本当はもっと早い段階、11月15日七五三の日の前にアップしたかったのですが、バタバタ忙しく好評のこのコーナーのアップが遅れてしまいました
さてさて、七五三のピークは過ぎましたが、今年2010年の七五三市場の状況を見るうえで七五三ドッとコムでも注目している
『スタジオアリス』さんの10月の売上
を見てみたいと思います。同社月次売上報告によると、
2010年10月は前年度比 +15.9%の大増(115.9%)!
と前年同月よりも大きな売り上げ増を示しました。
(この規模の企業で単月15%もの伸びはすごいもんです!)
内訳を見てみると、
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平成22年次10月次
月次売上高 4,356(百万円)
10月度は、お宮参り、お誕生日撮影が前月に引き続き前年実績を大きく上回りました。また、本格的なシーズンを迎えた七五三撮影におきましても前年実績を上回りました。
以上の結果、FC店舗を含む全店ベースの売上高は前年比115.6%(開店1年以上経過した既存店ベースでは111.3%)でありました。
(中略)
売上項目別の売上高構成比は、七五三55.4%、お宮参り12.4%、お誕生日12.2%、お食い初め5.5%でありました。
売上項目別の売上高前年比は、七五三108.4%、お宮参り141.9%、お誕生日132.7%、お食い初め107.9%でありました。
------------------(スタジオアリ10月9日付「平成22年10月の月次売上高等について」より)----
※スタジオアリス―IR情報ページへのリンク
売上高を詳しく見てみると、全体の売上高から七五三分は
43億5600万円 × 55.4% = 24億1322万円
となり、七五三シーズン本格スタートとなった10月は8月から急伸した9月の16億7353万円からさらに大きく伸ばし、
△7億3969万円 (+44.2%)
となり、以前の「スタジオアリス(番外編) ―2009年実績にみる七五三の大きさ」でもお伝えしたように、11月の最高売上に向けて順調な推移となっていますね。
2009年と2010年の推移をグラフで比較してみると以下の通り。
※画像をクリックすると大きな画像で見れます。
青い線が2009年
赤い線が2010年 の同社七五三単体の売上推移です。
2010年10月の売上が2009年のそれを上回り、2009年の9-10月の勾配よりも大きく2010年は推移したのが分かります。
10月単月で七五三の売上を比較すると
2009年10月 22億2849万円
2010年10月 24億1322万円
と1億8473万円(+8.4%)と2010年が大きく上回わる結果に。
また七五三単体での売上累計においても各年1月~10月までで
2009年 77億4641万円
2010年 79億3262万円
と2億円近く上回っていることが分かります。
この売上累計が2億円近く上回っていること、そして10月単月売上が前年に比べて8%も売上を伸ばしていることはともに注目に値します。
なぜなら、日本は長引く不況が叫ばれる中、スタジオアリスさんは
七五三の売上を伸ばし続けている
ことが数字上裏付けられたのですから。
ツイッター上などでは不況のためか七五三の客単価が下がった、というツイートも目にしましたし確かにこの不況下それはあるかと思われます。
しかし、今回のスタジオアリスさんの10月の売上大増は、
まだまだ七五三という市場は大きく、売上を上げる余地がある
ということをある意味で物語っているのではないでしょうか?
同社のこの11月の売上結果が今から楽しみですが、ぜひ夢のある結果が出てくれることを祈るばかりですね
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