今日は、「甲斐バンド」が76年に発表した3rd「ガラスの動物園」を聴きました。

$今日もロックな日々-甲斐バンド3

僕が持っているのは、07年発売の紙ジャケ。
帯も当時の雰囲気を表していますが、完全な再現帯ではありません。

楽曲的には、初期フォーク・ロックの集大成でしょうか?
フォーク調の曲とロック調の曲がバランス良く配置されていると思います。

ただ、前回も書いたようにこの頃の甲斐バンドは様々な形で洋楽の影響、しかも結構露骨なパクリが見受けられます。
このアルバムの表ジャケットも、「ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)」が76年に発表した「ブラック・アンド・ブルー(Black And Blue)」

$今日もロックな日々-ストーンズ ブラック&ブルー1

のジャケット内側を参考にしていると言われています。

$今日もロックな日々-ストーンズ ブラック&ブルー2

似ていますかね?これは少しアイディアを拝借した程度かな?

それより、曲調が似ているものを上げると…。
例えば「新宿」と言う曲。
Youtubeで、音源を見つけたので、ご紹介しましょう。



原曲?は「ルー・リード(Lou Reed)」の「ワイルド・サイドを歩け(Walk On The Wild Side)」。
こちらもYoutubeで、音源を見つけたので、ご紹介しましょう。




似てますね。

さらにもう1曲。「悪いうわさ」です。




原曲?は「クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(Creedence Clearwater Revival、略称CCR)」の「悲しいうわさ(I Heared It Through The Grapevine)」。



甲斐バンドの「悪いうわさ」は最初の解散時のライブなんで、このアルバムから10年後ぐらいの映像です。
アルバム収録曲の方が良く似ていますね。

いずれにせよ、当時は洋楽のパクリだなんて知らなかったんです。
知っていれば、甲斐バンドに対する思い入れとか、多少は変わっていたような気がします。
そこが残念なような、良かったような、複雑な気持ちですね。


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