ひょんなことから、

島田紳助さんの本を読んだ。


島田 紳助
ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する―絶対に失敗しないビジネス経営哲学

薄っぺらい文庫本で、

どうせ「サービスっていうのはこういうものだ」

みたいなタレント本だろうと思った。


が、

違った。


紳助さんは不動産王であると言われているが、

不動産をどんどん購入して、

弟子に店をやらせていく。

その、エンジェルぶりがわかる本だった。


日本で、お金がある人が大勢いるらしいけれど、

ほとんどの人が、自分のためにしかお金を使おうとしない。


紳助さんも、ある意味では

自分の楽しみのためにお金を使っているわけだが、

「生きた金の使い方」をしている。


なにかやりたいという気持ちがあっても、

資金がなくてできない人はたくさんいる。

私もそうだった。

そんなときに、上げ膳据え膳で場所を作ってくれる人がいたら、

命をかけてがんばろうという気にもなろうものだ。


紳助さんのビジネスが成功するのは、

そんな、

「いい意味でのパトロン」精神の成功だと思う。


お金は出しても、口は出さない。

でも、

絶対に成功するための努力は惜しまない。


なんだかすごいなあ。


ちなみに、

島田紳助さん、明石家さんまさん、ビリー・ブロンクスさんは

同じ歳です(たぶん)