ドラマの一場面です。

 

若い男女が、カフェで親し気に語り合っています。

 

テーブルの上には一台のスマホ。

 

話が佳境に入った時、電話が鳴ります。

 

男は「ちょっとごめん」と言ってスマホを取り上げ、横を向いて話し始めます。

 

当然二人の会話は中断され、完結しないまま別の話題に変わってしまいます。大切な話だったはずなのに・・・

 

 

【電話が鳴ったら即出る】

こんな行動が当たり前になっていて誰も疑問に思わないようです。
 

 

私の友人にはこんな人もいて驚きました。

 

「僕は映画はDVDでしか見ない。映画館だと電話やメールに即対応できないから」
 

こういう事って、“か~なり変”だと思うのは、私だけ?
 

世の中の多くの方達は、そんなにも即対応せねばならない緊急案件を抱えているのでしょうか?
 

人と共にいるときは、その人との会話が優先順位の一番なのではないでしょうか?

 

割り込み電話は侵入者です。

侵入者を優先することで、本来会話の相手と100%共有すべき時間が、完全に乱されます。
 

つまり、割り込み電話によって、その人の行動がコントロールされてしまうのです。

 

私たちは無意識のうちに、電話やメールや情報に貴重な時間と自らの意志で動く行動を支配されています。
 

せめて子どもと過ごすかけがえのない時間だけは、侵入者をシャットアウトし、100%我子のことだけに使いませんか?
 

今、目の前の人に100%心を傾けることで生まれるあたたかく柔らかい感情の大切さを実感させたいのです。