母、自覚症状あり | 鹿吉の徒然なるままに by Shicayoshi Cake Lab.

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ひとつひとつを丁寧に、食べてくださる方を想って焼き上げる、を信念に掲げた焼き菓子屋の徒然なる日々を綴っております。

草イーターな鹿吉です。

こんばんは!

 

鹿吉ブログの常連さんは重々ご承知かと存じますが、私は草食派にございます。

 

幼少の砌(みぎり)からその辺に生えている雑草を食べて緑色のウ〇コちゃんをして母を驚かせたという逸話を持つくらいには草が好きでございます。

 

そんな私のある日のワンプレートランチがこちら~♪

わぁおぅ!

 

キハダマグロのサラダ、コーンのサラダ、人参のラぺ、一応炭水化物必須ということでラザニア。

 

火の通ったチーズは好きですし、具材の少ないラザニアは大好物にございます(笑)

 

醤油ベースのドレッシングでサラダはいただきました!

とくに木苺のソースで和えた人参のラぺは本当に大好きでして、ひとりでぺろりと200gくらい食べてしまいます。

 

いくら野菜が好きだとて、さすがにそれ以外のものも口にしないわけにはいきません(笑)

この日はちょっぴりのお魚とちょっとだけのひき肉を堪能させていただきました~

 

さて本日は「あぁ、自覚はあったのね…」と思った話をひとつ。

 

母のファッションセンスがずば抜けている話はこのブログでも何回か書いております。

(参照記事はこちら「祖母のオシャレは規格外、母のコーディネートは予想外」)

(参照記事はこちら「私はそれをマフィアの姐さんと呼びます」)

 

それについては何度も母に「いつも素敵だけれども、何者?感もかなり強いセンスでございますよ」とお伝えはしているのですが、母としては「別に、普通でしょ?」と意に介した様子もございません。

 

ですから「今日はちょっと地味だったかしら~?」と言いながら現れる母の姿に幾度となく昭和的コケ「ズコーーーーーーーーーーッ!!!」を私は披露してきたわけにございます。

 

ちなみに前回「地味だったかしら」と言いながら現れたときは

黒のトップス

白のパンツ

手には艶やかな白のバッグ

そしてなぜかサングラス

足元はパイソン柄スニーカー

でございまして、確かにカラー的には統一感のある洗練された着こなしなのですが、なぜでしょうか、母から溢れ出す雰囲気はもうすでに「素人感」が一切消え失せ、

 

「この人、ちょっと職業の読めない人だな、何をしてるんだ??」

 

と思わせるものにございました(笑)

 

そんな母とスーパー内を歩いているときのことにございます。

 

まだやっと話せて歩けるくらいの男の子が男性の制止を振り切り、私たちの背後から走ってまいりました。3歳くらいでしょうか?

 

随分と賑やかなカラーリングの甚平を着ておりました。

ストライプに入った柄はそれぞれのラインが原色の赤、青、緑、紫、黄色、オレンジでございます。目にも眩しい、子供でないと着こなせない柄でございます。

 

ご両親のうち、どちらがオシャレさんなのか、もしくは両方がオシャレさんなのか、まだ3歳くらいだというのに髪のカットすら完璧でございまして、サイド刈り上げの七三分け。

ふわふわとした毛質が引き立つようなカットで、彼の可愛らしさも倍増にございます。

 

なにかを叫びながらそのオシャレくんが背後から迫ってくるのを感じ取った私はちらりと振り向きました。すると彼は人差し指で真っ直ぐに母をさすと

 

「あ、ばぁちゃんだ〜!」

 

と言って、さらに勢いよく駆け出してきたのでございます。

 

人違いだなぁ…とは思ったのですが、その一生懸命に短い脚を回転させて走ってくる姿が可愛くて、一瞬立ち止まって眺めていたら、ついてこない私を不思議に思ったらしい母が上半身だけで振り向きました。

 

振り返った母の顔を見て、自分の人違いに気付き、ハッとするオシャレくん。

 

あぁ、おばあちゃん違いに気付いたのね、と思う私の前でくるりと90度回転すると、誰もいない空間を指さしたまま

 

「ばぁちゃ~ん」

 

と弱弱しく言いながら、追いついた父親らしき男性に確保されて去っていきました。

 

あんな小さくても間違えたことを誤魔化す知恵があるんだ、と思えば、なんだか微笑ましくて小さく笑う私に母が小首を傾げてみせました。

 

どうやらおばあちゃん間違いをしたみたいだよ、と母に簡潔に伝えたところ、母は自分の身体を
ちらりと見下ろして不思議そうに呟きました。


「あの子のおばあちゃんも派手なのかしら?」

自分が派手な自覚あるんか〜い!

