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ワンダフルとビューティフルとほろ苦さ【世界選手権2012年男子シングル】

予選とエキシビションを入れて、26日から始まったフィギュアスケートの世界選手権が終了しました。例によって男子シングルだけ。来週ペアやダンス、女子シングルを書きます。
選手については前回の日記でたくさん書いているので、それを見て頂けると幸いです。
http://ameblo.jp/shichinin/entry-11204596444.html

※前回以上に長いうえに、動画が非常に多いので重くなってます。すみません。


【男子シングル】
一言で表すと、クワドラプル(四回転)カーニバル。
いやー、もう熱狂しました。特にフリーは第3グループから生中継だったんですが、すけおたさんクワド好きさんが発狂熱狂興奮するような展開になりました。
ていうのもこのフリー、第3グループの選手から、ほぼ全員4回転入れてる!(第3グループでのクワドレスはイタリアのコンテスティのみ)いつ以来です? こんなの。一時期4回転に関しては「ジュベールしか飛ばない」とか言われたり、SPからクワドなんて4人しかいないよ!(09年世界選手権)っていう時代もあったのに。

そんなわけで男子シングル総合結果。この日は日本における世界選手権の歴史が一つまた更新されたと思ってください。表彰台に二人日本選手が上るのは初めてです。

総合結果
1 パトリック・チャン CAN 266.11 1 1
2 高橋大輔 JPN 259.66 3 3
3 羽生結弦 JPN 251.06 7 2
4 ブライアン・ジュベール FRA 244.58 4 5
5 フローラン・アモディオ FRA 243.03 6 4
6 ミハル・ブレジナ CZE 239.55 2 7
7 デニス・テン KAZ 229.70 8 6
8 ジェレミー・アボット USA 226.19 9 8
9 ハビエル・フェルナンデス ESP 225.87 5 14
10 サミュエル・コンテスティ ITA 224.89 11 9
11 小塚崇彦 JPN 218.63 13 11
12 ケヴィン・レイノルズ CAN 217.20 12 13
13 アダム・リッポン USA 216.63 10 16
14 宋楠 CHN 216.33 15 12
15 ケヴィン・ヴァン・デル・ペレン BEL 214.04 18 10
16 トマシュ・ヴェルネル CZE 210.66 14 17
17 セルゲイ・ヴォロノフ RUS 210.04 17 15
18 アルトゥール・ガチンスキー RUS 205.06 16 18
19 ミーシャ・ジー UZB 186.41 19 23
20 ペーター・リーベルス GER 184.13 23 19
21 クリストファー・カルザ PHI 184.10 20 20
22 ヴィクトール・ファイファー AUT 182.54 21 21
23 キム・ルシーヌ MON 181.37 22 22
24 ハビエル・ラヤ ESP 167.48 24 24




興奮発狂熱狂も多かったんですが、個人的には半分は切なさです。とりあえず後者から。

・アボットについて

→最近SPが調子よかったので、盤石かなぁと思ったら……。でもアボットの構成点が高すぎるという意見には反対ですね。あそこまで動きが「音楽との究極の一致」している選手だって珍しいのです。動きのきれいさだったら高橋より上ですよ。
だからかなぁ、今回ショートでもフリーでもミスが決して少なくなかったですが、いくら失敗しても構成点が下がらなかったのは、下地になっている基礎に裏付けられた高い技術と、彼自身が持っている深い音楽理解があったからではないかなと思います。これで構成点が高いとかぬかすやつはかかってこい!!

・スウェーデン代表について

→スウェ代表はマヨロフしかいなかったんだけど、また1枠&予選からの出場になってしまった……。来年アドリアン・シュルタイスが復活したらどーすんだ。フラメンコボレロ見たかったなぁ……。
演技確認してみたんですが……いつもよりスピードが出てる分、ジャンプのタイミングがズレちゃったのかなという感じかな……? 多分。しかしこのプログラムは失敗するとつらい……。

・ケヴィン・ヴァン・デル・ペレンがこの大会で引退なんて信じない
→気まぐれでワンモアイヤー、それどころか、ソチだって出場してほしいよ。嫁だって今回いい演技したし……。三十路超えてもクワドは飛べるよと言いたい。本当にいい演技でした。

・ガチンスキーについて
→ロシア本国でフルボッコにされないことを祈ります。本当に!



