを感じました(笑)

 だって
マジでかわいくていい娘なんだもん(笑)
 
 次第に世間の常識(?)を身につけ、真九郎と強い絆で結ばれていく紫ちゃん(7歳)の成長をお楽しみください(笑)

 個人的には、才色兼備なのにどこかぬけてて、真九郎へのアプローチも空回りの崩月先輩がよかった(笑)

 水木しげるの妖怪大辞典みたいなのを愛読してた幼少時代。
 様々な妖怪の生態や住処の図などを読んでは胸を躍らせておりました。河童とかぬらりひょんとかは割といい物件に住んでた気が…。
 西洋の魔物って単なる恐怖の対象って感じだけど、日本の妖怪はなんか可愛げがあるな~とか思いますね。
 やることもあんまりエグくないし。恨めしそうに皿数えて驚かせたり、翌朝消える偽銭で酒を騙し買いしたり。もちろんただ人間に仇なすだけの奴らもたくさんいますけど。

 アニメレビュー、「モノノ怪」。


 謎の薬売りを主人公としたモノノ怪にまつわる5つのエピソードがオムニバス形式で紡がれていきます。

 ただの妖怪アニメと一線を画す特徴はやはり独特の作画でしょうか。

 アニメというか、切り絵のコマ送りを観ているような感覚。和紙のような質感。「和」の中に光る独自のセンス。

 鮮やかな色使いは特に印象的でした。観ていてまったく飽きません。初めて触れた作風でしたね。




 初心者の僕はこれが何という手法なのかわかりませんが><

 話の内容もモノノ怪ならでは!って感じでよかったです。
 古くから人と妖は深く関わってきました。

 モノノ怪は常に人の中にあり、人心を惑わし、厄災を及ぼします。

 
 モノノ妖のカタチとは人の因果。人の情念や怨念に妖がとり憑いたとき、それはモノノ怪になる。



 人がいるところにモノノ怪がある。むしろ人がいるからこそモノノ怪がある。

 故にモノノ怪をみると言うことは、をみると言うことでもあります。

 そこに生まれる人間ドラマが非常に面白い。

 

 その人の情念や怨念の正体、事象や心の真の有様を明かしたとき、初めてモノノ怪を斬ることができる。

 モノノ怪「真、理、カタチ」とは、そのまま人の心のそれなのです。


 いとも簡単に搔き乱され惑わされてしまう、人の弱さや醜さ、抱える苦悩。

 そう言ったドロリとしたものをエグリ出していく物語の展開は秀逸で、引き込まれてしまいました。

 
 科学が進歩し忘れてしまった存在に想いを馳せてみたい方におすすめです。

 アニメレビュー、「true tears」。

 ダークホース。電波入ってますが、
超良質の恋愛アニメ
です。
 主人公1人にヒロイン3人で、1クールに無理なく収まっています。
 恋愛アニメにおいて主人公がモテるのは仕様です。

 まず作画は毎回抜群の出来でした。
 空の色から家の廊下の絶妙な薄暗さまで、光の加減がすごく綺麗です。細部までホントに細かく丁寧に描かれた背景と相まって、非常に印象的でした。
 人物も好みのタッチでしたね。モブキャラも動くわ動くわ。
 とにかく作画は僕的には100点満点。メチャクチャ美しい。画を観るだけでも視聴の価値ありです。

 絵本作家を目指す高校生、仲上眞一郎は、仲上家に引き取られてきた同じ高校に通う湯浅比呂美、そして両親の4人で暮らしていました。
 ある日、学校の裏庭で木に登って降りられなくなった少女、石動乃絵と出会った眞一郎。
 彼女は過去に起こったある出来事がきっかけで涙が流せなくなったのだと言います。
 彼女との出会いをきっかけに、眞一郎と比呂美、乃絵、そして友人である野伏三代吉とその交際相手である安藤愛子との関係に変化が訪れていきます(ウィキ等参照)。

 「どうせ正ヒロインで落ち着くんだろ~」とか思ってるあなた、
甘い
です。チョコに蜂蜜かけるくらい甘いですよ。

 中心に描かれているのは、ヒロイン3人と主人公をめぐる、4角関係な恋模様。

 本来なら「ドロドロ」と形容されてもおかしくない展開を見せるこのアニメですが、僕の中で
いやらしさみたいなものがまったく感じられないんですよね。
 それが高評価の理由です。

