母の「坊主めくりがしたい」の一言で白熱したゲームを展開した鹿吉です。
こんばんは!
坊主めくり、ご存じですか?
百人一首の歌留多を使って遊ぶ、単純ながらなかなかエキサイティングするゲームにございます。地方によって多少のルールの違いがあったり、それぞれのご家庭における独自のルールがあったりするようでございますが、基本はほぼ同じ。
殿が出たら、その札は貰え、
姫が出たら、捨て札を貰え、
坊主が出たら、持ち札をすべて捨て、
蝉丸が出たら、出した人以外の持ち札をすべて捨てる
というもの。
蝉丸さんだけ特別扱いでございまして、
場の全員が持ち札を捨てる
出した人が持ち札を捨てて挙句一回休み
その場の全員の持ち札を貰える
など様々なルールが世の中には存在しているようにございますし、京都ではどうやら蝉丸さん抜きで坊主めくりをするようにございまして、多種多様にその地ならではのルールがあるようでございますが、我が家では「出した人以外の持ち札を捨てる」を採用しております。
ちなみに姫も豪華な姫と普通の姫がございまして、普通の姫の場合はその札を貰え、豪華な姫の場合のみ捨て札を全部貰える、というルールもあるようです。
我が家では姫は例外なく捨て札を貰えるルールを採用いたしました。
ルールの詳細をしっかりと決めた我が家族。
さっそくお孫ちゃんズが遊びに来ると言うので歌留多を持ってくるようにお願いして、小学生ふたりとじぃじ、ばぁば、おばちゃんの5人で坊主めくりをすることにいたしました。
坊主めくりははじめてだというお孫ちゃんズにルールを説明し、始めます。
山札はふたつに分けて、一枚ずつ取っていきます。
はじめの一枚はジャンケンで勝った人から、ということで坊ちゃんから右回りでスタートになりました。
順番としては
坊ちゃん
嬢ちゃん
おばちゃん(私)
じぃじ(父)
ばぁば(母)
という並びにございます。
(愛犬チワプーちゃんは父の膝の上で空気化済み)
一発目から坊ちゃんは坊主を引いてくれまして「Oh!No!!」と頭を抱える坊ちゃんに父は「大丈夫、大丈夫、まだ傷は浅い」と励まします(笑)
坊主が怖いのは手札が増えてからにございます。
はじめのうちは皆が皆、暢気にワーワー楽しんでおりましたが…
手持ちの手札が増えるごとに坊主出現への恐怖が増していきます(笑)
当然、山札へ向かう念も強くなって、そのうちお孫ちゃんズと私の口からは「坊主~坊主~」という謎の呪文がじぃじが山札をひくときに流れる始末。
姫が出れば大騒ぎ。
坊主が出れば仰け反って阿鼻叫喚。
殿が出たときなんか、
「ちょっと殿、気の毒…」
というくらいに静かにスルー。
早い夜ではなかったため、父が近所迷惑を気にするくらいに大盛り上がりのゲームとなりました(笑)
坊主が出るように人に謎の呪文を唱える坊ちゃんだけに、ここぞ!というときに面白いように坊主を引いてくれ、持ち札全部を失うこと数度。
その度に山札を勝手にシャッフルしたり、新しいルールを設定しようとしたり、やりたい放題の小学生ズ。
じぃじもばぁばもお孫ちゃんズには弱いので、結局私が「ルール変更は認めない!山札から引くのは一枚ずつ!勝手にシャッフルしない!!!」と注意する羽目に……
鬼の形相で小学生を嗜めていると
「小学生にも容赦ないな……」
とまるで私が大人気(おとなげ)ないかのように言われましたが、ゲームというのはルールがしっかりしてこそ楽しめるものにございます。こればかりは譲れません(笑)
次から次へと自由気ままに小学生あるある行動を繰り広げるお孫ちゃんズを抑えながら、楽しく坊主めくりを楽しみました。
これぞまさに神の采配、とでもいうのか、結局はひとり一回ずつ勝ちを手にしてゲームは無事に終了いたしました。
大興奮で帰っていったお孫ちゃんズ。
とても楽しかったと親に報告をしていたそうにございます~
「これ以上、勝手するとおばちゃん、キレるよ」
と大阪名物「ケツ穴から手を突っ込んで奥歯ガタガタいわしたろか~」を繰り広げられてもなお、あの子たちは楽しかったんだ~と妙なことでホッとした私にございます(笑)
いつまでこうして一緒に坊主めくりで興奮できるだろう、とちょっと感慨深く思う私は今日も元気に焼いております。
アメリカンクッキーにございます。
チョコチップ入りが人気でございまして、先日もお知らせいたしましたがナッツにも12月末までの期間限定でチョコチップが入ることになりました。
サクサクの軽い食感のクッキーに濃厚なバターの香り、そしてチョコレートの程よい苦みが美味しい焼菓子となっております。
是非一度ご賞味くださいませ~
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ちなみに母は相変わらず母でございまして……
殿が出れば、その札は手元に、
姫が出れば、捨て札を貰え、
坊主が出れば手札をすべて捨てる
というルールをご理解した上で、ちょっとした会話をお楽しみくださいませ。
坊ちゃんが必死に貯めた手札が坊主出現により捨て札になりました。
その後、私も坊主で手札を失い、父に順番が回ってきました。
捨て札はすでに山札よりも高く積み上げられております。
ここで姫が出れば一攫千金!一気にトップへと躍り出ることが可能になります。
父の胸は高鳴ります。
心の中では姫コールでいっぱいだったでしょう。
そしてお孫ちゃんズと私からは謎の呪文「坊主~坊主~坊主出ろ~」が流れます。
ここで坊主を出せば、これほど面白いことはない!と父に言い聞かせた直後、震える指で引いた歌留多はなんと!
姫!!!!!!
父は見事に山となった捨て札をゲットしてトップに立ちました。
坊ちゃんからは悲鳴が、嬢ちゃんからは諦めの言葉が、私からは
「そこで坊主が面白いのに~!」
と文句が垂れ流される中、母に順番が回ってきたのでございます。
山札はすでに少なく、捨て札はすべて父の手中に。
ただただ山札から一枚引くだけの行為しかなく、坊主さえ出さなければ問題のない局面。
坊主を出しても出さなくても勝ち抜けにはならないことがすでに確定されたゲーム。
あとは消化試合のように淡々と引いていくだけのこと。
母はいじらしく胸に手を当てて、緊張した面持ちで言いました。
「もう!ドキドキする!!!」
なにに??????!!!!!!!
姫を引いても捨て札はなし。
坊主を引かなくても負けは確定。
その局面でなぜに、なにに、どうして、どこにドキドキする要素が????????
父の胸の高鳴りは理解できるけれども母のドキドキはまったくわからなかった私にございます(笑)
よく笑い、よく声を上げ、細胞が活性化されるな、と思った夜にございました~♪
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました~
またいらしてください~♪
お待ちしております!!!