受験生の皆さん、共通テストお疲れ様でした。
よかった人も悪かった人も、明日から気持ちを切り替えて2次試験の対策に望んでください。
以下、個人的雑感です(東進の見解ではありません)。
※夜中に書いているので文章ひどかったらごめんなさいw
まず、全体として試行調査のカラーはかなり薄くなったと思います(こういう問題出すなら、試行調査いらなくね? っていうか試行調査はかえって混乱のもとじゃね?)。
これは、試行調査の難易度がかなり高かったので、若干センター試験よりに寄せてくるかなと予想しておりましたが想定以上でした。
試行調査で見られたような、誤答の原因を指摘する問題、公式の証明、複数解答させる等の設問は全く見られず。太郎さんと花子さんの会話も相当控えめ。
来年以降もこの傾向であれば、センター試験の延長線上にある試験と言ってよいでしょう(旧センター試験の問題はかなりやりこんだ方がよい)。
ただ、分量は、数学Ⅰ・A、Ⅱ・Bとも増えてますので、その辺の対策をしていけばよいと思います。
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以下、設問ごと。
数学Ⅰ・Aから
第1問
[1]2次方程式の問題。ス以外は易しい。スも標準レベルなのでこの問題は落としたくない。
[2]図形と計量。(2)がドキッとするが、計算すると余弦定理の分子なので、易しい。
(4)がそこそこ難しいかな(でも3択と4択だし、図を描いてみればなんとなくわかるのかな)
第2問
[1]2次関数。日常生活に関する問題ということでちょっと試行調査に寄せた問題。やっていることは易しい。
[2]データの分析。ひたすらデータを読み取らせるだけで到底数学の問題とは呼べぬ。落としたくない問題だが、ここで時間を食わないことが大事。
第3問
確率。条件付き確率。スがわかればただの計算問題。選択問題では、これがいちばん易しい(と思う)。最後、有理数の比較をするが、微妙に値が近い数なので慎重にやる必要がある。
第4問
整数。とても面白い。最後のサとシが難しい。時間があれば全部調べちゃえばなんとなくわかる(穴埋めだからそれでよい)。
すごくきれいに解けたので、どこかで紹介したい(笑)。時間空いたらツイッターで上げるかも。
第5問
1:2:√5の直角三角形をうまく使うと計算が速い。しかし、図が描きにくいので(円が2つある)、最後苦戦しそう。
全体的に、まぁまぁ難しいと思うんだけど、一番最後の問題が4択だったりするので(適当に選べば25%で当たる。通常最後の問題は正解率が一桁ということも多いのですがこの設問の作り方だと25%以上になってしまう)、こちらの予想以上に平均点下がらないのかも(某予備校では上がる予想でした)。
数学Ⅱ・B(解説講義があるので、ネタバレしないように、コメント少なめです)
第1問[1]三角関数 cos合成の話は久しぶり。誘導があるから、それにのれるかかがポイント。
第1問[2]指数対数。 双曲線関数ネタ(有名)。上位生は「なーんだ」で片付くと思う。知らなくても計算してみればできる。しかも最後4択。出来が読めない問題。
第2問 微分法・積分法。ごちゃごちゃした計算がない分、これは易しいと思う。
第3問 確率分布と統計学的な推測。 計算量が少なくなった気がする。易しい。
第4問 数列。まぁまぁ難しいと思うが、センター試験時代の数列は難しかったからそれと比較すると標準。
第5問 ベクトル。立方体を正十二面体にはめこみする(一応)有名ネタ。正五角形の問題を一度でもやっておいたことがあれば、あとは正確な計算力の問題。
そういえば、共通テスト本の面積公式を使える問題が出てました。来年度に向けてもオススメです。