盛岡日帰り旅。

光原社での柚木沙弥郎展、そして次の美術展ハシゴが目的。



岩手県立美術館で開催の、柚木沙弥郎 永遠のいま へ。



福田パンから歩いていきました。路線バス逃してしまって。光原社の人が歩けるって言ってたし。



大通りをひたすらまっすぐ。。駅を過ぎて、雫石川の大きな橋を渡ります。



岩手山みえますね。北上川より流れる水量が多くて河川敷も広い。



駅からだと、20分くらい。不安になった頃に看板見つけた。



トンネルは、美術館がある広大な敷地を潜るとんねるでした。このトンネル手前を右手に。



美術館、科学館などが集まるエリア。



そして、見えてきた…思っていたより大きな建物!



緩いカーブを描く建物、巨大だ…

2000年に開館、設計は日本設計だそう。



館内もこの通り曲線。いいねぇ。



そして、ここに来て初めて知った…この日は文化の日だったのですが、企画展も含めて全館無料の観覧日!!

知らなかったので、2度も聞いてしまった。。



午後1時半くらいだったので、まずはお昼ごはん。買ってきたパンを食べます。

館内のレストランは休業中でしたが、飲食スペースとして解放されていたのをHPで見ていたのでした。



ながめ、よし。


買ってきた大きな焼きそばとポテサラ入りのコッペパン食べました。ひとつでお腹いっぱい!



ここからも岩手山がきれににみえた。



文化の日なのでイベントも色々。クイズラリー、参加してみようかな。



ようやく、柚木沙弥郎さんの展覧会へ。

入口にあった鯉のぼりだけ、撮影可能でした。


ここ数年、私の中で第三次くらいの沙弥郎さんブームで、展覧会にいくつか行きました。


立川のプレイミュージアムでは、70過ぎてから始めた絵本の展覧会。

教鞭をとり学長まで務めた女子美大美術館での染色家としての展示や、日本民藝館での展示など。。


それらで見た覚えのある作品もいくつかあったけれど、それ以上に、知らなかった沙弥郎さんが一杯!


日本民藝館では講演会があったのだけれど、そのときの映像が短く編集されて展示室で公開されてて。


「遠くの方をみないで、新しい今日、現実の毎日の今日、いまを大切に」という言葉が刺さります。

今日も、明日になれば昨日なのだからとも。



お土産にしたマグネットと絵葉書。


このモチーフの木、沙弥郎さんが繰り返し描いていたのは、代々木公園の木でした!

朽ちた大木から再生を試み、今年はたくさん緑の葉っぱを繁らせていたサイカチの木。


あの木だったのか!と思うと突如親近感…でマグネット買いました。


12/22まで岩手、その後全国巡回です。

それぞれ柚木さん縁の場所での展覧会、それぞれの特別出品もあるのかなと予想します。

⚫︎盛岡との縁は光原社が宮沢賢治の絵葉書制作の依頼をしたことからだそうです。


2025年

⚫︎2月14日(金)~3月23日(日)@岡山県立美術館

沙弥郎さん両親は岡山出身。

戦後岡山に暮らし、大原美術館で職を得て芹沢銈介に出会ったことから手仕事を志した場所


⚫︎4月18日(金)~6月16日(月)@島根県立美術館

生涯仲の良かった布志名焼き窯元の舩木家とのご縁


⚫︎8月16日(金)~10月13日(月)@静岡市美術館

芹沢銈介に弟子入り、由比の染め物屋での職人経験をした場所


⚫︎10月24日(金)~12月21日(日)@東京オペラシティアートギャラリー

女子美の講師、学長、その後の創作活動の多くは富ヶ谷のアトリエでした✨



グッズ売り場のポスター。



狭いけど、楽しいものでいっぱいのミュージアムショップでした。



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さて。今回の旅の目的はこれで達成。

常設展に気になるものがあるので、美術館をゆっくりみていきましょう。。



紅葉しかけた周囲の木々が良い感じにかんないからみえる。



津波で被災した陸前高田の美術館の所蔵品が、修復を終えて最後の展示中てした。

被災した当時の写真と、修復の様子の写真とともに展示されていた作品、たくさんありました。



そして、気になっていた展示室。

松本竣介は好きな画家で、世田谷美術館での回顧展に行ったほど…岩手の郷土作家だった!



松本竣介のブルー。



盛岡市内の風景画。



こちらは東京、永田町の国会付近、今の職場のあたり。親近感。



松本竣介の奥に、舟越保武の展示室。

彼の息子である舟越桂は好きで、やはり展覧会に何度か言っているけど、父親の作品はあまり知らない。



クリスチャンだったお父さん、作風が桂さんとやはり似ている、まとう空気感というか…



常設の展示室全体の雰囲気が、とても静かで、良い空間でした。

松本竣介と舟越保武は盛岡中学の同級生だったことを初めて知りました!!



そして、もう一つの展示室。萬鐵五郎も、あちこちで作品を見る方です。



自画像。



力強い画風、改めてまとめて作品をみることができました。すごいな、岩手〜!



こちらは、資料室。



各地の展覧会のポスターやチラシがどっさり。



秋は展覧会がどこもかしこもめじろ押し。思わず色々見入ってしまった。



過去の各地の展覧会のポスターを自由に持ち出せる箱!これいいな!!

熱心にお目当てを探している方がいたのでチラッと写真だけ。。



あとは、クイズラリーしながら館内をゆっくり。



この非日常の空間、好きです。残念なのはレストランがないこと。。自販機も見かけず。。



とうとう、夕暮れまで…。いや、とてもよい美術館でした!




スタンプラリーで参加賞のメモ帳(ゴッホの絵)いただいたし、さあ駅に戻ろう。



外に出たら、さくら!秋のさくらが咲いてたー!



広い空、夕焼けの岩手山。



元来た道を駅に向かう途中の橋の上からも岩手山。



暗くなる前に、駅に到着!!