公開授業のときに今年の京大の入試の話になったので解いてみました。

 

今年の京大理系は全体的に難しくなりました。

過去問演習講座で詳しく解説しますので、受講する人は期待してくださいね。

 

第1問

 

複素数平面。昔の複素数平面の入試ではよくあった問題。

確か、受験数学特別講義で同じような問題扱っていたはず。まぁまぁ易しい。

 

第2問

 

(1)はn乗+n乗の3項間漸化式に持ち込んで帰納法の典型問題

(2)はsitθ/θの極限に持ち込む問題。

これもまぁまぁ易しい。

 

この2問で点数を稼ぎたいですね。

 

第3問

空間ベクトル。僕は、OD=αOA+βOB+γOCとおいて(一次独立性確認して)、代入して連立方程式解く方法で行きました。α=βが見えるので、それほど計算は多くないと思うけど。

やや難。東大特進の例題行きー。

 

第4問

 

p進付置の問題

 

n=3k+2、m=3lのとき、f(m,n)が9の倍数となれるので、それがさらに27の倍数になれるかどうか(なれる)、さらに81の倍数になれるかどうかを調べm、nを決定していく。去年までの整数問題と比べると、圧倒的に難しくなりました。

 

第5問

場合の数。

1行目が1,2,3,4の場合を考え24倍すればよい。

行の入れ替えを考えることに2行目の1番左が2の場合を考えて3倍すればよい。あとは丁寧に場合分けして8通りとあるので(2行目と3行目の3番目までの5個の入れ方を考えるだけ)、

8×3×24=576通り

もっと、裏がありそうなので、これは要研です。

標準(僕はそれほど難しくは感じなかったです)。

 

第6問

名大で似たような問題が出たけどこちらの方が圧倒的に難しい。

回転体の方程式を考えて、曲面の方程式を求め、それをx軸に垂直に切り、もう一度回して断面積を求める。

東大特進で扱ってる問題にかなり近いので、これも例題行き(もしくは差し替え)。

やや難。

 

第3問、第4問、第6問は結構厳しい。他の問題も落としてはいけないレベル(いわゆるバカ問)ではありませんので、できるできないの差が大きい問題だと思います。