最近、熟女化の事実を突きつけられている鹿吉です。
こんばんは!
未だ筋トレも苦手なストレッチも頑張ってはおりますが、荒れ狂うホルモンには勝てないことを実感させられておりまして、以前だったら大したこともなかった坂道や階段を上がるのに動悸息切れが酷いです(笑)
「これもお年頃だから、仕方ないわね」
と人生の先輩である母からは慰めてもらっておりますが、なるべく薬などの力を使わずに自分のホルモンくらいコントロールしたい!と願うばかりにございます。
先日も否応なしに自分の心臓の弱さを突きつけられた事案がございまして、本日はその話を書きたいと思っております。
我が家で一番の元気印は現在は父ではないかと推察いたします。
ちょっと前までは「私だ!」と豪語出来ましたが、今は少々自信がございません。
ただ筋力だけは衰え知らずでございまして、先日も母から肩もみを要請されて軽く揉んでいたところ
「痛い……もう少し力を緩めてください…」
とお願いされてしまいました。
お願いされても、ほぼほぼ力を込めてはいなかったので、どうしたものかと暫し思案いたしまして、本当に触れる程度の揉み加減にしましたところ
「あぁ、ちょうどいいわ、とっても効きます」
と喜ばれました。
私の指圧、如何ほどの力なりや?と首を捻るばかりにございました(笑)
そんな私も寄る年波には人並みに翻弄されておりまして、階段の上りは本当に大変でございます。坂道も登るのが非常に辛いときがあり、以前なら一気に登れた坂を何度か休憩しながらでないと登れない、という仕儀に至っております。
先日、とある神社さんへとお詣りに行きました。
我が家の元気印の父はサクサクと階段を上っていきますが、それについていくことができません。途中途中で休憩を挟み、持参のお茶を飲み、息を切らしながら上る私を振り返りながら父は待ってくれました。
基本的には父は我慢が出来ないタイプの人間でございます。
犬でもできる「待て」がどうして父には出来ないのだろう、と以前はよく思ったほどには我慢のできない人でございます。
それでも最近は丸くなったのか、少しの我慢ならしてくれるようになりました。
このときも息切れ動悸に喘ぐ私に文句のひとつも零すことなく、待ってくれておりました。
先に進んでくれても構わない、勝手に自分のペースで行くから、と伝えてあったのですが、それでも父はジッと我慢して、ちょっと先に進んでは振り返って私を待つ、ということを繰り返してくれていたのでございます。
階段を上がる、という時点で察せるかと存じますが、そのお宮さんは山の中にございました。
観光客もなくはなかったのですが、人影は少なく、父としては鬱蒼とした山の中に私を置いては先に行けないとでも考えてくれたのかもしれません。
少し休めば先には進めますから、遅々とした歩みだったかもしれませんが、私はなんとか上へと向かって上っておりました。
450段ある階段の、ちょうど真ん中あたりに差し掛かったときにございました。
父がひとつ上の石段に片足をかけて石原裕次郎風にカッコつけて待ってくれておりました。
もう何度目かの休憩を挟み、随分と父を待たせてしまっていた自覚がございまして、いくら丸くなった父でもイライラし始めたのではないかと気を揉んでいた私はできる限りのスピードアップを試みて、父の傍まで一気に上りました。
案の定、石段に掛けた父の足が激しい貧乏ゆすりをしておりまして、
あぁ、やっぱり苛立たせてしまった…
と思いました。
父は昔からよく貧乏ゆすりをする人でございました。
イライラしててもしてなくても、いつも貧乏ゆすりをしておりましたが、それも最近はあまりしなくなっておりまして、本当に苛立ったときくらいしかお目に掛からなくなっていた癖のひとつにございました。
それだけにあまりにも待たせてしまったか、と思わず項垂れてしまった私に父は渋く言いました。
「石原裕次郎みたいにカッコつけてみたんだけど…」
確かに父は石原裕次郎さんの、波止場のシーンの再現のようなポーズにございます。
ご存じですか?
石原裕次郎さんの、あのポーズ。
名付けて「波止場ポーズ」と言うらしいのですが……
これですね、これ。
石段はこれほどの高さがなかったので、もう少し低めの波止場ポーズになっておりましたけれども、父はきちんとこのポーズを再現しておりまして、自分の揺すっている膝に肘も乗せておりました。
そしてそこではじめて気付いたように自分の足を見て
「膝が笑ってるの、今、気付いたわ!!!」
と大爆笑。
どうやら我が家の元気印は自分の膝が限界を迎えつつあることに気付くことがなかったようで、膝が笑ってガックガク!だった様子を見て私は「イラついて貧乏ゆすりしてる!」と勘違いしたようにございます(笑)
石原裕次郎さんの波止場ポーズを決めることではじめて膝が笑っている状況に気付いた父は可笑しくて堪らないといった様子で一頻り笑っておりました。
待てる人に成ったなんて、優しくなったな♪と実感した私にございます。
これだから殺意湧くガス爆発を起こしても父を許してしまうんだよな、と思う私は今日も元気に焼いております。
レモン風味のクッキー、サブレ・オ・シトロンにございます。
こちらは皮ごと安心に食べられるレモンを丸ごと一つ生地に練り込んだサブレになります。
皮はすりおろして生地に練り込み、レモン果汁をバターが含有できるギリギリまで含ませてから焼き上げた焼菓子になります。
レモンの酸味と甘味がバランスのいいお菓子でございますので、是非とも紅茶とご一緒に召し上がっていただければ、と思います。
もちろん無添加にて焼き上げております。
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ちなみにこの日の夜、筋肉痛に悲鳴を上げる私を横目に余裕をかましていた父でございますが、マッサージと銘打って父の筋肉をほぐす激痛施術を施した私にございます(笑)
どうせならともに悲鳴を上げようよ、と私は筋肉痛に笑い、父は私の激痛マッサージに笑い転げておりました。
我が家の人間だけかもしれませんが、痛みを感じるとなぜか笑ってしまうのです。
なんででしょうね?
「やめてくれ~」とヒーヒー悲鳴を上げながら笑い転げる父を見て
いい仕事、したな♪
と流れる汗を満足げに拭く私にございます(笑)
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
またいらしてください~♪
お待ちしております!!!