なにかと話題の(?)九大も解いてみました。
第1問
微積分の計算問題。東大、京大と今年は第1問は計算オンリーの問題が多いな。2変数の2次関数までもちこめばそこからは簡単です。標準。
第2問
恒等式。4+degf(x)と2+degg(x)の大小関係で第2式の右辺の次数が変わることに気づけるかがポイント。(1)の論証で差が付きそう。(1)ができれば(2)は計算問題。標準からやや難。
第3問
確率と複素数平面の融合。(1)はD=0(2)はD<0かつ解と係数の関係(a=cとすぐわかる)(3)実部と虚部の比にもちこむ。
第4問
極限。漸化式を作って解く。状況がわかれば、なんとか行けるかな。
第5問
複素数平面上の一次変換。いろいろと議論になっているようなので、僕も少しツイートした問題。
改めて書くと、(イ)の条件で「Cは単位円の周に含まれる」とあるので、大学側は単位円のどの一部分かを丁寧に議論してくださいねと書いてあるように思う。自分が解答作るなら(数年前までの東進の解答は自分でした)、パラメーター表示法(順像法)で解答書きます。
易問もなく、難問もなく適度なレベルに思います。毎年見てますが九大は問題の作り方が上手い(テキスト、公開授業等で利用させてもらってます)。