昨年に続き、「女性起業家・リーダー名鑑」というプロフィール本の企画製作に関わっています。

独立自営の女性たちの仕事をアピールする機会を増やし、お互いにPRしあい、そしてコラボできる「つながり」になっていくことが大きな目的です。

昨年出版した1巻めには108人が賛同してくれました。
いろいろな職業の方がいらっしゃいます。
フリーランスのライターさんやイラストレーター、野菜ソムリエや料理研究家、ジュエりー・デザイナー、子供の教育、ウエディング、アパレル、編集、建築、仲人・・・

女性が、長い人生を生きていくために、「仕事」はある意味では「パートナー」みたいなものではないでしょうか。

さて、この本は「(参加費を払えば)誰でもOK」というわけではなく、
女性ならではの仕事をしている人(自分らしい仕事をしている人)、
女性がやってみたいと思う仕事、憧れの仕事をしている人、
自律している女性、
そして、
後輩や周囲の女性たちをリードしたり、ネットワークのリーダーである人。
そんな女性に声をかけています。

ところが、3人に1人くらいは「私はまだ、起業家ではありません」とか、
「そんなところに出るほどではありません」という返事をいただきます。

まだ体制が整っていないとか、方針がまとまっていないということもあるのでしょう。
あるいは、他の人とつながることよりも、まずは自分のことで精一杯ということもあるのでしょう。

でも「まだ、起業家じゃない」っていうのはおかしいんじゃないかな、と、私は思います。
「起業」というのは「業を起こす」ことですが、会社を法人化することが起業ではなくて、
「自分がやりたいと思ったことをやる」のが起業でいいじゃない、と思うのです。

私自身は、フリーランスで仕事をはじめ、途中で法人化して、
25年たって、個人事務所として独立することにしました。
去年の名鑑には「株式会社代表取締役社長」で出ているけれど、今年は「伊藤淳子事務所代表」です。

「私は起業していない」なんて言ってる暇があったら、どんどんPRすることです。
仕事ができれば、イヤでも「起業家」の仲間入りですし、たとえ仕事が来なくても、名乗ることは重要です。

その昔、芸大の先生に質問したことがあります。
「アーティストは、いったいいつからアーティストなんですか?」
先生の答えは、
「自分が、アーティストだと思ったときです」

つまり「私は・・・・じゃない」と言っている間は、ずっとダメだということです。
できるか、できないか、ではなくて、「やらなくちゃいけない」という使命感や責任感は、
もちろん最初からある人もいるけれど、「言ってしまってついてくる」場合もあります。
私はそちらのタイプです。

さて、「女性起業家・リーダー名鑑2」も、多彩な女性たちが参加しています。
ぜひ、どしどし参加してください。



女性起業家・リーダー名鑑―108人の108以上の仕事 (コミュニティ・ブックス)/著者不明

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