くもり硝子の向こうは~♪ | 鹿吉の徒然なるままに by Shicayoshi Cake Lab.

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ひとつひとつを丁寧に、食べてくださる方を想って焼き上げる、を信念に掲げた焼き菓子屋の徒然なる日々を綴っております。

憧れだった昭和感満載の喫茶店へ行ってみた鹿吉です。

こんばんは!

 

以前からずっと行ってみたいと思っていたのに行けなかった喫茶店。

 

それはボンボン

 

愛知県の方なら誰もが知っているらしい有名店だそうです。

大都会名古屋にありながら昭和テイスト溢れるお値段と商品ラインナップが堪らなく魅力的な純喫茶にございます。

 

名古屋へ行ったのなら一度は行ってみたい、とずっと思っておりました。

 

その夢が叶い、父とふたりで訪れたときの話をひとつ。

 

中華料理屋の隣に位置するボンボンはカフェとテイクアウト用ケーキを販売するお店が隣接している喫茶店にございました。隣の中華料理屋さんもボンボンさんの経営だそうです。気になるところですが、今回はスルーしてカフェにお邪魔しました。

 

一歩店内に入れば驚くほど人でいっぱい。

運良く待たずに席へと案内されましたが、ウエイティングボードを見ればずらりと名前が並んでいたので、少し前だったら随分と待っただろうと思いました。

 

薄暗い店内は喧騒に満ちておりまして、如何にも繁盛店の慌ただしさが漂います。

 

ドリンクの値段は平均400円ほど、ケーキは330円平均にございます。

名古屋はケーキひとつが700円オーバーするのが当たり前の価格帯なので、これは本当に破格の金額設定かと存じます。

 

そりゃ混むわ…と思いながらオムレットとアイスコーヒーを注文しました。

 

店員さんが注文を受けて下がるとき、おしぼりと水の入ったグラスを置いていきました。

それがまたロングヒットしてきた喫茶店だからなのか、はたまた忙し過ぎて機械任せで洗浄しているからなのか、原因は不明なれど、まさに昭和の喫茶といった風体のグラスだったのでございます。

 

傷だらけのくもり切ったグラス。

私はそれを見て、さすが昭和の味わい!とひとり恐れおののいて父にグラスが凄すぎる!と訴えましたところ、ちらりとグラスを確認した父から一言。

 

「くもり硝子でしょ?」

 

あぁ!オシャレ感満載にグラスにくもり硝子使ってみちゃった感じ~???

さっすがオシャレな都会!名古屋ですね~!!!!!!

 

って、んなわけ、あるか~いッ!!!!!

 

古いんだよ、しかも使用頻度が多いんだよッ!

さらに機械洗浄で傷が付いちゃってるんだよ!!!!

 

父のポジティブシンキングに思わず脱帽の私は今日も元気に焼いております。

「イチジクもレーズンも苦手でしたけど、鹿吉さんのは美味しく食べられました!」という嬉しいお言葉をいただきました鹿吉特製ラムレーズンをふんだんに使用しておりますのは

 

ケーク・オ・フリュイ

シュトーレン

 

にございます~♪

リキュールに漬け込んだドライフルーツもさることながら生地そのものの味わいも好きだというお声からフルーツの配合量を研究いたしました。

おかげさまで現在バランスよく配合された分量で、美味しく召し上がっていただける焼菓子となりました!

 

これも嬉しいお言葉を下さるお客様のおかげにございます!

ありがとうございます!!!

 

もちろん無添加ならではの優しい味わいも残しております。

ご興味を持っていただけた方はどうぞこちらへポチっとな、宜しくお願いいたします~

 

ちなみに父の「くもり硝子でしょ?」宣言のあと、父娘ふたりでなぜか寺尾聰さんの「ルビーの指輪」の出だしである

 

くもり硝子の向こうは風の街♪

 

を口遊んでおりました(笑)

 

口遊んだ後、父が

 

「確か寺尾聰が作曲したはずだけど、ルビーの指輪で検索してみてよ」

 

と言い出しまして、曲名を知らなかった私はすんなりと父の口から曲名が飛び出してきたことに驚嘆いたしました。

 

古いことはちゃんと覚えているんだな

 

と、数日前にお願いしたことをすっかり忘れていたくせに「俺は聞いてない」と言い訳していた父の脳に不思議な想いを抱いてしまいました。

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

またいらしてください~♪

お待ちしております!!!

 

ちなみに「ルビーの指輪」をご存じない年代の方々のために…!

https://youtu.be/xkhudJ4xpow

こちらを参照いただければ、当時最大のヒットを飛ばした寺尾聰さんの「ルビーの指輪」を視聴していただけます~!!!