ブログネタ:行ってみたい専門学校
山口県周防大島にある大島商船高等専門学校では、
「島スクエア 」という、地域資源を活用した起業家養成プログラムを実施している。
海コース、島コース、山コース、という3つのコースがあり、
それぞれが、いろいろな地域資源の活用に取り組もうとしている。
前回、修了生のプレゼンテーションを聴講したのだけれど、
東京と大きく違うな、と思ったのは、
ほとんどの人たちが「家賃」をゼロベースで計算しているということ。
つまり、自宅があったり、「空いている」ビルとか、土地とか、畑とかがある。
それって、すごいことだと思う。
プレゼンテーションを聞いていた経営コンサルタントの方が、
「ビジネスなのか、NPOなのか、趣味なのか、わからない」とコメントをしたが、
私はそうは思わなかった。
なにもリスクがないんだから、やってみればいいじゃん!
ダメだったら、やめればいいだけなんだから。
そう、発言したら、あとで、
「実は、来年、やろうと思っていることがあったんですが、
今年からやってみようかなと思った」
という方がいらした。
ちょっとおもしろいアイデアだったので、ああしたら、こうしたら、と、アドバイスをして、
同じような事例をいくつか紹介した。
ちゃちゃっと事例が出るところがプロのプロたるところ、と、自負して。
そうやって、ちゃちゃっとやって、成功したら、おもしろいと思うんだね。
周防大島には、Iターンの人が少しずつ増えているらしい。
最近では、20代の女性が農業を始めるといってやってきて、
無料で畑つきの住居を使わせてもらっているのだとか。
横浜で学校の先生をやっていた方は、ご夫婦で、ローカルな体験ツアーなどを実施したり、
1年のうちに徐々に活動が本格化している。
「島スクエア」は、「島救ぇあ」のことなんだと、今回初めて知った。
おかげさまで、もう3、4回は訪問しているのだけれど、
念願のみかん狩りはできず。
周防大島のみかんは酸味があって、料理に使うには最高なんだとか、
大島商船は船や海に精通しているだけでなく、
こうした地域資源活用プログラムにも力を入れているというわけです。