興奮発狂熱狂の部分について

・セルゲイ・ヴォロノフの4回転+3回転の復活

→号泣しました。まさか+3回転つきのクワドコンボが今季見られるとは全く思っていなかったので。2年ぶりじゃないっすか……。
ショート第1グループの最初の滑走、つまり出場した30選手で一番初めの滑走だったのです。それで4-3を綺麗に……。ワタクシこのヴォロノフのSP4-3コンボが、今回のクワド合戦の幕を開けたと思っていますからね!
ヴォロノフは09年世界選手権で、SPで四回転にトライした4人の中の一人です。今現在の選手で、もっとも美しい四回転を飛ぶ選手だと個人的に思っています。この四回転とトリプルアクセルは本当に決まると美しい。怪我の影響があって昨シーズンは入れられなかったんですが、今季見られて本当にうれしかった。
SPが「プリティ・リーグ」から「アルメニアン・ラプソティー」になったんですが、まぁ野球映画のサントラでサッカープログラムを滑るっていう矛盾よりも、今回のプログラムの方がナンボか滑りやすそうな感じでした。


・羽生結弦が表彰台。

→いや、全然想像してなかったわけではないです。ですが、現実に起こると「すげええええええええええ!」しか出てこないわけで。
羽生結弦の演技で何が起こったか。箇条書きにするとこんな感じ。
・途中の転倒で観客が全員おかん状態になる。
・母国開催のジュベール並みに湧き上がる歓声
・転倒以外の要素は完璧→技術点は優勝したパトリック・チャンより上。四回転を入れないと羽生に勝てないという事態に。
・SP7位で総合得点251点を獲得→最終Gのチャンと高橋を除いた4人(ジュベール、アモディオ、フェルナンデス、ブレジナ)は、パーソナルベストを更新しないと表彰台に上がれないという事態に。最終グループ前で表彰台争いに絡んでくる。


・ブレジナの骨太クワドサルコウを拝めた

→SP「鼓童」は是非日本で見たかった……。本当にメダル狙ってるのがわかったよ! この「鼓童」を最後に完璧で見れて本当にうれしかった! こんなブレジナワタクシがしってるブレジナじゃないんだぜ。
だからかな、本当にフリーが惜しい。思えばヨーロッパ選手権の時も完璧な演技をしたプルシェンコの次で、今回はノーミス演技をした高橋大輔の次滑走。更にSPで10点離れているといっても、羽生が出した総合得点251点を上回らなければならないっていう状態であり……。
だけど2回クワドって本当に選手の体力を奪うんだな、と思いました。しょーじきこのFS「アンタッチャブル」はひっじょうに体力を使うプログラムだと思う。緊張感があっていいプロだから、来年続行してくれないかな。これの完成形をぜひ見たい。


・ジュベールの復活

→お前またマトリックスかよ! なんていわない。フィギュアスケートでは、ジュベールといえばマトリックス、マトリックスといえばジュベールなのです。昔の衣装を着るとナンボか若返って見えますな。
大会始まる前、ジュベールが優勝争いに絡んでくると予想した人はそんなにいなかった筈。いざ蓋を開けると……やっぱり彼は強いアスリートでした。


・レイノルズの演技構成点が上がってきた!

