昨日から、受験数学特別講義整数編の収録とその他いろいろの取材で東京に来てます。
夜はホテルで、新しい本の校正作業してますので、かなり忙しい。
ところで、昨日、一昨日と林先生の模試に関する記事がネットをにぎわしてましたね。
模試の作成をやめただけでニュースになるとは、あんたいったい何者やねんという感じですけど(笑)。社会的影響力が大きい人になっちゃったんですね。
ちょっとだけ便乗して僕もコメント。
まず、根本にあるのは
模試の作成は難しい
ということ。いい授業するのはセンス(もしくは才能といってもいいかもしれない)だと思いますが、いい問題を作るのもセンスだと常々思ってっています。
だから、センスのある人が時間をかけて検討しないといい問題(いい模擬試験)は作れないというのが持論です。
ですから、模試の作成はとても大変な作業です。もちろん、模試を作成することにより、その対価は払われますし(少額ですけど、駆け出しの頃はありがたかった)、教材作成のスキルが上がる(これは参考書とかを執筆する際にに役に立った)というメリットも講師にはあります。
僕も河合塾時代は約10年間(くらいかな)、全統記述模試やテキスト等、いろいろ担当してしました。
特に最後の2年間はTテキストのチーフをやらせてもらいました。当時、35,36で、諸先輩方を差し置いて、若輩者である自分がこんなポストをやらせてもらっていいのかと思いましたが(河合塾側には、僕を育てるという意味もあったのだと思います(感謝)。)、今考えると、とてもいい勉強させてもらいました。
あと、林先生の記事を読んで感じたことは
この問題を自分で作ったと思われたくない!!
本当にそうなんですよ。
僕も去年までセンター試験本番レベル模試の解説だけ担当してましたが同じ理由で担当を外れました(ツイッターでいろいろ書いてあるのでこれ以上は書きませんが)。
林先生同様、僕も現在模擬試験にはかかわっていませんし、当分関わることもないでしょう。解説だけはもう勘弁ですし、作成から関わるには上で述べたように時間的余裕がないというのがその理由です。
さて、今日も頑張ります。