■タイガーバームガーデン@シンガポール
今年のお正月に祖母の家で
思いがけず、
こんな古い写真を発見
1975年5月30日に撮影された
両親のシンガポールでの新婚旅行の一枚
なぜだか、
家にはほとんど両親の新婚旅行の写真はないけど、
亡くなった祖母が
若かりし頃の
両親の新婚旅行の写真をいっぱい保管していた
自分が大人になってから、
両親の若いころの写真というものを、
何だか感慨深いものがあります。
この写真の場所は、
シンガポールのタイガバームの胡財閥のファミリーが
当時所有していた
旧称タイガーバームガーデンでの一枚
現在はシンガポール観光協会に売却され、
ハウパーヴィラ という名称らしい・・・
1970年代ごろのシンガポールの様子を初めて見たけど、
今アジアが沸騰している昨今、
何だか歴史を感じられ、
ワクワクする1枚のように思えました。
そして、
もう一つ、
この写真を見て何に驚いたかというと、
既にお亡くなりになられていますが、
生前、
お茶トモ、めしトモのお一人であった、
タイガーバームの胡財閥に嫁いだ
三代目の夫人だった
まさか、
両親がシンガポールに新婚旅行に行った
約30年後に、
私がこういう形で
ここのファミリーの方とお会いするなんて、
夢にも思っていなかっただろうな~~。
人の縁というのは、
本当に不思議なものでどこかで何かが繋がっているのでしょうね~~。
なので、
シンガポールには
以前から不思議な縁を感じる場所の一つでもありました
昭和2年生まれの胡夫人の話は本当に面白く、
教科書では載っていない
リアルな歴史の真実をたくさん教えて頂きました。
そして、私との年齢差は50歳以上あったけど、
価値観や感覚が似ていたのか、
ガールズトークから、
世界中を見てこられた世界の話、
戦争の話、
これからの日本がどうあるべきか・・、
彼女が交流があった、
シンガポールの建国の父である
リークアンユーや
その彼の偉大なる母のママリーのお話、
などなど多岐に渡るトピックで、
時には日本酒1合で、
3時間ぐらい語り明かした時もあったような・・・・笑
晩年、
これからの
世界の中での日本を案じ、
次世代の日本人の方々に
講演など通じて積極的にお話されていらっしゃいました。
80代とは思えないほど、
頭の切れ味は抜群で、
柔軟な発想とユーモアなセンスに
いつも楽しませて頂きました。
そしていつまでもチャーミングだったのが印象的だったな~~
思いがけず出てきた、
両親のシンガポールでの写真を手に取ることで、
2年前に亡くなられた
胡暁子夫人に
久々に思いを馳せることができました・・・
今の日本を彼女はどのようにご覧になられてるのでしょうね??
改めて、
ご冥福をお祈りいたします