猛暑の季節は、マルシェの当日朝着で荷物が届きましたが、
そろそろ涼しくなったので、前日着でお願いできるようになりました。
そんなわけで今日は、明日のマルシェの準備をすることに。
まず、早朝、信州からチクマ農園小林さんのりんごが届きました。
箱を開けたら、なんともいい香り。
部屋のなかがりんごの香りがいっぱいになりました。
黄色い「ぐんま名月」と「はるか」
チクマ農園の小林さんが「赤いりんごはいまは大きいのしかないから、
かぶりつける小さいのがいいなら、黄色でもいい?」と。
同じような黄色いりんご。
蜜が入っているけれど、味が全然違う。なんとも幸せ。
続いて届いたのが、茨城県霞ケ浦の櫻井レンコン園のレンコン。
新規就農のレンコン農家さん。
水のなかで一生懸命とってくれたレンコンがきれいに並んで、なんとも美味しそう。
宅急便屋さんが重い荷物を持ってきて「まだあります」
こちら、山形県農業女子の松本香さんの柿。
なんとブランデーで渋を抜いたという高級品!!!
農業女子さんはそれぞれ頑張っています。
松本さんを紹介してくれたのは、
同じく山形県寒河江市のういこファームの渡辺初子さん。
初子さんはサクランボ詰め放題でお世話になり、
今回は山形の限定生産「小姫芋」を送ってくれました。
そして「くまモン」の箱で届いたのは、
株式会社いっすんぼうし日隈さんが手配してくださった
asisfarm片岡さんのミニトマトと、山之家さんの生キクラゲ!!
色鮮やかなミニトマトを見ていたら、なんだか涙が出てきてしまいました。
りんごの香りに包まれて、
こんなきれいな農作物を作っている生産者ひとりひとりと
私は仲良くしていただけているのです。
どれを見ても、食べても、作っている人のことを想わずにはいられません。
信州のチクマ川も、熊本も、山形県も、宇和島も、岡山も、大分も、そのほかの地域でも、
大雨や土砂崩れや地震や
いろいろな災害にあって、被災して、ハウスがだめになったり田畑が水没したり、
あるいはコロナのパンデミックで販路がなくなったり、働き手がいなくなったり、
消費者の私たちが想像できないような体験をされていたり、苦労されていて、
それでもなお、こんなおいしいものをたくさん作ってくださっている。
なんともありがたいことです。
スーパーやお店で買うのとは違って、
十二所マルシェで並ぶものはすべて
私自身が、
生産者と直接つながっているものばかりなので、
まるでどれもこれもが「わがこ」みたいな感じなのです。
おこがましいけれど。
そして、宇和島と、和歌山からみかんが届いて、
「どっちがおいしい」とかではなくて
「どっちもおいしい」けれど、全く違う。
どれもこれもが
生産者さんの顔を思い出して
なんだか胸がいっぱいになってしまいました。
マルシェを運営していて
こんな気持ちになるなんて
思いもよらないことでした。
小さなマルシェですから、たくさんは売れません。
でも、
ひとつひとつを大切に
買ってくださる方たちにつなげていきます。
みなさん、どうぞよろしくお願いします。