昨日、FC町田ゼルビアのサポーターミーティングを開催しました。
その模様はyoutubeで見ることが出来ます。

 

私からは、昨年FC町田ゼルビアに投資を決めた立場で、嘘のない率直な言葉で現状の課題とそれを解決するアイデアの話をさせてもらったつもりです。

でも、オーナーという呼称が紛らわしいのですが、多くの株主と従業員に対して責任を負う上場企業の経営者の立場で投資してるので、ドライに感じた方もいたかも知れません。

 

荒れるだろうなとは思っていましたが、体感的には覚悟していた予想を大幅に上回るものでした。

また、Twitterではトレンド入りしています。

 




 

 

ニュースのタイトルや写真チョイスも、全く好意的ではなく、


↑この悪者感。

しかしながら、FC町田ゼルビアのサポーターに対して後ろめたいことなど一つもありません。あれば、自分で目の前に行って話すことなど出来ませんし、わざわざライブ配信などやりません。
 
昨日は、18歳のサポーターの言葉に心を動かされたこと、そしてここで決めるよりも第一回目の話合いの場にした方が良いと判断して、改名を保留としました。
 
保留と言ってももう決まってるんでしょ?と思ってる方がほとんどだと思いますが、そうとは限りません。
私は「頑固」と言われることもある経営者ですが、名称は絶対譲れないものではありません。上場企業の立場として納得できる投資に持っていければ良いだけです。昨日ミーティングと懇親会で多くのサポーターと直接話せたので、今はより良い着地点を見つけられたらと思っています。
 
ネットでは過激な言葉を投げかけてくる人もいますが、町田サポーターとは目的は同じ同志なので会って話せば分かり合えると信じてます。今回の件で、本当の意味でFC町田ゼルビアの仲間に入れてもらえるプロセスに出来るよう努力していきます。


FC町田ゼルビアサポーターの皆さんへ
 
引き続き、本件についてサポーターミーティングで話し合いの場を設けたいと思います。試合のあとなら集まりやすく、私も参加しやすいので、ホームかアウェイの試合のあと、複数回行います。
広い場所をとるのが難しく、昨日の懇親会のようなお店の貸切が現実的かも知れませんが、出来るだけ多くの方が参加出来るようやり方は考えます。


最後に、昨日の質疑の最後の方、覚えにくい名前の話で、V・ファーレン長崎の名前を出したのは完全に失言でした。
友人である高田社長には謝って快く許してくれましたが、長崎サポーターのみなさま、申し訳ありませんでした。



 

大阪から帰る新幹線の中でこの本を読んでいたら、涙で前が見えなくなりました。
鼻水も出てきていつもは必要ない、グリーン車で配られるおしぼりのようなのが手元にあって助かりました。
 

 
話題の新刊「M」です。
8月1日の発売日に初版5万、2刷3万、3刷5万部と聞いていたのですが、Amazonの本の総合ランキングもずっと1位なので、現在はもっと増刷されているかも知れません。
 
評価が極端に分かれることが本がヒットする条件という話を聞いたことがありますが、Amazonのレビューを見てみると、
 



星1つ付けている人は本当に本書を読んだのでしょうか?

読みもしないで悪く言う人に頭にきた私は、人生2度目のレビューをアマゾンに投稿しました(匿名ですが笑)

 

アンチの人もいるだろうし、過去の話が気に入らない人もいると思います。

でも、この本は騙されたと思ってもいいから一度読んでみてください。

決して安っぽいラブストーリーではないし、曝露本でもありません。

日本を代表するノンフィクション作家である小松成美さんが、圧倒的な筆力を持って描いたリアルドキュメンタリー小説です。

 

やりたいことも夢もなかった一人の普通の女の子が、好きな人の期待に応えたい一心で信じられないほどの力を発揮する。恋心というものが生み出す偉大さを気付かされます。

 

それと相反するように、成功の階段を上がって行けばいくほど深まる孤独、手放していく普通の人生の普通の幸せ。そして一番大事なものを失った時、人はどうなるのか。

 

あまり書くとネタバレになりますが、文中でも描かれていた、テレビ番組で「appears」を歌っている最中、カメラの前で泣いてしまったシーンがネットに残っていました

ずっと張り詰めてきた彼女がその時どれほど限界だったか、映像を通じてもわかります。

 

個人的には、浜崎あゆみを売り出そうと必死だったまだ駆け出しのころの松浦さんが、

「この顔は売れない」「絶対無理だ」

と言われている時、テーブルの下で拳を握りしめて震えているシーンが好きです。

 

圧倒的おすすめ。

 

M 愛すべき人がいて M 愛すべき人がいて
1,512円
Amazon

 

 

 

 



 

 

 

 

先ほど、サイバーエージェントは第3四半期の決算と同時に、業績の上方修正を発表しました。
10月〜6月までに、すでに営業利益は233億円まで積み上がっています。

 

めでたい上方修正ではありますが、実は、


<半年前の下方修正>

300億円→200億円

 

<今回の上方修正>

200億円→290億円

 

ということなので、ほぼ期初の計画に戻しただけでです。

だからまるでたった半年の間のマッチポンプのように映るかも知れません。

 

しかしながら、今回の上方修正は前回のブログ(3ヶ月前)に書いた通り、下方修正を発表したことにより皆で危機感を持ってコストの適正化に取り組んだ成果によるものです。
半年前の段階で、スピード感を持って立て直すためにも、一度下方修正を出すことが我々にとっては必要不可欠であったことをご理解いただきたいと思います。

 

 

また、話は変わりますが、今回から決算説明会のやり方を変えました。

その理由についてご説明します。

 

第2、第4四半期は、今まで通り決算説明会を開催し、市場関係者の皆様を中心にお集まりいただき、私からのプレゼンを行ったあと、質疑応答の時間も設けます。

第1、第3四半期は、私の決算説明のプレゼンをライブ配信で行います。ただし、質疑応答の時間は設けません。個別の問い合わせはIR窓口で対応させていただきます。

サイバーエージェントは2000年に上場し、既に19年以上上場会社です。

私は19年間、ルーティンワークのように、3ヶ月毎に全ての決算説明会に出席し、自分で説明し、質疑にも答えてきました。

 

しかし、これにはずっと限界を感じていたのですが、3ヶ月毎というのは企業活動においてはとても短いスパンです。

毎回お客様を招いて、説明し、質問を受けていると、3ヶ月では大きな変化がないため、長い目でみればほとんど意味のない小さな変化にも注目が集まり、その議論に付き合っていることで投資家をミスリードしかねないと感じていました。

また、私も大したトピックスもないのにご足労頂いたお客様に何か新しい情報を持って帰ってもらおうと、つい喋べりすぎたりしてしまいます。

しかしながら、先の吉本興業の岡本社長の会見を見てもわかる通り、無制限で質問をつけつけるということは必ずしも得策ではないと思います。
質問者の理解に差があったり、よく聞いてない人が同じ質問を繰り返したり、それを聞かされる他の参加者が苛立ったり。

また、戦略上公表すべきではないことを答えなくてはならない状況に追い込まれることもあり、それは株主にとってもマイナスに作用する可能性があります。

 

本決算と、半期決算では、今まで通り質疑応答にも時間をかけた決算説明会を開催します。

また、今後何か説明すべき重大な変化が起きた場合は、第1、第3四半期でも説明会を開催してご説明します。

 

本日の上方修正は冒頭に書いた通り、簡単に説明がつくものなので、今日の第3四半期の決算説明は予定通り、ライブ中継で行います。

 

このあと16時からです。下記URLよりご覧ください。

 

https://www.cyberagent.co.jp/ir/