昨日の続きを書いちゃうよ~と気合十分にPC前で手首を回す鹿吉です。
こんばんは!
ブログを書くのはスマホよりもPCのほうが早いので、キーボードをちくちくと打つのですが、どうしても手首を固定して打ちますので固まります。ですからブログを書く前はいつも気合十分に手首の運動をしてから書いております。
頭の中で文章の構築さえ出来上がっていれば、打つのは早い方なので書き上げる時間は短くて済みますが、構築がないままにPCの前に座るとかなり時間を掛けて書く羽目になります。
本日は昨日の続きでございまして、書くことはすでに脳内で出来上がっておりますので楽だな~と楽しんで書き進めております♪
ということでシャーロック愛に溺れている私だからこそ、その乙女心に理解を示したいという話をひとつ。
昨日のブログにも書きましたが、ミュージカルピカレスク「ルパン~カリオストロ伯爵夫人の秘密~」を観劇してまいりました。役者さんたちのパワフルな演技と伸びやかな歌が素晴らしい舞台でございまして、観たいけどな~と思っている方には是非おススメしたい舞台のひとつにもなりました。
シャーロキアンの方々にはおススメいたしませんが、シャーロックが道化でも構わない、という方であれば耐えられるかと存じます。
興奮覚めやらぬ観客に押されるように舞台観劇後、私と母は売店へと足を進めました。
私の目的は芋きんつばにございます。最近、芋きんつばを見付けるとすぐに買ってしまうようになりまして、あの素朴な味わいにすっかり魅了されております。
母はご当地ものや季節限定ものに吸い寄せられるようにして物色しておりました。
狭くもない売店内は犇めき合うお客さまでいっぱいにございました。所狭しと並べられた商品と周囲を気にする余裕もなくお土産を買い漁るお客様で歩くこともままならないくらいの混雑ぶりにございまして、私は目的の芋きんつばを購入後は大人しく僅かばかりにあった広めの空間で眺めるともなしに店内を眺めておりました。
すると私の隣に背の高い、黒一色で染め上げたようなコーディネートの女性がスマホを耳に当てた状態で立ち止まったのでございます。
お土産に血走る目を走らせる人々の中で、彼女の立ち姿は異質でございました。
凛と背筋を伸ばし、真っ直ぐ前を見据えたまま、彼女はスマホを手にしてぽろりと涙を一粒、流していたのでございます。
妄想族の私がそんな彼女に興味を惹かれないわけがございません。
あちらこちらへと散逸していた私の意識が一気に女性へと向けられました。
「お母さん、やめたほうがいいわ」
女性は小声で、けれども哀しみを滲ませながらも確固とした口調で言いました。
「だって、本当にダメよ、お母さんが来たらショックで寝込むわ」
あらあら、なにがあったのかしら?
さすがの妄想族もかなりのショックを受けたことは理解できても、その原因にまでは妄想が及びません。
「だって!確かに…、そう、本当に素敵だったわ、素晴らしかったし…」
ミュージカルピカレスク「ルパン~カリオストロ伯爵夫人の秘密~」を観劇後であることだけは間違いがなさそうで、これはもしかして同じくシャーロキアンだろうか、と私の胸は高鳴ります。
もしもシャーロキアンでシャーロックの道化ぶりが許せないなら一緒になって舞台関係者に訴えたい!と心密かに願います。
お母さまがシャーロキアンなら一日と言わずに語り合いたい!とも(笑)
「ええ、だって…そう、そうなんだけど、うん…」
意気消沈した様子で少しだけ項垂れる女性。
そして小さく首を振るとお母さまの言葉を全否定するように強く言ったのでございます。
「だって柚希礼音が完璧に女だったのよ、女!!!!!!」
カリオストロ伯爵夫人のほうか~いッ!!!!!
確かに…ッ!!!
宝塚ファンで、柚希礼音さんのこの世にいてはいけないくらいの素敵な男性に惚れ込んでいたら、あの出生も不確かな色香で男性を惑わすトレジャーハンター役の女性は耐えられないかもしれません。
男性を誘い、惑わす彼女の姿は見たくない気持ち、とてもわかります!!!
私だって道化のシャーロックなんて見たくないですものッ!!!!!
売店で母親に電話をしながら泣くほどに嫌だったのか、と思うと、舞台のクオリティは間違いなく上がったけれども罪な舞台だな、と感じました。
ファン心理って難しいものでございます。
売店でシークレットチャームというものが販売されておりまして、
どうしてもシャーロックが欲しかった私はひとつだけ購入いたしました。
観劇に来てグッズを買うのははじめてのことかもしれないくらいに珍しい行動にございます。
シャーロックが欲しい、と店員さんに言いましたが「シークレットでございますので」と一刀両断されまして、それでも欲しくて買いました。
久々にドキドキしながら開けましたら、なんとッ!!!!!
アルセーヌ・ルパンにございました…(´;ω;`)
「そこは普通、やった~!ってなるところなんだけどね…」
呆れた様子で母から言われましたが、私が欲しかったのはシャーロック。
ルパンじゃあないのよね~と肩を落としていたのですが、私の前に座っていた方がやはりルパン目的にシークレットチャームを購入しておりまして、けれどもルパンでなかった、とがっかりした様子で言っている言葉を耳にしまして、もしも彼女のチャームがシャーロックなら交換しようかと、こっそり彼女の手元を覗きましたところ
ガニマール警部でございまして……
声を掛けるのをやめた私にございます(笑)
シャーロックじゃあないなら使えるな、とルパンチャームをどこに付けるか考えている私は今日も元気に焼いております。
ケーク・オ・ヴァニーユにございます。
バニラとアーモンドをたっぷりと使用したシンプルながらもしっかりとバター香るパウンドケーキにございます。
手土産としても喜ばれるスイーツではないかと思っております。
生地をしっとりとさせるために砂糖を3種使用して焼き上げた焼菓子にございます。
是非一度ご賞味くださいませ~
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ちなみに帰りはタクシーを拾いました。
とても気さくな運転手さんでルパンを観てきたのか、と話を振ってくださいました。
舞台の興奮覚めやらぬ、という母と私は如何に素晴らしい舞台だったかを運転手さんに話しておりましたところ
「いやぁ、まさかルパンが舞台になるとは思ってもいなかったですよ」
となぜか感慨深そうに言われました。
確かに難しい演目だったのかもしれない、と言われてはじめて思いました。20世紀初頭のフランスを舞台にした怪盗紳士アルセーヌ・ルパンのミュージカル。
世界観から時代考証から時代背景、そして原作のイメージなどを考えると確かに舞台化は奇跡だったのかもしれない、と舞台の感動とともにその場に居合わせることができたことに更なる感動と感謝をしている私に運転手さんは続けました。
「ところで峰不二子は誰が演じたんですか???」
それ、孫の方の話~ッ!!!!!!!!!
タクシー内で昭和的ズゴーーーーーーーーーーーーーーッ!を危うく披露してしまうところだった私にございます(笑)
確かにルパン三世をミュージカルにするのも難しそうだな、と思いながら峰不二子はやはり藤原紀香さんにお願いしたい、と思ってしまうのは私だけでしょうか……?
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
またいらしてください~♪
お待ちしております!!!