「ピンク・フロイド(Pink Floyd)」の94年3月発表、14th「対/TSUI(The Division Bell)」を聴きました。

僕が持っているのは、17年発売の紙ジャケット、11年リマスター。

ピンク・フロイド14-1
(ジャケット表)
英国初回盤LPを忠実に再現。日本初回盤CD帯を再現。

ピンク・フロイド14-2
(帯を外したジャケット表)
デザインは、元ヒプノシスのストーム・トーガソン。英盤、米盤、日本盤で顔の素材や空の明暗、雲の配置等が異なっている(全8種類)ようです。

ピンク・フロイド14-3
(ジャケット裏)

ピンク・フロイド14-4
(ジャケット内側)

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ピンク・フロイド14-6
(内袋表裏)

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(レーベルカード表裏)

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(ブックレット)
推測ですが、16年発売のアナログLPに付属していた物をCDサイズに再現したと思います。

ピンク・フロイド14-18
(ジャケット裏インサート)
巻き帯仕様のため、バーコード等を表記できないので、このようなインサートが各アルバムに付属。

16年振りに、ピンク・フロイドの紙ジャケットが再発されました。前回は、紙ジャケット黎明期の制作だったため、A式のジャケットとなっていましたが、今回はオリジナルに忠実なE式と、再現度も大幅にアップ。
後期は紙ジャケットで全て持っているので、色々と比較しながら楽しんでいます。

このアルバムは、前作「鬱(A Momentary Lapse of Reason)」から6年半振りに発表され、大ヒットした14作目(全英1位・全米1位・オリコン7位)。

これも、前回発売の紙ジャケットについて、以前ブログで紹介しています(こちら)。

1曲目「クラスター・ワン(Cluster One)」は、環境音楽のようなインスト。
3曲目「極(Poles Apart)」は、元メンバーのシド・バレットに捧げられ、間奏でメリーゴーランド風の音や赤ん坊の泣き声が入るなど、メランコリーな雰囲気がある曲。
4曲目「孤立(Marooned)」は、冒頭からデヴィッド・ギルモアの泣きのギターが鳴り響くインスト。グラミー賞ベスト・ロック・インストゥルメンタル部門を受賞。
6曲目「ウェアリング・ジ・インサイド・アウト(Wearing the Inside Out)」は、リチャード・ライトが作曲とリード・ボーカルを務める曲。作詞はアンソニー・ムーアが行っていますが、何となくライトが対立していたロジャー・ウォーターズへのあて付けの様に思えます。
7曲目「テイク・イット・バック(Take It Back)」は、全英23位・全米73位・全米メインストリーム・ロック・チャート4位。浮遊感のあるギターが印象的な曲。
9曲目「キープ・トーキング(Keep Talking)」は、全米メインストリーム・ロック・チャート1位。ホーキング博士の語りがサンプリングで挿入され、お馴染みのギター・リフやコーラスとの掛け合いのボーカル、幻想的なインストが印象深い曲。
10曲目「ロスト・フォー・ワーズ(Lost for Words)」は、アコースティック・ギターを基調とする穏やかな曲。
11曲目「運命の鐘(High Hopes)」は、全英26位・全米メインストリーム・ロック・チャート7位。恐らく、アルバム・タイトル(原題)に因んだのであろう鐘の音で始まり、鐘の音で終わる神秘的な曲。

静かで穏やかなイメージに統一されたアルバム。ただし、ウォーターズが在籍していた時のような緊張感が皆無で、その点が物足りない感じがします。

Youtubeで「運命の鐘(High Hopes)」のPV映像を見つけたので、ご紹介しましょう。



同じくYoutubeで見つけた「テイク・イット・バック(Take It Back)」のPV映像です。



同じくYoutubeで見つけた「孤立(Marooned)」のPV映像です。