盗撮しない日々

私が盗撮のハマっている頃は盗撮をすると、その日は罪悪感、後悔、不安感などのネガティブな感情や試行が頭の中で渦巻いていて、眠ろうとして横になっても、その盗撮のシーンが何度もフラッシュバックし、そのたびに目が覚め、眠れなくなってしまっていました。

 

それでも何日か経ってくると、徐々に気持ちが落ち着いてきて、いつもの日常生活に戻っていくのですが、またしばらくすると盗撮したくなってきて、またやってしまうという繰り返しの日々でした。

 

心理カウンセリングを受けてその時教えていただいたアドバイスをもとに試行錯誤を繰り返していくと、盗撮をしたいという気持ちが湧き上がるまでの期間が、一か月、二か月、半年と徐々に開いていき、盗撮欲求に翻弄される日々が徐々に減っていきました。

 

そうなってくると、ようやくですが自分自身の人生に集中できるようになり、スキーやスノーボードに挑戦したり、行ってみたいところにも旅行したりと、気持ちが前向きになっていき、行動力が増していきました。

 

時折、またムラムラして何日か盗撮欲求に苛まれ、揺り戻しのような感覚が今でも起こることがありますが、そういうときには自分に起きていることを客観的に観察して、原因を探るという心の余裕も出てきています。

 

盗撮欲求は完全に消すことはほぼ不可能だと感じてはいますし、最初から健全な心で性欲を発散させている、いわゆる「成熟した一般的な成人男性」に比べたら幼稚な部類に入る私ですが、何とか再犯せずに過ごせているのは奇跡のようなことだと感じます。

 

恋人を作ったり、結婚するなどは私にとっては夢物語でしかありませんが、揺り戻しに注意を払いながら、何とか精一杯生きています。