さて、日本はデジタル田園都市国家構想なるものがあるようですが、
自宅にネット回線をひいている人がどのくらいいるのでしょう?
総務省調べでは2019年時点で、企業のデジタル回線普及率は96.8%
そのうち光回線は 86.9% というデータを紹介しているコラムがありますが、
コロナ禍ではさらに普及は進んだのではないかと思います。
不破雷蔵さんの2022年度のデータ(もとのページを見てね)によると
光回線利用率は58.2%、5世帯に3世帯くらいの割合とのこと。
私でいうと、
世田谷と田舎の二拠点で暮らすようになり、
世田谷は光回線au光(アパートなのに戸建てのような造りなので戸建て料金!)、
出張などするのでモバイルUQWiFi(これはサロンでも使うことがある)
田舎の家は母がテレビを観るのでケーブル(Jcom)
なんだかすごく無駄な気がします。
そして今年、実家に「離れ」の作業小屋ができたので
そこに何を飛ばすか迷っていたら、自宅のケーブルの電波が飛んで一安心。
でも、サロン(実家から約300メートル離れている)にはいずれ光が欲しい。
なんだか無駄なお金が出ていくような気がしてならない情弱です。
タイトルの「職場がテレワークを実施しますが」という記事ですが、
テレワークした場合の通信費などはどうしてくれるんだよ、という話ですね。
古い話になりますが、
出版業界で、原稿を書くことが紙からワープロになって、
そのあとパソコンになったわけです。
原稿料は変わりませんが、ライター(やフリーの編集者)はパソコンやらプリンターやソフトやネット回線費用など
負担がどーんとかかってくることとなり、
多くの弱小編集プロダクションはデジタル化に対応できず、社員を減らしたり、解散を余儀なくすることとなりました。
では、デジタル化は作業効率化になるのかというと、なることもあればならないこともある。
メリットとデメリットは計り知れないほどあります。
原稿は確かにパソコンで書くほうが便利だし、送受信などによるコストダウンもメリットですが、
昔の文豪が万年筆で書いた原稿、のような個性ある「作品」が残らないというデメリットもあり。
(私は万年筆でかっこいい字が書ける人が心底羨ましいです)
そして、昨日あたりはまたもやKDDIでは通信障害があったようです。
先週は大阪の病院のデジタルシステムが使えなくなったりということもありましたが、
デジタルだけに頼るのはどうなのかなあと思ったりもします。
とはいえ。
コロナ禍ではデジタル化がいい形で進み、出不精な私はオンラインでのミーティングはありがたい。
自営業なのでいろいろ経費に計上していますが、
会社員のみなさんはデジタル経費は悩ましいですね。