覚悟を決めて、出かけた展覧会。
ルイーズブルジョワ。この蜘蛛を制作したアーティスト。
テレビ番組や新聞記事での紹介で、高圧的な父とその浮気、実母の病気介護の10代のトラウマ。
それらが後に長く精神疾患となり、そこからの回復の作品であるとの解説だったので。
初めて接する作品、想像以上に重かった。
詩の朗読作品もあり、日本語訳でもインスタレーション作品として構成されていたのも印象が強く。。
女性としての自分を強烈に意識する作品が多かった。
比較的穏やかな作品。
展示室から見える西に傾く太陽。エビゾリの作品は天井から吊るされている。
森美術館なら夜景も見たいからと、夕方の時間を選んだのです。
写真分かりづらいけど、ホログラム作品群は前澤友作氏のコレクションでした。
赤は、怒りや、血、など彼女のエネルギーではあるけどマイナスに働く要素。
これも、ちょっと精神的な説明が加わると怖い作品。
ここでもまた文字での威圧…
日の入りの時刻になったので、先ほどの外が見える展示室へ戻ってみた。
吊り下げられたエビゾリの作品の影がさっきと様変わり。
地獄から帰って来たところ。素晴らしかったわよ、という、今回の展覧会サブタイトルの刺繍。
中山美穂さんが亡くなる直前のInstagramにこの作品の写真があったので強烈な印象が残る…
ブルーは心の平安をかんじさせます。 左にある赤い臓器のようなものは妖精らしい…
彼女が生きたのは1920年から2009年。強烈な個性を持つアーティストでした。回顧展、迫力。。
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日時指定が必要な展覧会で、15時の枠を選択したのは、夜景が見たかったから。
意外と2時間近くかかった…で、ちょうど夜景がきれい。
渋谷駅のバス停そばで無料配布していたエナジードリンクが喉に沁みた。。
展覧会の、ドヨンとするであろう気持ちを引きずって帰りたくないと思っていたので。
夜景を眺めて、口直し的な…。
東京タワー、毛利庭園、キレイキレイ!と騒いでいるうちに気持ちもほぐれてきた。予定通り!
撮影スポットは行列で、後ろから。
けやき坂のブルーと白のイルミネーション。
テラスのあるカフェ、フードはラストオーダー終わってたから、飲み物だけ。
ラム酒入りのカフェモカで温まりました。ストーブもちゃんとあったよ。