昨日は、商工会議所渋谷支部の新年賀詞交歓会に出席いたしました。
非常にたくさんの方々がご出席されていて、会場は満員御礼状態です。
冒頭のご挨拶の中で、東京オリンピック招致に関するお話がありました。
“東京は、開催場所もある、宿泊施設もある、交通機関も整っている、治安も良いなどなど、オリンピックを開催するのにこの上ない都市であると世界から高い評価をいただいています。しかし、ただ一点欠けているものは、都民の盛り上がりです。ぜひ、盛り上げていきましょう!”とのことでした。かなり簡略化してますが…
これは、組織経営においても同じことが言えると思いました。
経営幹部がどんなに素晴らしいビジョンを持って、実現のための戦略を考えて、それを発信しても他のメンバーがそれを理解していなかったり、理解しても押し付けられたものであったら、なかなか動けないですよね。たとえ動いても情熱がないので、良い仕事はできないように思います。
方法は多岐に渡ると思いますが、みんなが心を一つにして仕事に情熱を注ぐ姿を実現させることを目指し、経営幹部は脳みそに汗をかく必要があるのでしょうね。
組織の大小に関わらず、多くの人々の情熱の炎を燃やしていくことは、リーダーの永遠の課題なのかも知れません。
さて、東京オリンピック招致についてですが、私としてはぜひ東京オリンピックは、やりたいな!と思っています。最初にその話を聞いたときは、“楽しそうだから”と直感的に考えているだけでした。
ところが、2008年の東京青年会議所 「次世代の東京創造会議」にて栂野議長のもと、理想都市東京とはどんな都市かを議論しました。
議論と言ってもみなさんで近未来に想いを馳せつつ楽しく理想を描き、語りあう時間でした。その会議体の活動の一環として参加した東京オリンピック招致のシンポジウムや東京の様々な場所を見学するツアーなどを通じて、徐々に“東京オリンピックを行うことの意義”を自分なりに理解しつつあります。
例えば、経済効果はもちろんあると思います。オリンピックを開催すればかかる金額も膨大なものになることでしょう。ですが、その代わり世界が東京に注目します。それは大きな宣伝効果になるように思います。
私たち日本人にとって現在の東京がどんな都市なのかはよく理解していることでしょう。しかし、日本から遠く離れた国々では日本のことをまだよく知らない人たちも多いことと思います。そんな人々に未知なる日本を、そして東京を紹介することができれば、日本に来ることで何かができるかも知れないと考えていただけるかも知れません。
新しい発想は智識という材料があってこそ生まれるものだと思います。
『日本』、『東京』という知識が、世界中の多くの人の発想の材料になれば、東京を機軸にした素晴らしいアイデアが創造されるのではないでしょうか。
そして、環境や教育など多くの分野における発展も期待できると考えています。
世界が注目するのだから“しっかりやっていきましょう!”という気持ちが、多くの人の心に宿るように思います。日本人の美徳でもあり、そして、時には足枷にもなるのが、人からどう思われるか?という“世間体”だと思いますが、その世間体が良い働きをするように考えています。
やるべきことをしっかりとやっていないのでは、“世界に向けて物申すなんてことは到底できない!”と多くの日本人が考えるように思います。それは、しっかりとしたオリンピック設営や海外からいらっしゃるお客様へのホスピタリティの向上にもつながるし、社会問題解決への具体的な取り組みへの推進力になることも期待しています。
海外の方から見た東京が、環境に恵まれた都市であり、素晴らしい教育によってこども達が健全に育っていたり、福祉が充実していたり、ビジネスチャンスがあったりすれば・・・東京は私たちが考える理想都市としてだけでなく、世界が考える理想の都市になる可能性を秘めているように感じています。
私は1964年の東京オリンピックを知りません。しかし、東京オリンピック招致のシンポジウムや今回の賀詞交歓会でのお話を拝聴していて強く感じることは…
『夢の実現に向けた情熱』です!
1964年の東京オリンピックの感動をよく知っている世代のみなさんが皆、オリンピックを情熱的に語り、瞳が輝いていて、そして、とても楽しそうな素敵な笑顔なのです。
それが一番の説得力になっているように思います。