→フィギュアスケートの採点は技術点と構成点という二つに分かれます。技術点はその名の通り「フィギュアスケートの技術」を純粋に採点し、構成点というのは要するに芸術性(アーティスティック・インプレッション)を評価するのです。スケーティングの綺麗さ、わざと技のつなぎ、パフォーマンス、振付、そして音楽の解釈……。
レイノルズはなかなか芸術点が出なかったんですが……今回それなりに高く評価されてきましたね。ワタクシの記憶違いかもしれませんが、7点台がそろってきたことはなかったはず。
あ、今季の彼のFSは「クロノ・トリガー」です。なんて親近感が湧くんでしょ。



その他
・テトが隣にいる。
→「風の谷のナウシカ」で滑った小塚の横にテトが……。




総括して。
ワタクシはアレクサンドル・マヨロフのフラメンコボレロが見たかった。……もありますが、上位に入るためにはクワドが必須になりました。
これはクワドの基礎点が上がった去年から言えることですが、今年になってそれが顕著になりました。何故ならば20歳前後の今滑り盛りの選手たちが、去年に比べて四回転の成功率が安定してきたから。羽生君の例がまさにそれでしょう。彼の場合ちょっと違うか。
そして、2連覇したパトリック・チャン選手は、決まると美しい四回転に無駄も隙もない研ぎ澄まされたスケーティング技術を持っている。さらに2回の四回転をコンスタントに入れているので、彼に勝つためにはスケーティング技術の向上と四回転を磨く、ということが必須になってくるのです。
「そこに壁があるから上る」というのもありますが、昔でいうところのヤグディン&プルシェンコのポジションに、今の時代にパトリック・チャンというラスボスがいるからこそ、打倒を狙って技術の向上時代が来ているのです。


それを除いて今回の結果、最終滑走のパトリックの得点が出た時はブーイングが出てましたね。ファンの間でも「これで優勝はおかしい」というお話が結構出てきてます。完璧な演技をしたジュベールや高橋が、なんでパトリックの下なのかーという感じでしょう。
確かに今回、ミスは決して少なくはありませんでした。ワタクシは「ジャッジは本当にいいものを見せたら絶対に評価してくれる」とも思っているので、あんまりジャッジに関してはネガティブなことを言いたくないです。観客の意思や意見と、スポーツの採点は別ものなので。観客が感動した演技でも、それはあくまで観客やファンのただの意見であり、ジャッジが感動したか、またいいと思ったか、というものは別物だということです。
要するに複数ミスしても勝てるっていうのは、それだけその選手の技術がピカイチなんだろう、というだけのお話です。そういう技術もジャッジは評価している事でしょう。
でも高橋とパトリックは同じぐらいだと思うけどなぁ。特に音楽解釈は高橋が上で全然いいでしょ。と、これはワタクシの意見ですが。
あとジュベールのスケーティングはもっと評価されてもいいとも思ってる。


まぁ、ワタクシが何か言うよりも、実際に演技を振り返ってみましょう。羽生を除いて、表彰台2人のフリーの演技です。


パトリック・チャン 2012年世界選手権FS「アランフェス協奏曲」




高橋大輔 2012年世界選手権FS「ブルース・フォー・クロック」




あとこのニースの会場、音がハウリングしすぎていてちょっと選手が滑りづらそうでした。

ここ半年で見た映画

労力の割に本人も誰も興味のないコーナー


前回は九月九日まで書いたっぽいから、今回は九月十日からです。


九月


オールドルーキー・・・できすぎだけど、ディズニーならいいじゃね? スピードメーターのシーンが好き


オーシャン・・・ドキュメントは基本途中で寝る


SF的社会見学・・・いうほど面白くない


奇面組・・・面白いのとつまらないのとがごっちゃ


時をかける少女・・・この辺の時期では一番良かった。


キャプテン・・・五十嵐がそっくり


追跡者・・・西部劇だが、あんまり記憶にない


ブルーワールド・・・ねてた


奇面組・・・・


ディープブルー…寝てた


ロッキー・・・えいどりあーん!


