さて、今朝のチコちゃん。
7月22日放送の再放送だったようですが、
「夏休みの宿題がギリギリになるのはなぜか」
締切りが守れないとか、
時間に遅れがちとか、
そういうのは脳に問題があるのではないかと思っていましたが、
医学博士の森田敏宏さんによると
人間の脳は1度に7つまでしか覚えられない
からなのだそうです。
いやー、驚いた。そうだったのか。なるほど~
で、たった7つしか覚えられないのに、
楽しいことから優先順位がつくので、
乗り気じゃないことはどんどん後回しになっていくということだそうです。
記憶には「短期記憶」と「長期記録」があって、
たとえば、駐車場の番号を覚える(けれどあとですぐ忘れる)のは短期記憶。
自分のうちの住所とか友達の名前とか、ずっと忘れないのは長期記憶。
で、7つしか覚えられないのは短期記憶のほうなわけで、
でも、覚えておかなくちゃいけないこととか、
忘れちゃいけないことは7つ以上あるのは常で、
そのときに効率よく作業するためには
やることをメモする
という実に当たり前のことですよね。うんうん。
TODOリスト作成は重要です。
スケジュール管理が苦手な人ほど、予定表は必要。
でも、そのときには8割程度にして、余裕をもっておくことも大切だそうです。
このテレビの内容については、NHK+で観ることができます。
ところで、いまをさること12年前の日経電子版に「夏休みの宿題、なぜギリギリになる人が多いのか」という記事があります。
こちらでは行動経済学者の依田高典さんと大阪大学教授の大竹文雄さんがコメントしています。
たとえば、ダイエットをしようと言っていてケーキを食べてしまうようなタイプは増えている(依田)
一方、早割りとか予約制とか、予定を作ったほうが有利になる仕組みが増えてきているので、
行動予定をつけたほうが得になるのではないか(大竹)
何かを後回しにする人は別のものも後回しにしやすい。たとえば、煙草を吸う人はお酒やギャンブルをやりがち、など(依田)
宿題やダイエットぐらいなら後回しでもいい、と思う人が多いかも。しかし、後回し行動をとりがちな人には、たばこを吸うようになる人が多い、といったら話は違ってくる。
後回し行動をとる人はいわば、目先の誘惑に勝てず、衝動的に行動しがちな人。健康に悪いとは頭では分かっていてもついたばこに手を出す、というのも実は同じ論理で説明できる。
最新の研究は何かを後回しにする人は別のものも後回しにしやすいことを明らかにした。「たばこを吸う人は酒も飲んだりギャンブルもやったりしがち」(依田高典・京大教授)という。
[日経プラスワン2010年8月28日付]
ああ、耳が痛い!
7つしか覚えられない私は、今朝、スマホの行方がわからなくなり難儀しました。
思い出すコツとしては、「感情や情況などがあると忘れにくい」(森田)だそうです。