
金色の花びらが舞い散っているかのような幻想的な展示。

花びらのように見えるのは、実は腕時計の基盤がモチーフ。

展示スペースを上から見下ろすとまるで銀河。ぼんやり浮かび上がって見えるのは・・・

地球、ではなく腕時計の設計図!


時計のパーツで宇宙をも感じさせる、素晴らしい空間にうっとり。


ミラノサローネで評価の高かったCITIZENの凱旋展示がスパイラルホールで開催中です。
シチズンのエコドライブは、太陽光で時計を動かすシステムです。
なので、この展示のタイトル LIGHT IS TIME(光は時間)なんですね。
初めてミラノサローネに出展し、オフィシャル「Milano Design Award Competition」において、
「ベストエンターテイニング賞」と「ベストサウンド賞」の2部門を受賞。
4年前の賞の創設以来、1企業が2部門を同時に受賞するのは初めてという快挙だそうです。
シチズンは、腕時計のパーツも全て自社で製作しているのだそうです。
それで、メインの展示以外にも興味深い展示が並んでいました。

こちらは、直径10cmほどのケースの中の展示。腕時計を構成する部品!

こんなキャプションで秒針の実物展示・・・


秒針すべてが動いていて、刻々と変化していきます


こんなにじっくり、時計の部品を見たことがなかった・・・1mmにも満たない部品の集まり。


これもまた、日本の一地方都市で作られてきたmade in Japanのひとつだと知る歴史の展示も。
シチズンの腕時計の歴史を年代別に展示しているコーナーもありました。
そういえば、記憶にある父の腕時計、高校に入って最初に買ってもらった時計もシチズンだったな。

とにかく美しい展示でした。

腕時計という小さいものの中に、これまで知らなかった広い宇宙を体験できました。
会期中、もう一度くらい行きたいなと思います。11/24まで。

http://www.spiral.co.jp/e_schedule/detail_1256.html

時間に余裕をもって、2階のスパイラルマーケットにも足を運ぶとよいと思います。
いつ行っても何かステキなものが見つかる、多分、私の一番好きなセレクトショップです。