タイタンズを忘れない・・・人種差別もの。まぁ、普通


プロフェッショナル羽生善治・・・意外と普通に出勤してるのがすごかった


奇面組・・・よく見てるなこのころ


LIFE・・・このドキュメントシリーズは面白かった。が、寝てた


沈黙の追撃・・・黒人一撃


ウインチェスター73・・・うん西部劇


スパルタカス・・・どうしてもケツあごに目が行ってしまう


奇面組・・・またみてる


沈黙の聖戦・・・記憶にない


LIFE・・・記憶にない


プロフェッショナル柳家小三治・・・スタジオトークの一瞬で空気を張りつめさせる間がすごかった


スクラップ集団・・・コメディなのか、凶器なのか


奇面組・・・まただよ


二人にくぎ付け・・・一方がタカンドトシに似てた


LIFE・・はまると一辺倒な性格の私


沈黙の奪還・・・上に同じ


楢山節考・・・当時のガハたんには受け付けなかったそうです


地獄に落ちた勇者ども・・・なげぇ


奇面組・・・コメントなし


ロッキー2…アポロが倒れた!


LIFE・・・ノーコメント


奪還アルカトラズ・・・セガールにはなんでヒップホップなんだろうか?



レスラー・・・他人事ではない未来


奇面組・・・


コーチカーター・・・ルーキーズみてぇ


沈黙のレクイエム・・・


宇宙へ・・・あんまり見てなかった


キングコーン・・・コーンは怖い


四か月と三週間と二日・・・ミステリーだと思ってたのに


奇面ぐ…


リバウンド・・・コメディ


沈黙の激突


ザムーン・・・ふーん


刑事コロンボ・・・ここから、ころんぼシリーズか


コロンボ


世界最速のインディアン・・・あぁ、なんかよかった気がする


コロンボ


アポロ13・・・地球に戻ってきたとき、泣きそうになった


バレエ・・・記憶にない・こういうドキュメントは苦手


アルカトラズの脱獄・・・プリズンブレイクはここからぱくってる


コロンボ


激突・・・脚本が、映像はよかった


マルコビッチの穴・・・最後が怖かった


死の標的・・・セガールが若いらしい


コロンボ


インビジブル・・・ゴリラが透明じゃなくなるまでが面白い


コロンボ


アメリカンギャングスター・・・こういう話は苦手だそうです


プラダを着た悪魔・・・興味ないことだけど、それなりに見れた


コロンボ


コロンボ


フルメタルジャケット・・・主役があんな童貞顔だとは思わなかった


コロンボ


ゆれる・・・最後の香川の笑顔がなんか悲しい


真夜中のカーボーイ・・・織田裕二が似たようなドラマやってたなぁ。香取信吾と


コロンボ


フライングハイ・・・くだらない。好き


コロンボ


コロンボ


夢・・・ひな祭りの話がお気に入り


SP・・・面白かった


裸の銃を持つ男2・・・どれが2なのか解んない


ハゲタカ・・・これはなんか面白かった記憶が


座頭市


コロンボ


コロンボ


SP・・・堤真一と香川照之が兄弟なのが納得いかない


ハゲタカ


砂の器・・・最後の回想シーンが加藤剛だった


コロンボ


ハゲタカ


コロンボ


釣りバカ日誌


名探偵コナン 歌の奴・・結構面白かった


アリエッティ・・・しらぁ


コンサイマンショー・・・字幕のコメディは苦手だ


トップシークレット・・・これを楽しめるラビーがすごい


ストップオーマイママシュート・・・スタローンが気になって仕方がない


泥棒野郎・・・ウッディアレンはなんかダメ


コロンボ


コロンボ


エドTV・・・ふつう


コーラスができるまで・・・この手のドキュメントは今後借りないことにした


スケアクロウ・・・なかなかよかった


座頭市


座頭市・・・ここから座頭市ブームだ


座頭市


キングオブコメディ・・・一生のどん底よりも一夜の王でありたい


ワタリドリ・・・アフリカの鳥が籠のカギを開けてしまうのに驚いた


東京上空30秒・・・日本とアメリカで戦争の価値観がこうも違うか


座頭市


座頭市


スーパーの女・・・伊丹重三をよく見てた二月


クラッシュ・・・お祖母ちゃんが死んだ日に見ていた記憶が


刑事+二分の一・・・特に面白くもない


エニグマ・・・エニグマじゃねぇし。


丸さの女・・・


π・・・個人的には好きな映画


座頭市


座頭市


ロンゲストヤード・・・試合のシーンが結構面白い


博士の異常な愛情・・・字幕だとよく解らない


マイプライベートアイダホ・・・おしゃれな女が見るための映画って感じ


丸さの女2・・・2の方が好き


ソーシャルネットワーク・・・ザッカ―バーグ。ナップスターってなんだ?


