ちょうど1年前に突然現れた猫は、その後、私には心を許してくれているようなそぶりを見せるものの、野生のライフスタイルはしっかり守っています。
「猫は室内飼いが基本」と言われますが、我が家の猫に関しては「ペット」ではなく、家の周辺のパトロールという「仕事」があります。
日々、パトロールに余念なく(お天気のいい日は日光浴に専念している)猫さんですが、先日来の寒波で風邪をひいてしまったらしく、鼻ちょうちん、鼻水、目やに、くしゃみという症状になってしまいました。
「様子をみて、獣医さんに連れていこうかな」と思い、夜ごはんを食べているときに捕獲して、室内のゲージに入れたところ、いたくご機嫌をそこねたらしく、「出して」と騒ぎ、外に出た翌日は1日姿を見せませんでした。
家の外には、発泡スチロールともふもふのクッションで「駐在所」があるのですが、このときはそこには入りませんでした。
風邪をひいているし、どこかで寝込んでいるかもしれないと心配する私をヨソに、翌々日、しれっと現れ、がしがしとカリカリを食べ。
見ると鼻水も目も治っている!?
「ワタシにはワタシのやり方があるので、ご心配なく」とでも言いたいのでしょうか。
このごろ、私の膝の上に乗ってきたり、布団を敷いておくと先まわりして寝ていたりしますが、こちらが何かやろうと仕掛けるとさっさと出ていってしまいます。
超自主的自立心があります。
写真は、膝の上で、鼻ちょうちんをふくらましたところ。
ちなみに、我が家の猫は「ペット」ではありません。愛玩動物ではなくて、野生動物に近い存在。
だから、猫の自主性を大切にしています。