誕生30周年だそうです。ウォーリーをさがせ!
ウォーリーをさがせ!展@銀座松屋8階 2018/4/18-5/7 http://wally30.jp/
登場人(犬)物にワンコがいたのねー!初めて知りました。名前はウーフ(WOOF=犬のうなり声の意味)
そいでもって、ガールフレンドは恋人じゃないらしい(笑)
あんなに世界各国、世界中どころか時空を超えていろんなところを一緒に旅しているのにー!
絵本などになっているウォーリーを探せ、30周年というのにびっくりした。
初めて原画が日本にやってきたそうです。
大きな作品なのかと思ったら、ほとんどが新聞一面くらいの大きさ。
そこにウォーリーをはじめ登場人物や背景を細かく細かく・・・4-5cmの大きさで・・・超細密画でした!びっくり!
撮影できるコーナーは、原画を大きく引き伸ばしてあります。
改めてじっとみていると、ほんとうにていねいに描かれていることがわかります。
ウォーリーは、実在の町だけでなく、海の中や宇宙にも出かけているのねー。
そして、日本の戦国時代にも・・・!このなかにボーダーが居たら浮くはずなのに、なかなか見つけられない(笑)
大きくしたパネルのよこに、ウーフのものと思われる骨が落ちてた。遊び心ある展示です。
ウォーリーの世界観や、アーティストとしての作品に共感を寄せる日本人アーティストが数名、
コラボ作品を展示していました。
本城直季くん!かつて会社に居た人の息子さんも、作品出してましたー。
そのひとつ、渋谷のスクランブル交差点にウォーリーの姿をした人がいる風景。
本城さんは、「ミニチュアみたい」な撮影方法を見つけて、木村伊兵衛賞も受賞しています。
こちらは、建築模型に使う1/100サイズの人や動物をつかった作品を出してる、寺田模型のウォーリー版!
1/100サイズということは2cmに満たない大きさのウォーリーもどきが何百体!?
もはや肉眼では見つけられない、リアル「ウォーリーを探せ」の作品も圧巻でした(笑)
紅茶花伝が、広告に使っているんですね。ショップにペットボトルも先行発売されてました。
この中にウォーリーくんが、紅茶花伝のペットボトルを持って紛れています(笑)
作者の小学生の頃の「絵」が残っているのですが、すでに今の作品に繋がる原形がありました。
とっても小さいけど、ていねいに描き込んでいるのですよ・・・1枚にどれくらい時間がかかるのやら見当もつかず。
原画がたくさんあって、それも浮世絵みたいな小ささで・・・展示を観ている途中で目が疲れました(笑)
でも、とても貴重な原画が見られて、ウォーリーの世界観が改めてよくわかりました。
展覧会は、横浜(7/31-8/15)、大阪(10/10-10/30)、名古屋(2019/3/7-4/1)、と巡回します。
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展示室のお隣では、もうひとつ展覧会。
雑誌「MOE」の40周年記念展でした。
MOE創刊40周年記念5人展@銀座松屋8階 2018/4/18-5/7
http://www.moe-web.jp/picturebook/moe40th.html
MOEといえば、イラストレーターの登竜門、絵本作家の方もこの雑誌を目指します。
島田ゆか 酒井駒子 ヒグチユウコ
ヨシタケシンスケ なかやみわ
いまをときめく、5人の作家さんたちが40作品ずつ展示する記念展開催です。
最後の方に、MOEの40年を紹介するコーナーがありました。
1987年。ピーターラビットが初めて表紙を飾ったのだそうです。
意外と、日本でのピーターラビットブームが始まるのは、このあたり、遅かったですねえ。
私が自宅に保管している号がありました!アランジアロンゾ!!大好きでした!
ピングーや、猫のダヤンも人気を博しましたよね。
松谷みよ子さん、そして藤城清治さん、ともに絵本作家の大御所です。
2014年に新しいロゴデザインになったこと、知りませんでしたー。
本展での5人の作家さんの中で、特に好きなのがヒグチユウコさん。
猫を描かせたら右に出る人がいないかも??細かいペン画の作風は独特で唯一無二。
先日でかけたブイヨンからのおれい展では、
ヒグチユウコさんの描いたブイヨンが、カードになってました。(バンダナは大橋歩さんイラスト)
イラストは雑誌等、印刷されたものを目にすることが多いのですが、
原画をみるとそれぞれの特徴がはっきり感じられて、とても楽しめます。ウォーリーとともにおすすめです!