百点満点大作戦・・・面白くもなんともない


クロコダイルダンディ・・・字幕


沈黙の要塞・・・セガールが若いのに殺陣のシーンがあまりこってない


マルタイの女・・・おんな


暴走特急・・・これは凄い面白かった


沈黙の陰謀・・・アクションが少ない


ミスターぶー・・・字幕・アオイホノオで絶賛されてたのだが


地球へ・・・ロボットでねぇのかよ


マルボーの女・・・暴力団対策が解った


ピンクパンサー・・・地味に好き


ウルトラマン80・・・きたよ


ザ・カンニング・・・結構好き


沈黙の脱獄・・・


タンポポ・・・子供のころに見て、おぼろげだったがこんなんだったのか


ウルトラマンレオ・・・かっこいいぜ


ピンクパンサー2・・感想は1と同じ


DENGEKI・・・意外な結末が意外すぎて嘘くさい


ウルトラマンレオ


笑う警官・・・つまらん


スピード・・・おぉ、大興奮だ


蛇の人・・・やっと見れた。確かに凄いシナリオだ


ウルトラマンレオ・・・うおおおおおおおおおおおおおお


ウルトラマンレオ・・・れおおおおおおおおおおおおお


アウトレイジ・・・なんか先が読める


レオ・・・うおおおおおおおおおおおおお


パンドラ・・・確かに面白かったが、ユーモアがあった方が好き


ウルトラマンレオ・・・うおおおおおおおおおおおおおおお



死月逸日

昨日は半年ぶりにドカベンアイランドというネットラジオがありましたね。どうでしたか皆さん、楽しんでいただけたでしょうか? 

まぁ、僕は聞いてただけなんですけど。


で、問題が一つ。


380円出して買ったフライデーを捨てるタイミングが、来週の木曜まである。

400円も出したのだが、内容がスッカスカだなこの雑誌。


もったいないからもうちょっと遊ぼうか。

今週のフライデーを見てね。



タモリ倶楽部の尻のグラビアの4ページ目の6個の尻・・・「肛門科ごっこやろうぜ!」と言い出したら、全員が患者役をやりだした様



13ページのツーショット・・・今晩、ジェイソンに殺される二人



12ページの左の女・・・見れば見るほど、グビラに見える



15ページの左上・・・「AV男優にならない?」と言われた瞬間



78ページのアンパイア・・・バックスクリーンにチアガールのパンツが映り「すとらいーく」



79ページの上の写真・・・「君はいちいち僕の性癖にケチをつけるな」「まぁまぁ、課長」



80ページの右上の写真・・・ネプチューンの無茶苦茶なコントに頭を抱えるプロデューサー



82ページの写真・・・いまいちなライムが浮かんだが、一応携帯にメモるユーザロック



87ページの写真・・・NUMBERの「あなたのフォークの握りを教えてください」の特集



92ページのタイガーウッズ・・・横井ケープから出てきて初めてのラウンド



100ページの右下のロックフェス・・・選挙演説のイロハを知らない忌野清四朗なりの街頭演説

フラワーエンジェルメタモルフォーゼ必殺アロマテラピー

私の土曜日は短いですね
春は粉っぽいのであんまり好きではありません
花粉とか、入学式の日に校庭に駐車された保護者の車の所為で立ち上る土埃とか、入学式だから母親が付ける安物のファンデーションの匂いだとか妙に乾きはじめた地面が粉っぽいのが堪え難い時期。大体なんていうか、こういう花粉とか発情期とかそういうものは私のように生命力の無いものにとっては毒になるのです。
早く刹那的なヤングの季節夏が来て欲しいです