 会話、表情、仕草、思考…丁寧に描かれたキャラクターの心の機微。前述の通りの美しすぎる田舎の風景。展開にマッチした音楽。
 場面の演出の1つ1つがこのテの作品に漂いがちな「軽さ」を打ち消して、静かで落ち着いた雰囲気を作り上げています。

 そんな「澄んだ空気」の中で展開される物語は、余計な要素がない故に、キャラクターの動きや感情の揺れがよりストレートに伝わってくる感じがしました。

 「ドロドロ」と形容するにはあまりに繊細で美しく、脆さを感じさせるこの雰囲気は何なのか。
 最初っからドロドロにしようと作られた他作品とは一線を画した、「純愛の交錯」。


 その向こうに描かれているのは新しい自分への
成長のような気がします。

 純粋で不器用で、それ故に自分の気持ちをどうしていいのかわからずに、戸惑い、持て余し、見失い、傷つけ合ってしまう、切ない青春模様。
 しかし登場人物たちは、戸惑ったりもがいたりしながらも少しずつ変わっていく。

 こう言うときに強いのはやっぱり女の子なのかなぁと思いますね。
 主人公の眞一郎だって、言ってしまえばただの優柔不断男です。
 本当に好きな人が誰かわからない。故になかなか選べない。だからますます傷つける。
 結局とってる行動は同じようなアニメの主人公と似たり寄ったりなのに、不思議とあんまりイライラしなかったな(笑)。
 やっぱりどこまでも青い春の
純粋さが、なんかすべてを許してしまうんですよね。

 さて物語はどんな結末を迎えるのか。
 主人公は誰を選ぶのか、最後の最後まで先の見えない展開でドキドキしました。

 アニメレビュー、「ロザリオとバンパイア」。

 平凡な少年である青野月音は、高校受験に失敗し、最後の希望校として「書類審査だけで入学できる」という怪しげな高校「陽海学園」に入学しました。
 しかしその学校は、人間世界で片隅に生きることを余儀なくされた妖怪が通う学校だったのです。
 入学式の日に、美少女バンパイア赤夜萌香に出会った月音。
 自分が人間であるという正体を隠したまま、妖怪だらけの学校で、彼の生活が始まります(ウィキ参照)。

 「お色気」と「昭和臭」。
 それがこのアニメのすべてです。

 まず艶声とパンチラに対してまったく有り難みがありません。

「こ…これは何かの伏線なのか…?」

 と思えるくらい、見えてます。あらゆるキャラのパンツが、あらゆる角度体勢から見えてます
 ここまで思いっきりよく見せられると、逆に気持ちいいですね。
 パンチラはもはや仕様です。
 胸もぷるんぷるん揺れるし、悩ましいかぎりですね。


 「昭和の臭い」も演出の随所からぷんぷん漂ってきます。

 キャラソンで一昔前のアイドルの懐メロカバーをしている点を鑑みると、これはもう狙ってやってるんでしょうね。
 例えば主人公の萌香はキャラソンで「赤いスイートピー」をカバーしてます。
 CVが奈々さんだからかなり上手なんですが。

 「ドキッ!アイドルだらけの水着大会」なんてパロディ出されても、わかんねーよ世代的に(笑)。

 総じてストーリーはそこまで面白いもんじゃありませんでしたね。やたら色っぽいだけで。

 話の展開も似たり寄ったりでお約束。ご都合主義で突っ込みどころ多数。
 バトルは毎回ワンパターンで速攻ケリがついちゃいます。

 萌え重視の、ちょっとエッチなラブコメです。

 アニメレビュー、「スカイガールズ」。

 世界を襲った謎の機械細胞群「ワーム」。
 人類は人口の3分の1を失うものの、最終破壊兵器の使用により何とかワームの壊滅に成功します。
 それから10年の年月が過ぎました。

