なぜ、これまで一度も言ってなかったのか不思議。

ちょっとだけ遠い場所だったから。かな。



上井草のにひろのアトリエ後にできたちひろ美術館・東京、いわさきちひろの没後50年展開催中。




上井草駅から7〜8分。



「こどものみなさまへ」



いわさきにひろの水彩画、初めてみたのは、中学生か高校生の頃だと思う。

紙に水染みのように広がる色がなんとも素敵で、色紙を部屋に飾っていた記憶…


ちひろの描く子供や、植物や、生き物たちを久しぶりに改めて展示室でみることができました。



展示室内で撮影ができるのが、このコーナー。



指でスクリーンに絵を描くとそこに現れるちひろの描く動物たち。



カエル!



カタツムリや、鳥たちも。現れては消えていきました。楽しい。



はじめて訪れたけれど、展示室意外にも素敵な空間が用意されていました。

子供たちが遊べるスペースあり。



大人も楽しめる図書室も。トットちゃん!発売当初読みました…そういえばこの挿絵もちひろです。

この挿絵はちひろの没後、黒柳さんが連載しながらすでにある作品から選んだものらしい。


物語とすうっと馴染む挿絵だったから、オリジナルだと思っていたので驚きです。



そして、この本、装丁が和田誠さんでした。



ひと通り展示室をながめたあと、カフェで休憩。

カウンターで買ったものをトレーで自分で運ぶスタイル。テラス席にしてみた。



ちひろは後年、両親ゆかりの安曇野にも別荘を構え、そこも美術館になっています。

それで、長野のリンゴジュースと、松本の開運堂のお菓子。柚木沙弥郎パッケージも置く松本の老舗。



小さなお庭は、バラが終わりアジサイが咲き始めてました。


 

参加型のイベントスペースもあります。とても空間を贅沢に使っていて、居心地よかった。



窓ガラスに描かれた菜の花、つくしやスミレ。



ゆったりと週末の午後の時間を過ごせました。


両親の仕事の都合で福井生まれ、その後渋谷に引っ越して中学時代まで過ごしたと。

すてきだなあと思った色彩は変わらず、そして彼女の描く小さきものの世界がやっぱり好きだと思いました。


あの繊細な色彩、没後50年となると作品保存はやはり懸案事項らしく、

新たな版画技法でその画調をそのままに保存する取り組みがなされているそうです。


中にはまだ原画を見ることができるので、それはやっぱり見る価値があるなあと思います。



オマケ



上井草駅を降りたら、発車メロディがガンダムのテーマソング。



ケロロ軍曹まで。。アニメの街らしい。



もちろん、ちひろ美術館の案内も。



上井草駅なのに、下石神井商店街…なんだかもうよく分からない💦



駅から美術館まで、商店街から住宅地を中を歩いたら、ホタルブクロがたくさん咲いてるお庭発見。



広くはないけれど、どこのお庭もきちんと手入れされてて、良い感じ。



肺と敷石に挟まれてお花。



ガラスが嵌め込まれた石塀とか。



アジサイの花をあちこちで見かけました。



こちらはカシワバアジサイ。