■3月短歌

朝の八時九時新宿を しんしん離れる列車が好きよ



■池袋の丸亀製麺事件
私らには「池袋の丸亀製麺事件」っていうのがあって、それはどういう事件なのかというと、
私のお兄さんがですね、よく大学の友達とで丸亀製麺にうどんを食べに行っていたらしいんですけど、その時に合い言葉があってですね、母語が日本語じゃない人も含まれており90年代的で微妙にださい日本語を楽しむという意図で「製麺行っちゃう感じィ~?」っていうふうに彼らは言っていてですね、まあ製麺と言えば彼らの中では説明の必要も無く丸亀製麺の事らしいんだけど、それを家に帰ってまでも無意味に、お兄さんが、誰に言うとでもなくその「製麺行っちゃう感じ」とか「製麺行っちゃった感じ」とか無意味に言うからついつい「行かねーよ」って返事しちゃうから会話になっちゃうじゃん。知りもしないのに丸亀製麺というものが伝説化していった。
私は丸亀製麺を知らなかった。で、不思議な力で死ぬ事になる県にしかない店だと思ってたんですけど、この前ぜんぜん関係ない人とですね、池袋を歩いていてですね、初めて見たんですよ、その丸亀製麺って奴をよぉ。そして私は叫んだ、「あっ!丸亀製麺じゃん!」デカイ声で、そして恥をかいた。
自分に関係ない内輪ネタに載せられた挙げ句恥をかいた。丸亀のせいで

大体私はどら焼き買いに行ったんで製麺には用なんか無かったんですよ。なんか人の家の玄関先みたいなところでおもむきがありました。
朝の10時くらいに行かないと無くなるそうです。デパートの中だったらこんな商売許されないですね。美味しいです

すずめや
http://www.d-suzumeya.com/






しちちん

火曜日さん
あの「カヨちゃんが渋谷でボディガードと買い物をしていたのをナナちゃんが見ていた」というのは
よしながふみの「昨日何食べた?」でケンジの美容室の店長がお客さんと買い物をしていたのが娘にばれた→渋谷って何で知り合いに見つかっちゃうんだろうなあ、って言うあれなのか、ナナちゃんがあれなのかとおもったんですけどやっぱりナナちゃんがあれでしたね長々と済みません

木曜日さん
ありがとうございます!HAHAHAHAHA
そしてやはりKと先生は・・・・やおいとして認知されますね万歳ッッッ!!!!!

らくだ

クレ関です。

今週は、力を抜いて、小さい話で。
というのも、花粉症がバクハツしてグヅグヅなのです。

「らくだ」というのは、落語の演目の一つです。
別名を、「らくだの葬礼」とも。


らくだとあだ名される、馬という乱暴者のところへ、兄貴分(丁の目の半次)
が訪ねてくると、前夜手料理で食べたフグにあたってらくだが死んでいる。
そこへ屑屋が通りかかったので、呼び込み、
「弔いを出す費用がいる。家財を買い取れ」
ともちかける。
が、買い取るモンが何もない。

屑屋はその場しのぎに「気持ちだけを」となにがしかの金を差し出すが、
半次は許さず、
「月番のところへ行って香典を集めて来い」
と命令し、屑屋の商売道具である鉄砲ザルと秤を取り上げる。

屑屋はしぶしぶ月番の家へ行く。月番は、
「乱暴ならくだが死んだのだから、めでたい。
赤飯を炊くと思って香典を出せ、と言って集めてやろう」
と申し出てくれる。

やれこれで肩の荷が下りたと戻ってきた屑屋に、半次は今度は、
「大家の所へ行って、酒を三升と煮染め、イモ、はんぺん、ごぼうをカラメに炊いて、
握り飯も三升握って、持ってくるように言え。もしくれないと言ったら、
身よりのないらくだの死骸のやり場に、お前の家に担ぎ込んで
『カンカンノウ』を踊らせてやる、と言え」
と言いつけられる。

