次は絶対やらない

盗撮をやめようと思ったときに、再犯しないようにあらゆる対策をしていくと思いますが、その時に「よし、盗撮しないためにまずは盗撮できそうなところに行かないようにしよう」とか、「前に女性がいる、このままだと盗撮したくなるから別の道を行こう」と意識してああしようこうしようと考えてしまいますが、そういう心理状態になっている時はまず間違いなくまた再犯してしまうか、未遂に終わったとしてもモヤモヤと何らかの気持ちが残ってしまいます。

 

なぜそうなるのかというとそれだけ意識しているということは依然として盗撮への渇望が残っているからです。

例えていうと、好意を抱いている異性がいて、その人のことが好きだけど私なんかでは釣り合わないよ、だからお付き合いすることなんて無理だよと言いつつも、その人から目が離せなくなっているという状態と似ています。

どう思っていようとその人に「フォーカスしている」ということです。

 

盗撮をしなくなるという心理状態はどういう状態かというと、「盗撮」という概念そのものが頭の中から抜けている状態だということです。

好きでも嫌いでもない人に対して何の関心も抱かないということがあるかと思いますが、まさにそういう心理状態です。

 

盗撮を完全にやめるというのは、この「盗撮」ということに対して何の関心も抱かなくなるということです。

そしてそれを継続して死ぬまでやることができれば、その時に初めて「足を洗った」と言えると思います。

 

自分が今、盗撮をしたいのかということを測るバロメーターとして、この「意識しているかどうか」というのがとても参考になります。

やめようとあれこれ考えているうちはまだまだ頭の中から「盗撮」という概念が抜けていないとわかります。

 

そのためにも必要になってくるのは、やはり徹底した客観視だと思っています。