戊(つちのえ・陽の土)の人の特徴
戊のイメージは、どっしりとした大きな山や大地です。
落ち着いた雰囲気を持ち、根拠のない自信家なところがあり、状況に合わせて自分を変えたりせず、いつのまにか周囲を自分のペースに巻き込んでいきます。
何があっても驚かず飄々としていて面の皮が厚いところがあり、都合が悪くなるととぼけて逃げてしまう、要領の良さも持ち合わせています。
日常的にはどっしりとしていて、一度腰を落ち着けるとなかなか動きません。しかし、好きなことになら積極的に行動し、いざとなると陣頭指揮をとりたがります。基本的にはケチですが、勝負に出るときは、大盤振る舞いも厭わないという一面があります。
十干の中では最も鈍感であり、素直で天然な大らかさがあります。信義を守り、節操を重んじるので、いわゆる大人の風格をもった人といえます。
環境の大きな変化にも対応でき、どんな仕事についても問題なくこなしていく能力があるので、人を自分の器の中で生かすという寛大な精神で労を厭わず働けば、やがて財をなし頂点を極めます。反対にあまりにも動かず、自信だけ持ち続けると、頑固で融通が利かず、何かあると腹を立てるだけで改善策を持たない人になってしまいます。
土の人は食べることが癒やしになるので、美味しいものを食べながらコミュニケーションを図ることが効果的です。特に男性はフルコースよりも焼肉などのガッツリ系の食事を好む傾向があります。
健康と癒やしについて
空腹に耐えられず、胃が空っぽになるのを不快に感じ、胃腸や消化器に問題が出やすい体質です。勉強や仕事で、長時間イスに座っていると、消化が悪くなり、小さなことでくよくよしたり、考えすぎたりするようになるので、デスクワークが多い人は休憩時間に体操するなどして、リフレッシュするようにしましょう。疲れた時は、甘いものがほしくなり、ストレスを食事で解消しようとします。体のバランスが崩れると、女性の場合は生理の周期が早まったり、不正出血が起こることもあるので注意しましょう。
薬膳アドバイス
脾臓を補う食品としては穀物(特にあわ)、豆、芋など。かぼちゃ、にんじん、いちじく、りんごなどもおすすめです。調子の悪い時は雑穀粥を常食してください。お腹が冷えた時は、ショウガ、ねぎ、にら、唐辛子、酢、ウイキョウ、陳皮などを加え、消化促進のためには、にんにく、しそ、梅干し、酢、サンザシなどをどうぞ。
ストレス解消法
とにかく食べることが大好きで、好きなものを好きなだけ食べるのが一番の癒やしですが、胃腸の調子を崩し悪循環になるので、欲張りをやめて「足るを知る」という気持ちを持ちましょう。たまには、プチ断食をして消化不良の老廃物を完全燃焼させることも必要です。
«癒やされる場所»
日光浴、温泉、囲炉裏
«癒やされる色»
暖色系
«金運アップ»
黒の財布
«カラーアドバイス»
ベージュ系や黄色を部屋や服装に増やすことで、消化吸収を良くし、免疫力を上げることができます。
«戊の有名人»
舛添要一、みのもんた、本田佳祐、北島康介、桜井よしこ、井上真央、吉高由里子など