離れない思考

私は6年前くらい前に盗撮で警察に捕まって、それ以来あらゆる盗撮の再犯を防ぐための対策を試行錯誤してきました。

 

ですが、ある時気づいたのが、盗撮をしないためにあらゆる対策を考えても考えても、盗撮欲求というのは完全には消すことができないということでした。

なにか盗撮欲求の対策を考えて、もう大丈夫だという心理状態になっても、また何度も揺り戻しのようなことが起きて、そのたびになぜだろう、どうしたら盗撮欲求が消えるだろうかと試行錯誤を繰り返してきましたが、どうあがいても「消える」ことはなかったのです。

 

例えていうなら、座禅や瞑想をしている時に雑念が浮かんできますが、あの雑念を消そうと思うと、眠るか死ぬかのどちらかしかないでしょうが、人間は脳で思考している以上、どうしても何らかの考えが浮かんできてしまいますね。

私は盗撮したいという欲求も、この思考がある以上、消すことはできないと思っています。

 

ではどうしたらよいのかということですが、これはもう放っておくしかないです。

放っておくといっても何もしないというわけではないのですが、そういうもんだと受け入れ、そのうえで犯罪にならないように盗撮をしたいというその気持ちの方向性を変えていくしかないということです。

 

その一つが今までのブログや、私の著書でも書いている「夢中になれる趣味を作り、盗撮欲求よりも夢中になれる趣味の優先度を上げる」です。

盗撮よりも楽しいという心理になれば、やりたいことの方向性が変わり、盗撮の方向に気持ちが向かなくなります。

 

他には「性風俗の店に行き、性欲を発散させられる場所を作る」ということです。

相手の同意もなく、盗撮という違法行為をやれば、当然ですが警察に捕まりますね。

性欲を適度に発散させられる場所があれば、わざわざ盗撮のリスクを冒さなくても、安全に合法的に楽しめるということです。

お金はかかりますが、お金を払っている以上相手の女性もよほど嫌がることをしなければ、楽しませてくれるので、気持ちよく性欲を発散させることができます。

 

盗撮はお金がかからないですが、罪悪感が生じたり、警察に捕まるのではという不安感も出ますし、何より自己嫌悪に陥って楽しくありません。あまりにもハイリスクです。

 

趣味や性風俗のお店に行くのはお金がかかりますが、健全な心で人生を楽しむことができます。デメリットはお金がかかることだけですから、そこは工夫次第で何とでもなると思います。

 

私のように盗撮という犯罪で一線を越えてしまった人は隠し事が増えてしまって、後ろめたい気持ちが前に出てしまいがちだと思いますが、違った方向性さえ見いだせれば人生を楽しむこともできると思います。