 桜野音羽、園宮可憐、一条瑛花の3人は神奈川県横須賀市追浜の基地に集められます。
 そこで目にしたものは今までの戦闘概念を根本から覆す新兵器、飛行外骨格「ソニックダイバー」でした。
 負傷によりパイロットを引退した冬后中佐の元、ソニックダイバーパイロット候補生として3人の訓練の日々が始まります。
 しかし危機は迫っていました。10年の時を経てワームが復活したのです。
 彼女たちは、人類の未来と希望を乗せ、ソニックダイバーで大空へと舞い上がります(ウィキ参照)。

 ソニックダイバーのデザインがカッコ良すぎです。
 生身とロボットの中間みたいな、オタじゃないんで上手く説明できないんですけど、メカ娘のデザインがパワーアップしたような、なんかこうとにかくカッコ良いんです兵器的に!笑
 こんなのに乗って戦うなんてどんなすげぇバトルになるんだ!?ってすっげぇ期待してたんですよね。

 始まる前は。。。

 MELLが歌うOP「Virgin's high!」もバリバリの神曲で、これはかなり高得点な予感がするぜ~とテンション急上昇でした。

 始まる前は。。。。

 てか、僕はもっとシリアスなストーリーを予想していたんです。
 ワームと言う正体不明の巨大生命体に滅亡寸前まで追いつめられた人類最後の抵抗。ソニックダイバーに乗って戦う少女たちの、様々な悲哀や苦悩…みたいな。

 僕的には「かかってこいやぁあ!」って、かなり構えて第1話を観始めたわけです。

Aパート

じいちゃん「孫を戦争に行かせるなど…絶対に許さん!!」



Bパート

音羽「じいちゃん、あたし行ってくるね~!」

僕「軽っ!」

 観ていくうちにわかりました。
これ基本明るいアニメです

 人類存亡の危機じゃねーのかよ!って中で結構みんな面白おかしくやってます。
 温泉行ったり、空中ショーやったり、南の島で楽しく遭難したり、クリスマスパーティーやったり。
 これにはもう完全に肩すかしを食らった状態でしたね。


 ニコ動でよく「クイック」とか言われてましたけど、Aパートで発生した問題はほぼ百パーセントBパートで解決します。最後はソニックダイバーで敵倒して終わりみたいな、すんなりメデタシメデタシになる展開が多かった。
 でもいいんですよ。最悪バトルが良ければ。

 しかしそんな肝心の戦闘描写も…物足りないと言わざるを得ません。


 テイクオフから敵撃墜までが早い(笑)


 「デルタロック」(途中から「クアドラロック」)って言う敵を囲んで集中砲火→大破☆みたいなえげつない必殺技を使うんですが、あれはちょっと卑怯ですよ。
 あの技発動したらすぐ終わっちゃいますからね。戦闘描写もクソもありません。
 スーパ戦隊シリーズみたいな特撮モノでも「敵現る→5人が変身→撃退→敵巨大化→ロボット合体→必殺技」みたいな大まかな流れがあるじゃないですか。



 ソニックダイバーが登場しても、ちょっとミサイル発射していきなり必殺技じゃぁ味気ないです。もっとバトルシーンに尺をとって欲しかったなぁと思いますね。


 せっかくの設定も、メチャカッコ良いソニックダイバーのデザインも、全部もったいない。生かしきれてないですよ。

 まぁそんなこんなでサブキャラのストーリーも交えつつ、話は進んでいきます。
 部下思いの冬后大佐。思惑ありげな緋月少尉。ドイツから来たエリーゼ。謎の少女アイーシャと周王博士。
 様々な障害を乗り越えながら絆を深めていく、スカイガールズと仲間たち。
 そしてワームから現れた者は…。 

 最終決戦では熱い戦いが見られたんですが、内容的には(((゜д゜;)))って感じでした。
 ご都合主義に次ぐご都合主義でフラグを回収して、感動的なオチに持ち込もうとしてるような無理矢理感がありましたね。
 まぁ最後にたくさん動いてるソニックダイバーが観れてよかったんですが(笑)。

 結局シリアスも期待していたバトルも中途半端で、一体どこを観ればいいのかよくわかりせんでした。

 強いてあげるなら、やはり突然ワームと戦うことになった少女たちの日常でしょうか。
 些細な諍いや壁を越え、結束していく彼女たち。


 もともと戦闘はおまけで、明るい日常パートを楽しむアニメなんだろうと思います!