今日は「甲斐バンド」の78年10月発表、5th「誘惑」を聴きました。

僕が持っているのは、07年発売の紙ジャケット、リマスター、ボートラ2曲付。

甲斐バンド5-1
(ジャケット表)
発売後スタッフに不幸が続いたため、すぐにポスターになったメンバー写真のジャケットに差し替えられましたが、この紙ジャケットでは、幻のオリジナル・ジャケットを再現しています。

甲斐バンド5-2
(ジャケット裏)

甲斐バンド5-3

甲斐バンド5-4
(歌詞カード表裏)

このアルバムは5作目(オリコン14位)。
もちろん、既に一度ブログでも取り上げています(前回の記事はこちら)。

1曲目「カーテン」は、ちょっとHな歌詞。
2曲目「ちんぴら」は、88年になってシングル・カットされ、オリコン79位。
4曲目「からくり」は、レゲエ・ナンバー。
5曲目「翼あるもの」は、記憶喪失だった人がこの曲を聴いて記憶が蘇った逸話がありました。中期を代表する曲。
6曲目「嵐の季節」は、アコギをベースに、サビの部分で徐々に盛り上がる壮大な曲。
8曲目「二色の灯」は、駅を思わせる歌詞は素晴らしいと昔は思いましたが、ストーンズの「むなしき愛(Love in Vain)」のパクリと言う説も…。
9曲目「シネマ・クラブ」は、それっぽい効果音が入った雰囲気のある曲。
10曲目「LADY]は、オリコン94位。
ボートラ11曲目「汽笛の響き」は、シングル「感触(タッチ)」のB面。後に脱退するベースの長岡作詞、ドラムの松藤作曲。このアルバムに入れたと言うことは、このアルバムのアウトテイクだったのでしょう。ウィキペディアによれば、長岡のリード・ボーカルと言うことになっていますが、何回聴いても甲斐が歌っているように聴こえます。それとも、バックの甲高い声が長岡なのか?これは松藤だと思うのですが…。真相は不明です。

「HERO(ヒーローになる時、それは今)」でブレイクする前夜のアルバムのため、後に「100万$ナイト」等のライヴ・アルバムに収録された曲も多いのですが、アレンジがもう一つと言った感じで、どの曲もライヴ・テイクの方が出来が良い気がします。

Youtubeで「翼あるもの」のライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。



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