梵字カフェラテ、飲みたいでしょ!at 比叡山延暦寺 その二 | 鹿吉の徒然なるままに by Shicayoshi Cake Lab.

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ひとつひとつを丁寧に、食べてくださる方を想って焼き上げる、を信念に掲げた焼き菓子屋の徒然なる日々を綴っております。

続きものをはじめて書くような気がしている鹿吉です。

こんばんは!

 

基本的にはいつも一話完結を目指して書いている「鹿吉の徒然なるままに…」でございますが、昨日のブログに余談を入れすぎて、結局2日間に渡って「母娘比叡山ふたり旅」を書いております(笑)

 

本日はサクッとメインの梵字カフェラテに行きたいと思っております~

 

ということで、母のずっと飲みたかったらしい梵字カフェラテ。

 

いただけるのは比叡山内にある宿坊「延暦寺会館」のラウンジでございます。

宿泊したことはございませんが、琵琶湖を一望できる絶景がお部屋から眺められ、精進料理がいただけて、修行体験まで出来てしまう施設だそうにございます。

なにより琵琶湖を眼下に入る大浴場は如何ほどに気持ちいいだろうか、と思わないではいられません。

 

この延暦寺会館のラウンジにて梵字カフェラテがいただけるのでございます。

 

メニューとしては普通のソフトドリンクもございましたし、パンケーキもございました。

土日祝日限定の梵字ティラミスというものもあるそうにございますが、残念ながら伺ったのが平日でございましたのでティラミスはありませんでした。

 

この日は少し雲の多い曇天にございまして、炎天下の中でお山を歩くのは辛いな、と思っておりました私からすれば僥倖だったのですが、

こうして写真で撮るとちょっぴり残念な感じになりますね。
それでも素晴らしい景色にございます。

こちらはラウンジを利用したら座れる窓側のカウンター席にございます。

 

この景色を眺めながら…

こちら!
梵字抹茶ラテをいただきました~♪
それからパンケーキも♪♪♪
 
梵字の種類は注文時に選ばせていただけます。
母はカフェラテを注文しまして、大日如来さんの梵字にしてもらったようにございます。
私は抹茶ラテで普賢菩薩さんにしました。
好きですから♡
 
そしてなによりもほっこりといたしましたのが…
こちらッ!!!!!
見てくださいませ~!!!!!
 
このハンドメイド感満載のナイフとフォークのセット!!!!!!
 
こちら店員さんがテーブルに置いていったままの姿にございます。
良くないですか?
このなんともいえない雑多な感じ。
少なくとも緊張を強いるような雰囲気ではない、ということが伝わるかと存じます(笑)
 
カフェラテ、抹茶ラテがともに700円で、パンケーキが500円だったような気がいたします。
梵字だからこそ有難く母とふたりいただきました。
 
普段は絶対にしないのですが、
 
「勿体ない!なんとか梵字をしっかりといただきたい!」
 
という母の要望により、梵字部分をスプーンで掬って丸ごといただく、という贅沢をさせていただきました~(笑)
 
ラテをスプーンで飲むのは初めての経験にございました。
 
売店も覗きまして、面白いものや欲しいものがあり、実に楽しい旅にございました。
それにしても売店で「輪袈裟がある!輪袈裟専用袋まで!!!」と興奮してしまうあたり、私もかなりの変わり者だなと実感しております(笑)
 
普通、ここはもう少し女子っぽいもので興奮すべきですよね……
 
そして結局購入したのは白檀のお線香、という……
なんてレトロな女子なのでしょう(笑)
 
ご安心くださいませ、売店には老若男女が喜ぶお菓子や佃煮、郷土の土産物や京都の組紐を使ったアクセサリーなど、素敵なものばかりにございます~
決して渋いものだけを販売しているマニアックな売店ではございません!
 
一応は書いておかないと営業妨害になってしまうと困るものね~と思う私は今日も元気に焼いております。
ヴィクトリアサンドイッチケーキにございます。
イギリスのお茶会では欠かせないスイーツのひとつにございます。
 
王配を亡くされて意気消沈していたヴィクトリア女王をお慰めした唯一の焼菓子としても有名なこちらのヴィクトリアサンドイッチケーキはシンプルながら香りも豊かに味わえる焼菓子となっております。
 
本当に美味しいお菓子でございますので、是非一度ご賞味くださいませ~
 
もちろん無添加にございます。
ご興味を持っていただけた方はどうぞこちらへポチっとな、宜しくお願いいたします~
 
ちなみにこの日は曇天ながらも気持ちのいい風が吹くいい日にございまして。
しかもさすがはお山、という感じでしょうか。
すでに秋の息吹がしておりました。空気も風も、そして木々たちも。
心なしか「あれ、色付いてきてる?」と思うほどには夏の青々しさが抜けてきておりました。
 
そしてなにより、この山に響く晩夏の虫の音と鐘の音!!!

気持ちよくないですか?????
 
これが延暦寺駅から根本中堂へと続く道でずっと聞こえてくるのでございます。
これだけでもう目千両いえ、耳万両にございます~
 
え?意味が違います???(笑)
(目千両口元万両とは目元が千両もの価値ある美しさで口元に至っては万両もの価値がある、という主に俳優さんなどに使用する言葉にございます)
 
ちょっと最後の鐘の音はよく聴いていないとわかりにくいかもしれません。
 
こんな素晴らしい道中に前方から駅へと戻る団体がやってきました。
 
彼らはなにかのスポーツをしている団体らしく、皆が皆スポーツマン的なジャージ姿でございまして、そして高校生から大学生になりたてくらいの若い男の子たちにございました。
 
明らかに「汗、たっぷりかいて最高に疲れてるけど気持ちいいんだぜ、俺たち!」という雰囲気を爆発的に押し出しておりましたので、鼻の利く私はすれ違うのをかなり躊躇(ためら)いました。
 
きっと、いえ絶対に彼らからは私の苦手とする臭いが発されているはず!!!と確信的に感じ取っていたのでございます。
 
前に進むのを躊躇う私に不審げな視線を送ってきた母に「臭いが辛いかも…」とまだ臭ってきてもいないうちから訴えましたところ、眉間に皺を寄せた母から反撃を喰らいました。
 
「何を言ってるの!!!なかなか若い子たちと接触することなんてないんだから!!!!」
 
言うが早いか、深呼吸をした母。
 
「ほら!ホルモン摂取!!!タダなんだから思いっきり吸っておきなさい!!!!!」
 
と若い子エキスを吸収することに真剣になっておりました(笑)
 
彼らとすれ違った後も残り香が漂う空間で「よすががあるわ、よすががッ!!!」とスハスハ深呼吸を繰り返しておりまして、このまま過呼吸過ぎて呼吸困難にならないかと心配になりました(笑)
 
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
またいらしてください~♪
お待ちしております!!!
 
比叡山、本当に素晴らしいお山でございました。
皆様が行きたいと思うのも当然のお山にございました。
今回。ご縁をいただき、感謝しております。
ありがとうございました。