パターン化されていて先がほぼほぼすべてわかっているのに観てしまう鹿吉です。
こんばんは!
サスペンス大好き鹿吉は大人の渋さが光るハードボイルドものも嫌いではありませんが、ライトにツッコミながら楽しめる山村美紗先生原作のドラマも好きでございます。
とくに山村美紗サスペンスには紅葉さんが出演されているので、それがまた軽妙な楽しさになって好きです。中でも狩矢警部シリーズが好みでございます。
狩矢警部シリーズもいくつかございまして、世に言う「狩矢父娘シリーズ」はすでに放送は終了しておりますが、一番好みかもしれません。
狩矢警部を船越英一郎さんが演じているシリーズも垂涎物ですが、田村亮さん演じる娘の結婚をひたすら願う父親である狩矢警部も魅力満載なのです。
事件の第一発見者になっては事件そのものを追い掛けて最後にはいつも犯人を追い詰めて危うく命の危機に晒されてしまう娘・和美を心配し、長年付き合っている家族公認の彼氏・夏目くんに結婚を促したりしている姿に笑いを誘われます。
このシリーズは完璧にパターンが決まっておりまして、もちろん山村美紗サスペンスですから舞台は京都にございます。
そこで開催される京都ならではのツアーに和美がカメラマンとして参加します。
京都開運ツアーとか、京都老舗美食ツアーとか、京都縁結びツアーとか…
どんなツアーであっても集合場所は南禅寺の水路閣で、そこで今から起きる事件の関係者が一堂に会します。そこからツアーが始まり、京都の各名所へと場所は移動していくのでございます。
はじめの殺人はほぼ転落死。
それもツアー中、こんな嫌な人いるか?と思う喧嘩腰の女性が被害者に多い傾向にあります。
そして次に和美と夏目くんカップルが犯人と目した人が密室における毒殺死体として発見されます。毒の成分がなにかはあまり明らかにされません。
たまに明らかにされてもヒ素が多いです。
極稀にコブラの毒もございましたが、このときはかなり強めにテレビにツッコみました。
蛇毒は血中に注入されると強力ですが、経口摂取ではあまり効き目がないからでございます。
飲料物への毒物混入での服毒であれほどの即効性で死ぬはずはないのです。
密室における服毒死、さらにPCでの犯行を認める内容と動機が記された遺書の発見。
これも定番で、必ずございます。
警察は自殺と断定できないまでも、自殺の線が濃厚だと判断せざるを得なくなりますが、大抵発見者である和美が異を唱えて、密室の謎を解くために邁進するのでございます。
さらにツアー中に撮った写真に必ず映り込む謎の人物も定番でございます。
ミスリードさせる人物ですが、あくまでもキーパーソンで犯人の可能性は低いことが多いです。
今まで見た中で一作だけ犯人の共犯だったことがありますが、主犯ではありません。
とにかく次から次へと披露される定番演出に、そこは指紋採取必須じゃない?とか、まずはDNA鑑定からでは?とか、いやいや素手で触っちゃダメなやつ!などひとつひとつ丁寧にツッコミを入れつつ観ていけば最終的には和美が犯人を追い詰めて父親である狩矢警部が逮捕するという流れになり、最後に暢気な和美・夏目くんカップルのほのぼの会話で終わります。
途中でぶちかまされるヒントにもなる紅葉さんのテンション高めの演技とコスプレも素敵なスパイスになって飽きさせることなく楽しませてくれるサスペンスドラマのひとつでしょう。
もしかして原作ひとつから数多のドラマを作っているのでは?と疑惑を持ちそうなほどパターン化されていても観てしまうドラマをご紹介させていただきました(笑)
「わかっちゃいるけどやめられないっ♪」とスーダラ節の一説を口遊む私は本日は定休日にございます。
チョコレートそのものの香りと渋い苦み、そしてほのかな酸味が特徴のカカオニブを練り込んだサブレでございます。
口の中でチョコレートの苦味と香りが強く立ちますが、サブレの甘みと相性がよく、とても大人の味わいの焼菓子となりました。
是非一度ご賞味いただきたいと思います!
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ちなみにまったく話は変わるのですが、先日友人とドライブを楽しんでおりました。
友人はとても嫋やかな柔らかい女性でございまして、品をなによりも重んじるタイプでもございます。
言葉を荒げることもなく、如何にも女性らしい非力さを僅かに恥じるような素敵な人です。
そんな彼女と楽しく会話をしながら車を運転しておりましたが、ただ真っ直ぐ走っていただけの私に左後方からプップ!とクラクションを鳴らした車がございました。
何事かと思いました。
真っ直ぐの道をブレることなく真っ直ぐに走っていただけでしたから、鳴らされる意味が理解できませんでした。
助手席に座る友人も同様に思ったらしく、
「どうして鳴らしたのかしら?」
と疑問を口にしました。
「わからないけど、何かが気に入らなかったんじゃない?」
それしか答えようがありませんでした。
おそらく法定速度で走る私の車を追い越そうとしても道幅が狭く、なかなか追い越しができなかったから少し寄れ、と言いたかったのかもしれません。
少しだけ端に寄ってみれば、案の定、その車は勢いを付けて私の車に追い越しをかけて行きました。
「ほら、あの車だよ、鳴らしたの」
私が横を通り過ぎようとしている車を指して友人に伝えれば、彼女はさも不愉快そうに眉根を顰めて言いました。
「おならでもしてあげようか?」
「いや、被害者が私になるから、それはやめて!」
仇為してやろうにも非力な彼女ができる抵抗がそれしかなかったのだとは理解しますが、それはちっとも「敵討ち」にはならず、むしろ被害が私にある、という最悪の選択でございます(笑)
彼女の、私を想う優しさには感謝をいたします。
でも密室内におけるガス爆発はお止めいただきたいと積極的かつ切実に思っております(笑)
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
明日もいらしてください~♪
お待ちしております!