京都2日目、香港粥の朝ごはんから、腹ごなしに散歩しながら10年越しのあんこ屋さんへ。
そしてさらに5分ほど南下、駅で言えば京都駅からJR奈良線ひと駅の東福寺駅を越えてぶらぶら。
東福寺とその塔中が多く集まるエリアです。山門から可愛いお地蔵様が見えた。
傘が必要なくらいの小雨でしたが、木造の建物,石畳がしっとりとした風情でこれはこれでよし。
東福寺の紅葉の名所、臥龍橋。すっかり葉の落ちた紅葉、新緑もきれいだろうなー。
東福寺の境内に入ります。そこに居たのは、花子さん!!
こけしの花子さんがここにいると知って、来てみたのでした。朝ごはんのお店が近かったから。
去年の6月、大分に行った際、大分駅前にいた花子さん。常設かと思ったらちょうどアートフェア中。
この花子さん、ここ数年、春は京都に来ているらしく,去年は清水寺だった模様…知らなかった。
花子さん、色々おしゃべりします。大分以来の再会、なんか嬉しい。
花子さんに会えて目的達成でしたが、同行の2人はこの先の東福寺の庭園,あまり馴染みがないらしく。
庭園の通常料金で入ればアートも見られるとのことで、入っていくことに。
東福寺はとても境内が広く、中の建物のいくつかを拝観料を払って見学しますが、
私はその昔、この建物の庭園目当てで訪れています。重森三玲という作庭家の作品なのです。
四角い建物の周囲に4つの趣向を変えたお庭がみどころです。
私の好きな北斗七星を表した庭。
正面には、龍安寺を思わせる清々しい石の庭。
裏側には石と苔で市松模様を描いた庭園も。
モダンです。
ツツジの植え込みと砂利の大きい市松模様も。
敷かれた石の色合が雰囲気ある。
石庭の面した大広間に、アート作品が展示されていました。私でも知る現代アートの作家さん作品も。
花子さん目当てで久しぶりに来れて、結果、ちょうどよかった。
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当日、花子さん情報がはっきりせず、もし見られなかった場合、プランB発動で行こうとしていた場所。
東福寺の塔頭に、同じく重森三玲の作庭した庭があります。歩いて5分ほどなので続けて行くことに。
ここは、初めて来た時に気に入ったので、もう何度も何度もお庭目当てで訪ねています。
光明院の波心庭、といいます。
小さな門を潜って、玄関で靴を脱いで入場料500円を竹の筒に入れてはいります。
最初来た頃は、入場料が決まっていませんでした。入れたい額を竹筒に入れていました。
入ってすぐ、この景色が見渡せる場所まで行って庭を眺めて深呼吸。あー、久しぶりに来たぞー。
その後は、庭に面したお部屋を一部屋ずつ覗いていきます。
墨の濃淡で描かれている襖絵、初めて見ました。ちょっと風変わりな風景だけど、好きだなー。
襖8枚に描かれた絵。むかし,この部屋はなんでもない休憩スペースでした。
波心(この庭の名前)に月落ちる、の掛け軸。
床の間に◯、△、◻︎…畳が切られてる!
こちらはテーブル仕様のお茶席。
丸窓も効いてる。
何年か来ていない間に、アート作品があちこちおか」、以前より洗練された雰囲気になってました。
改めて調べたら、Instagramなどでイベント写真がたくさん出てきてびっくり。
お庭を見渡せる本堂も、昔は桜や雪の季節の色褪せた写真が貼ってあったりしたのだけど。
そんな説明パネルは撤去され、ただ、お庭と部屋のしつらえを楽しめるようになっていました。
より一層、お気に入りになりました。
ただし!思い立ってきた時にイベントで気軽に入れなかったり混雑してたりしそうだなぁ。。
いつ来ても、人がいなくて静かなお気に入りの場所だったんだけど。
初めてここに来た同行の2人も、気に入ってくれたようです。
帰りは、歩いて7〜8分の京阪電鉄の鳥羽街道駅から市内に戻りました。
鳥羽街道駅は伏見稲荷にも歩ける駅(徒歩12〜3分)
最近は、インバウンドの観光客でごった返すイメージの伏見稲荷ですが、また行ってみたいなぁ。。