デモーニッシュ九州支部からのお知らせ。 | マンガ偏食日記。

デモーニッシュ九州支部からのお知らせ。

でゎ、今日もよろしくん!
まづゎ私一押しの「怪物くん」(とゆーかA?)の魅力とわ・・
「怪物くん」とは怪物ランド(パスポート不要)ってとこから人間界に修行?にきた怪物の王子さまと三人の家来(オオカミ男、ドラキュラ、フランケン)が人間の子供(ヒロシ)と友達になり、人間界で繰り広げるA先生お得意?のスラップスティックコミックである。

まあ、シチュエーション的には「オバQ」「ドラ」に共通する突然日常に得体の知れないものがやってきた系(団体様であることと、居候しない点では新種といえよう)ではあるが、Aならではの心に引っかかる「味」が大盛りつゆだくになっている。ここでA先生のおいしいトッピングをご紹介。

その1
「ヒロシ」はなぜかおねえさんとの二人暮しである。
これについて作中では最後まで明かされてはいない。
が、2003年に発行された週間少年「」(かぎかっこ)vol.1で、船越英一郎氏(ご存知二時間ドラマの帝王!!)がなんとA先生に
「お父さん、お母さんはいるんでしょうか?」
という質問を!!
これに対してのA先生の回答は・・
「もう、亡くなっていらっしゃるんじゃないかと思う。多分ね。」
である。
いやぁ!これで長年の疑問の便秘もスッキリ・・しませーん!!
やはりそこらへんは想像力のカプセルをひとつ飲み込んで過ごすしかないようです・・。
おそるべし藤子Aワールド!!どうやらこのいやーな残尿感がポイントのようですな。

その2
痺れる擬音。
やっぱ次なるポイントは擬音ではないでしょうか!?
ここではF先生との比較でお楽しみください!(極端な例ですが・・)
 殴り系
F先生・・・「ボカ!」「ドス!」「ズド!」「ゴツ!」
A先生・・・「ボキ!」「ボクッ!」「ギャン!」「バイン!」「ボカチン!」
 驚き系
F先生・・・「ワッ!」「ワーッ!」「ゲエッ!」
A先生・・・「ギャッ!」「ギャギャギャ!」「ヒョーン!」「ウギャーン!」「ギニヤ!!」
 その他(何の音かご想像ください)
F先生・・・「バリッ!」「ガリッ!」「キキーッ!」「カチッ!」
A先生・・・「ドチャン!」「ドヒー!」「チャガ!」「ボイン!」「グギャーン!」
いかがでしょうか?
驚き・激痛系の名擬音「ギニヤ!!」に匹敵する擬音は荒木飛呂彦先生のキャラ登場時の「ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!」か水木しげる先生のビンタ時の「ビビビビビビビビッ!!」しか私には思いつくことができません・・・。

その3
敵対勢力
怪物ランドへの抵抗勢力その名も「悪魔組織デモーニッシュ」!!
シビれます・・。このネーミング。
あらためて活字におこすとまたまたカッコいいっ!!
少年時代には知る由もなかった夢野久作、丸尾末広、または河鍋暁斉いやいや、やはり曽我蕭白か。そうそうたる私のカリスマたちが頭に浮かびます。

悪魔組織デモーニッシュにはなかなかメルヒェンチックなキャラも多く、私のお気に入りは、てんとうむしコミックス8巻に登場の
「デモーニッシュ幹部シャボン玉のアワール」
見た目ただのおっさんなのがまたGOO!
シャボン玉に閉じ込めてやる気をなくさせるというダウナー教祖系のキャラだ。
シャボン玉に閉じ込められたヒロシのうつろなトリップぶりも必見です。

なかなか入手すら難しくなってきているレトロA先生作品。
ゼヒ、古本屋さんやオークション等活用して目を通していただきたいものです。

んだばまた!!