ほうじ茶サンドサブレが大好きだというお声をいただき恐縮しきりの鹿吉です。
こんばんは!
期間限定商品ですので、申し訳なく思う反面とても光栄にも思っております。
ほうじ茶サブレサンドはサンドするクリームにチョコレートを使用しておりますので、どうしても4月末までが限界なんです。
喜んで下さる方には申し訳ないです。
さて本日は先代犬の柴犬の話をひとつ。
我が家にはふたつの柴犬がおりまして、ひとつは男の子、もうひとつは女の子でした。
どちらも柴犬の気質が強く、ツンデレのツン多めな性格でした。
とくに男の子のほうにその傾向が強く、傍には寄ってきても触ると嫌がるような俺様ちゃんでした。
基本的に男の子(シバくん)は父が世話をし、女の子(シバちゃん)の世話は私が担当しておりました。
母は総括ボスです。
そしてシバくんの中での群れ順位の最下位は父でした。
母がトップに君臨し、シバくんと壮絶な順位争いを定期的に繰り広げていた私が次点で、シバくん、シバちゃん、最後にしもべの父がいました。
人間に対しては亭主関白な父も犬には弱いんです。
そんな犬に弱い父がある日テレビで忠犬度を測る番組を観てしまいました。
突然飼い主が苦しみ倒れたとき、あなたの犬はどう反応しますか?
父は思いました。
シバくんだったらどうするだろう…と。
しもべのくせに思っちゃったんです。
飼い主的な思考をしてしまったんです。
正直散歩に連れ出してもらわなければ外にも出られず、ご飯を与えられなければ食べ物にもありつけず、水の一滴すら施されなければ手にできない不自由なペットという愛玩動物でありながら、甲斐甲斐しく世話をしてくれる父に対してちょっと偉そうじゃないかな、とは常日頃シバくんを見ていて思ってはいたのですが、父がしもべであることにいたく満足しておりましたので、まぁ、それがお互いに幸せならいいのかな、とも納得しておりました。
しもべの父はある朝の散歩のときに、心を決めました。
浜辺で好き勝手にシバくんを走らせていた父はシバくんの注意が向いたのを確認して、
「うっ!」
と苦し気な声を上げてから胸を抑えて砂浜に倒れ伏しました。
という三文芝居をしてみました。
倒れつつ、薄目を開けてシバくんを確認した父の視界に、倒れた父を不審そうにみつめるシバくんの姿がありました。
走り回っていたのに、彼は戸惑うような雰囲気で立ち竦み、じっと父を見ています。
そして唐突に彼は父目掛けて一直線に走ってきたのです。
柴犬の必死の走りは恐怖を感じるほどに早いものです。あっという間にシバくんは父の傍まで来て、心配そうに顔を伺う…
のかと思いきや、思いっきり父に後ろ脚で砂をかけて走り去っていきました!
えぇ…
そんな扱い…
さすが!しもべ!!!
ブレてない、その順位制!!!
なに、お前、俺が楽しく遊んでんのに、さぼってんだよ!的雰囲気だったそうです。
ツンデレの彼はしもべにはデレなしでいくようです(笑)
大事に世話した愛犬によって砂まみれにされた父を持つ私は今日も元気に焼いております。
ご贈答品としても選んでいただき、日々感謝しております。
今度とも大切に大事に感謝を込めて焼いていきますので、どうぞご贔屓にお願いいたします。
そのためにも早くギフトバッグを作りたいと思っておりますが、なかなか気に入ったデザインにならず、心苦しいばかりです。
ひとつひとつ丁寧に心と感謝を込めて、をモットーの焼菓子が気になっちゃった方はどうぞこちらへポチっとな、宜しくお願いいたします~
ちなみに砂を掛けられたとき、父はホッとしたそうです。
なぜなら…
「おしっこかけられるかとそっちを心配してたから砂でよかったよ~」
と父は安堵しておりました…
鬼畜!!
砂でもどうかと思っていたのに、おしっこなんて鬼畜すぎる!!!
いくらシバくんのツンがワイルドでも、それは絶対ダメです!
飼い主としてその感覚、どうかと思います~
さて鹿吉ケーキラボからお知らせです。
大変勝手ながら20日から30日まで都合により長期の休業させていただきます。
GWは休まず営業いたします。
休業の間、ご注文の受付はしておりますが、発送はいたしませんので、ご了承ください。
すでにいただいております商品に関しては発送いたします。
宜しくお願いいたします。
ありがとうございます。