偶然、あるブログ にたどりついた。
それは、株の投資をしようとしている初心者に向けてのアドバイスが書いてあるところで、
簡単に言えば、
投資先は「魅力」ではなく、「数字」や「データ」で判断しなさいね、
ということ。
ごもっともです。
でも、
はっきり言って、
人のふんどしで稼ごうなんて思ってるヤツらに、
「会社の魅力がどうのこうのなんて言われたくねーよ」
と、
創業者としては思ったりします。
もちろん、「数字」がよければいいんでしょうけれど、
それだって、「金目当て」の投資家が株を買い占めて、
無責任に株売買やらM&Aやらやられて、
それでいい会社になろうハズがない。とか。
もっとも、
いまの日本は、
自分で稼ぐよりも、
人に稼がせて、
一生懸命働くよりも、
働かずにパソコンの前に座っているような輩のほうが稼げるのは事実。
ひところ騒がれた「ベンチャー社長」の多くは、
志や理念なんてことはどうでもよくて、
「儲かる仕事」や「話題になること」をやって、
「会社を上場」させて、
お金を集めて、
美人の彼女を作って、
数年したら、バッくれるとか、
会社を売却して、
アーリーリタイアメント、というスジガキな奴等がやたら多いし、
それはそれでシアワセかもしれない。
でも、
たくさんの「だまされた人」が、泣いてたりする。
だって、
世の中は、プラスとマイナスはいつも同じだけあるから、
誰かがトクをしたら、
ソンする人がいるのは当然でしょ?
「儲かることは悪いことではありません」
「お金は汚いものではありません」
「人からお金をいただく(巻き上げる)ことは、だましていることではありません」
そんなセミナーをやって、儲けている人たちがなんと多いことかと、
あきれるけれど、
結局のところ、
だれもが、
我欲で生きることばかりになっているんじゃないだろうか。
その根源が「お金」であるとしたら、
やはりお金は汚いと思います。
私は、
お金は汚いと思います。
金儲けにがつがつしている人間は、醜いと思います。
セレブぶって、ブランドに群がっているのは、卑しいと思います。
汚いお金でも、なくてはならないのであれば、
私は、必要最小限の関わりで十分。
だから、投資もしないし、してもらうこともない。
零細企業というのは、そういうものです。
そういうのが、
(クリエイティブな)零細企業のプライドというものだと思っています。
PS
私は自分で金儲けをすることは得意としませんが、
他人を儲けさせることはわりと、いや、かなり自信があります。
儲かった人が、
儲けたお金を汚いものとして扱わずに、
浄財となることをたくさん施してくれるようになれば、
それこそが大きな喜び。