――この後、酒をしぶる大家のところへ、本当に乗りこんでいって
らくだの死体を踊らせたり、まんまとせしめた酒で二人だけの
宴会が始まったり、最初は偉そうだった兄弟分と、小心者の屑屋、
という関係が酔うに従って逆転したり……と、なかなかにエキサイティングな
展開を見せる。


――さて。

あらすじは上記のようなお話なんですが、「落語」というものは
いささか特殊な芸能でして。
それぞれのお師匠さんに、「一人前」と認められた、いわゆる
「真打」と呼ばれるようになった落語家。

この方たちは、師匠から習った落語を、その趣を変えない範囲で、
自由に言葉を取捨選択、あるいは入れ込んで、「自分だけの噺」を
作って上演することが出来ます。

もちろん、ウケると思ったネタはそのまま残るし、それがお師匠さんの
作ったネタで、なのにゾロッペ(テキトウ)に演じてしまったりなんか
すると、これはお師匠さんをしくじる原因になったりします。


この、「らくだ」の演目を得意としていたのが……あの、家元「立川談志」
でありました。

立川談志師匠――本来は立川談志家元、とでも呼ぶのが正しいのでしょうか――は、
この噺を、

・サゲ(酔った半次と屑屋が漬け物樽にらくだの死体を詰め、火屋(焼き場)に
持っていこうとしたところ、樽の底が抜け、替わりに願人坊主を詰め込んでしまう。
焼き場で願人坊主が目を覚まし、「ここはどこだ」「火屋だ」「ああ、ヒヤでいいから一杯」)
までやらず、半次と屑屋が集めた酒とつまみで酔っぱらううちに親分子分の
関係が逆転し、屑屋が半次に偉そうに怒鳴り散らす、などのシーンを存分に語る。

・本来落語の脇役であるはずの、屑屋の生き様を深く語る。

・その屑屋が、乱暴者のらくだについての思い出を語る時、ふと
「雨の中のらくだ」のエピソードを思い出す、という語りを入れる。

この三点の特徴を乗せて語ります。


このうち、サゲまで語らない、という点については、はっきりとした
理由があるようです(談志師匠に限らず、「らくだ」のサゲを語らない
落語家さんは多いらしいです)。

それは、今や「火葬場」の古語、「火屋」が通じなくなっており、
オチが客に分からなくなってる、ということらしいです。


注目すべきは、あとの2点でありましょう。


<屑屋の生き様を深く語る>

小心者の屑屋が、酒を飲んで大虎になり、半次の方がむしろ押され気味に
なるところがこの落語の笑いどころなのですが、談志師匠の「らくだ」では、
「屑屋が酒を飲んで大虎になる」という部分に、意味を持たせています。

酒でしくじり、屑屋に身を落とし、それでも家族を養うために屑を売り買いして
糊口を凌ぐ、屑屋の生き様。これが、虎になった屑屋の語り口調を聴く内に、
何となく身に染みてくる。

あるよなぁ。と思ってしまう。
小心者の顔をして、人の目を避けるようにして生きている屑屋の人間に、
輪郭が出来てきます。


<雨の中のらくだ、のエピソード>

これについては、僕は実際の談志師匠の落語から聴いたことがございません。
弟子の、立川志らく師匠の著書、「雨ン中のらくだ」というタイトルをググッてみて、
調べた内容に依っています。

「雨ン中のらくだ」には、このようなエピソードが書かれております。


「――屑屋の口から生前のらくだの淋しそうな姿を語らせることにより、
らくだという人間の奥深さが見えてくるようになりました。
ファンにはおなじみの『雨ン中のらくだ』です。

らくだが、雨の中でぽんやりしているのを屑屋の久さんが目撃し、声を掛けると。

『おい、この雨を買え』
『へへ。勘弁してくださいよ』

――その久さんの返答に、淋しそうに笑ってらくだはその場を去っていく。

乱暴な男の哀愁を映像的に言葉で表現した凄い場面です。
談志が長い年月をかけて到達したのが、『雨ン中のらくだ』だと私は思います」



雑な引用で申しわけないですが、だいたいこんなエピソードです。

この、「雨の中のらくだ」は、どのような意図を持って語られたのでしょうか?