 

「えぇ~、別に普通よ~、派手じゃあないわよ~」と言っていたわりには

 

自覚症状、あるやないかいッ!!!!!!

 

ベージュのリネン素材のトップスに白のダブダブワイドパンツ、それになぜかビーチサンダルを合わせていた母の姿を見て、

 

確かにちょっとその辺にいる「おばあちゃん」ではないわな…

 

とオシャレくんのおばあさまがどんな人なのか、に興味を惹かれた私は今日も元気に焼いております。

これもこれでまた、ちょっと可愛いかも…と思っておりますが、いかがでしょうか。

アメリカンクッキーにございます。

 

しっかりとしたバターの香りは残し、さっくりとした軽い食感になかに、それぞれのフレーバーが香る焼菓子となっております。

 

ナッツ、チョコチップ、レーズン、酒粕と4種ございます。

個人的には酒粕が一番好きなのですが、人気が高いのはチョコチップにございます。

 

ちょっと小腹が空いたときに召し上がっていただくとお腹も満たされ、気持ちも満たされるかと存じますので、是非一度ご賞味くださいませ~

 

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ちなみに母は確かにハイファッションセンスを持ち合わせ、様々な色の組み合わせを難なく着こなすという特技を持っておりますが、その実、服のラインとしてはかなり無難なものが多いです。奇抜なファッションということもなく、どうやって着るの、これ?と思うような不思議なデザインのものは着ません。

 

それが母のマダムたるマダムらしい雰囲気の秘訣かと私は考えております。

 

その真逆に基本的には地味なのに、変わったデザイン物が好きなのが私にございます。

実際、私は非常に地味でございます。逆を言えば地味なものでなければ

 

「え?この子、ちょっと頭、大丈夫???」

 

と思われてしまうくらいには変なデザインのものを着ております。

そしてそれが自画自賛ですが、似合う気がするのでございます。

 

先日も一目惚れをしてしまった服がございまして、散々迷ったのですが

 

「買えばいいじゃない」

 

と珍しくも母からの後押しがございましたので、喜び勇んで購入しました。

 

ライトグレーのサロペットでございまして、ちょっとデザインが変わっているのでございます。

ほぼほぼ身体のラインがわからないくらいにオーバーサイズのタポタポのデザインでして、実際に着てみれば予想通りに裾が長かったので、さっそく裾上げに行きました。

裁縫一切が苦手でございますので、こういうことはプロにお任せしたい派にございます。

 

せっかく裾上げするなら、とダブルでお願いしました。

 

つい先日、出来上がってきたのですが、これがまたイメージ通りの可愛さでございまして、いつ着始めようかと思いながら鏡の前で試着している私の姿を見た母が

 

「相変わらず変な服が好きね」

 

と一言、辛辣に言い捨てて通り過ぎて行きました……

 

えぇ、買えばいいじゃない、って言ってくれたのに~????

放っておけばどこまでも奇抜なデザインを着てしまう私を日々牽制してくれる母の許可を貰ってからでないと服は買わない主義の私なので、この母の一言にはちょっと凹みました(笑)

 

まぁ、サロペットですからね~

他にどう組み合わせても奇抜×奇抜にはならないから許可が出たのかもしれません。

 

今はあの服を着てお出掛けするのをとても楽しみにしています!

着た写真を撮ったときはこちらでご紹介させていただきます~

 

乞うご期待ッ!!!!!

 

って、誰がゴツいおばちゃんのダボダボサロペット姿を期待すんね~んッ!!!!!!(笑)

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

またいらしてください~♪

お待ちしております!!!