長期休暇明けに必死に芋を漉している鹿吉です。
こんばんは!
12日から17日まで要請が入りまして、本職の鹿吉ケーキラボを休店してまったく別の作業へと従事しておりました(笑)
おかげさまでなんとかすべての作業を終え、無事に鹿吉ケーキラボ開店しております!!!
リブログでなんとか凌いだ「鹿吉の徒然なるままに…」でございましたが、これまた皆様にせっせと足を運んでもらって嬉しい限りにございます。本当にありがとうございました!!!
本日より順次焼いては発送してまいりますので、ご注文いただいた方はもう暫くお待ちくださいませ~
そして爆笑ブログ(?)は本日よりがっつりと始めさせていただきます~♪
ということで本日は田舎者というものがテーマにございます!
この何日か、作業要請を受けて大都会名古屋に滞在しておりました。
作業のほとんどが力仕事と僅かな頭脳労働だったため、非常に疲れましたが、終わってみれば楽しいものでもございました。
その作業の合間を縫うようにして母とふたり、名古屋満喫街ブラタイムを過ごしていたときのことにございます。
愛知県はとても暖かい地域でございます。
個人的には「亜熱帯だな」と思うくらいでございまして、普段過ごす場所の寒さからすれば名古屋は本当に天国のような過ごしやすさでございました。
寒いと大変だからとそれなりに冬恰好をしてはいたのですが、その必要もないくらいの寒さでございまして、夕方の散歩を兼ねた街ブラタイムには程よい冬恰好で出掛けました。
そうでないと歩くだけで季節外れの汗をかいてしまって乙女的に恥ずかしかったのでございます(笑)
通常寒がりの母ですら「コートまでは要らないわよね?」という、避寒地名古屋!!!
私は厚手のブルーのニットに超ワイドジーンズを合わせ、念のために腰にウルトラライトダウンを巻いて、足元だけはムートンブーツで保護しておりました。
母はカシミヤニットを2枚重ねで着込み、暖かい黒のロングスカートを合わせて、足元は軽くスニーカーでございました。
それでも寒くはなかったのでございます。
この時期に軽装で歩ける名古屋は凄い!とふたりで感心しながら歩いていたのでございますが、ふと周囲を見渡せば、名古屋の街を忙し気に歩く都会人はみなコートを着込んでおりました。
薄いものもございましたが、ほとんどはしっかりとした厚手のコートかダウンでございます。
1月明けにコートなしで歩いている人は母と私だけでございました。
名古屋の人はオシャレさんだから、きっと寒くなくてもコートを着るのね、と変なところで感心していた私の腕を母が軽く引っ張って意識を惹き付けました。なんだろう、と母を見れば、母の視線は目の前のウインドウに釘付けにございます。
そこはスニーカーをメインにしたショップでございました。
飾られているスニーカーも素敵だったのですが、なによりも目を惹いて素敵だったのが、今年の干支を模した龍のディスプレイでした。
円を描くように回る二匹の龍。
見るだけで運気がアップしそうな気分になります。
母が興奮気味に「かっこいい!!!」とはしゃぎ、写真を撮りたいとウインドウ前でポーズを取りました。それなら、と私はスマホを出して、龍と母のコラボ写真を角度を微調整しながら撮ることにいたしました。
スマホの待ち受けにいいかも!と思うような写真をなんとか一枚撮り終えて、大満足で額の汗を拭っていた私の後ろを仕事帰りらしい男性がコートを翻しながら足早に通り過ぎてい……
くかと思いきや!!!!!!
なんと!!!!!!
あろうことかッ!!!!!!
「田舎もんか」
と宣ったのでございます!!!!!!
失敬!!!
この一言、失敬!!!!!
そりゃ、確かに田舎の寒さに慣れてヒートアイランド状態の名古屋の暖かさにコート要らずでございますけども!!!!!
そして常にはないオシャレなウインドウに興奮して写真まで撮っちゃっていますけども!!!!!
さらには歩きやすさ重視でぺったんこムートンブーツでございますから、名古屋女子のヒールのような華やかさはございませんでしたけども!!!!!!
まんま田舎もん、って……!!!!!
ほんまもんの田舎もんに言うのは失礼じゃあ、ありませんこと?????!!!!!
思わず憤慨しつつ、やっぱりちゃんとコートは着よう、と決意した私は今日も元気に焼いております。
お正月は過ぎてしまいましたが、2月末まではこちらの柄でサブレは出荷しております~
とても可愛いと評判の柄。
ちょっとした手土産にも大変喜ばれているそうにございます。
鹿吉のサブレは無添加ならではの安心感と昔懐かしい味わいのがっしりとした焼菓子でございます。ガリっと食感、ふわりと香るフレーバー、バターの濃厚な味わいに小麦本来の旨味が感じられるものとなっております。是非一度ご賞味くださいませ~
ご興味を持っていただけた方はどうぞこちらへポチっとな、宜しくお願いいたします~
ちなみに「田舎もん」発言に一抹の恥ずかしさを感じた私は、その翌日にはきちんとコートを着て出勤いたしました。前をきっちりと閉めずに歩けば然程汗をかかなくても済みましたので、これならコートがあっても乙女心が守られる、とルンルン気分にございました。
心の中ではスキップでも表面は都会人を偽装して無表情で歩いていた私。
相変わらず、その視線は好奇心のままに周囲の人々を観察しておりました。
すると前方から上下オレンジのジャージを着た男性が辺りをキョロキョロと伺いながら歩いてきました。足元はナイキのスニーカー。
バッグ等は持たず、突っ込まれた財布でポケットはパンパンに膨らんでおります。
彼が唯一持っていたのはスマホ。
それも自撮り棒に装着して、それを自分の目線よりもやや高い位置に固定して、名古屋の街を映すように動かしておりました。
ひとりで歩いている彼は常になにか言葉を口にしておりまして、
あぁ、カメラ電話で名古屋の街を映しながら誰かと話してるんだな
と思った私の耳に彼らの会話が飛び込んでまいりました。
「スゲー…」
『マジ、スゲー…』
「マジ、スゲーよ、マジ、マジでスゲー…」
『マジ、スゲー…!!!』
ほぼほぼ「マジ」と「スゲー」だけで会話をしている彼ら。
何にそんなに驚いているのか、と思わず私も視線だけで周囲を見渡してしまいます。
けれどもそこには如何にも名古屋らしい、都会の景色があるだけ。
新しいビルの合間に昭和らしい古い味のある建物があったりして、その汚れた看板すらもレトロでオシャレに見えてしまう、都会マジックのかかっている街並み。
「マジ、スゲー…」
語彙力の乏しい会話は私が周囲を窺っている間も変わらず続いておりまして……
『おい、見ろよ!』
「あぁ!!スゲーな!!!」
『あぁ、マジ、ビル!!!!!!』
「おぉ、マジでビルだな!!!!!!」
どこの田舎もんやねんッ!!!!!!
ビルに興奮する彼らを目の当たりにして
田舎もんにも上がいる
としみじみ感じ入ってしまった私にございます(笑)
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
またいらしてください~♪
お待ちしております!!!