先日の第三日曜日の西葛西の工房でのF先生の講義を
忘れないうちに書き留めます。

今回は、けびきと胴付きノコの使い方の解説です。

*けびき*

イメージ 4


・けびきは上から刃を押し付けるように使うのではなく、
 まず、材料の横にけびきをぴったり当ててから、
 線をひきます。

・印をつけるとき、同じ側からひく。
 そうしないと、ゆがみが2倍になっていまいます。

*胴付き鋸*
・胴付き鋸は、替え刃でもよいのでよく切れるのものがよい。
 細かい細工をするものなので、切れなくなったら刃を交換すること。

・胴付きとも胴突きとも書きますが、胴を付けるという意味があります。
 刃の先の方を使い、持つ方も端の方を軽く持ちます。

イメージ 1

・針葉樹などの柔らかい材料はよく切れるので、
 縦引きを胴つき鋸で切る時は切りすぎないように気をつけます。

・ありを切り刻む場合、写真は最初に四隅に一直線に印をつけるように、
 切り込みを入れてから、それぞれを切り落とします。

イメージ 2


・動かしながら切るのでクランプでは留めずに手や足で押さえます。

イメージ 3


・胴(小口に平行な横引き)を後から調整するのは大変なので、
 寸法ぎりぎりに切ります。

・縦引きは胴に比べて調整しやすいので、ほんの少し線の内側を切ります。
 ただし、余裕を見すぎては手間ばかりかかります。
 0.1とか0,5と言いますから、印の線を残す程度と考えます。

イメージ 5


・縦と横を切り込み、最後は直角に鋸を動かして切り落とします。

イメージ 6


・鋸でできることは、できるだけ鋸でやります。

・内側のありは、縦を切り込んでから斜めに鋸を入れて三角形に切り落とします。

イメージ 7


・その後はノミの登場!最初は少しずつまず木目に直角に、
 次にその分を削っていきます。

イメージ 8