京大理系です。

 

京大は、過去問演習講座で担当します。過去問演習講座では、詳しく解説します。

 

第1問

 

何年かぶりに中問2題になりました。

問1 有理数と三角関数の融合。cos2θが有理数であることからcosθの2乗が有理数とわかります。三倍角の公式でcosθでくくることに4(cosθ)^2-3が登場。この部分が0でないと仮定すると矛盾が起こります。易しい。

問2 京大も積分の計算がでました。どちらも参考書レベルなので易しいですね。

 

第2問

整数問題。いい問題です。

 

nが偶数のとき、f(n)が偶数でf(n+1)が奇数

nが奇数のとき、f(n)が奇数でf(n+1)が偶数

 

で、偶数の素数は±2しかないことを利用。京大では、2006年、2018年にも同じようなネタ(pの倍数で素数はpのみである)が出題されています。

 

第3問

これも良問ですね。僕は座標に入れました。Pをパラメータ表示して、∫ydxをtで置換積分。パラメータ消してもOKです。京大は座標の意識は常に必要ですね。

 

第4問

 

確率。設定をつかむことが大事。4以下の目(A)と5以上の目(B)がどの順番で起こればよいか考えます。

 

AA…ABB…BAA…A

 

みたいな感じです(かなり荒い説明です。最後のAA…Aはなくてもよいです)。AとBの変わり目を固定して場合分けして和をとります。そのさい、BとAの変わり目の場所も動くのでΣを2回計算することになります(省略しすぎててすみません)

 

第5問

これが第1問を除くとこれがいちばん易しいです。他変数なので一文字固定です。球の中心と正方形を含む面までの距離を固定します。東大の88年に似たような問題あります(こちらはこれよりだいぶ難しい)。

 

第6問

複素数と対数の融合。左辺がα^n+(αの共役複素数)^nの形なので2Re(α^n)になります。さらに、左辺が正になるのはn=8k-1、8k、8k+1の3つの場合しかないので、場合分けして計算します。

 

第1問と第5問が簡単なので落としたくないですね。第3問は少し難しく、残りはどれも同じレベルかともいます。この4問でどれだけできるかが勝負の分かれ目ですね。

 

 

今日は、これからランニングして明日の収録の準備をします。