正直。
分かりません。
落語通の方のブログを読んだのですが、この「雨の中のらくだ」のエピソードは、
むしろ、これまでの談志師匠の噺のなかで作り上げていた、乱暴者で
みんなの嫌われ者だったという「らくだ」像に対して
急に修正を求められたように感じ、

「大いに困惑するしかない」

という感想をその方は持っておられたようです。

ですが。

乱暴者で誰からも恐れられ、死んでからも誰からも悼まれることなく、むしろ
喜ばれるばかり(だからこそ落語になるのですが)の「らくだ」という人間の
生涯が、妙にもの悲しく響いてくるような気がする、のは、これは気のせい
というやつでしょうか。

粗暴な人間は、意図して粗暴なわけではなく、粗暴であることがその人の
普通であるわけで。
好きで疎まれたり嫉まれたりしてるわけではなく、ただただ自分の生き方に
修正が利かないだけ、だとしたら。

生きることそれ自体が、悲しみを帯びてくるような。そんな気がします。


――そんなことを考えている内に。
自分が今まで簡単に見限って居た人間たちが、まったく実はその人なりに
生きており、その人たちを単純に見限ってきた自分自身の方が無法では
なかったか? と思えてくるから、不思議です。

ああ。結局こんなに長くなってしまった。


もはや、この世に立川談志という落語家はいなくなってしまいました。
残された、談志の落語と、弟子の落語。
これらが後に、どのように発展していくのか。
楽しみでは、あるのです。


しちた


>イケダカズヤさん

「ジャンプを読まないということは言語をひとつ棄てるということだと思う」
というのはいい言葉ですねぇ。
実は、新しい言語を必要としているのは、主流の言語を喋ることに
抵抗がある人たちなのかもしれません。

>クロサキイオンさん

ヤンガンやエースやコンプティークや。最近のヤング(ふっる)は
選択肢がたくさんあって羨ましいです。
漫画雑誌を読んでて、最近は、「おおーそろそろこの漫画も雑誌に定着
してきたなぁ」と思って本屋に行ってみると、もう三十巻出てたりとか
して。のけぞってしまいます。

>ikagaさん

名文じゃないすか! 

「同人は罪悪ですか」と私がその時突然聞いた。
「罪悪です。たしかに」と答えた時の先生の語気は前と同じように強かった。
「なぜですか」
「なぜだか今に解ります。今にじゃない、もう解っているはずです。
あなたのミハアベオンリー本はとっくの昔からすでに同人で動いているじゃありませんか」
 私は一応自分の胸の中を調べて見た。けれどもそこは案外に空虚であった。
思いあたるような本は何にもなかった。
「私の本の中にこれという目的物は一つもありません。私は先生に何も隠してはいないつもりです」
「目的物がないから動くのです。あれば落ち付けるだろうと思って動きたくなるのです」
「今それほど動いちゃいません」
「あなたは物足りない結果私の所に動いて来たじゃありませんか」
「それはそうかも知れません。しかしそれは同人とは違います」
「同人に上る楷段なんです。三橋と安部が抱き合う場面(シーン)として、まず同性の
私の所へ動いて来たのです」


あははははははは。

>ガハクたん

うわもう「三月のライオン」七巻出てたのか……すっかり忘れてた……。
買わないと!
羽海野チカさんの描くぷにっぷにの頬のじょしが可愛くて仕方がないのです。

>お知らせ

次週金曜日より、「あの方」が帰ってきます。
メッセージボード欄を先に更新してしまったので、バレバレですが。
ふおお。もうミステリィが面白くないとかどうでもいいとか言わせない!
文学談義花咲くブログになったりしてね!

では以後、また宜しくお願い致します。
楽しみです!