プロゴルフは『ツアー』とよばれる試合形式で運営されています。
男子は前半の木金が予戦で、後半の土日が決勝ラウンドですが、予戦参加者が全員決勝ラウンドに進めるわけではありません。
決勝ラウンドに進めるのは、参加者の約半数の60人前後です。
日本語では決勝ラウンドに進んだプレイヤーを『予選通過者』と呼び、決勝ラウンドに進めなかったことを『予選落ち』したと言います。
決勝ラウンドに進めるかどうかは予戦の成績で決められますが、その境目をカットラインと言います。
しかし、言葉を精査してみると奇妙なことに気付きます。
参加者は棄権者を除き全員が予選を通過しています。カットラインに達しなかったプレイヤーも予戦は通過しているのです。
なのに決勝ラウンドに進んだプレイヤーだけを『予選通過者』と呼んでいます。
また、決勝ラウンドには進めなくとも予選をしっかり戦ったプレイヤーを『予選落ち』と呼んでいます。
なんかしっくりきませんね。もっと理に叶った日本語を考えられないでしょうか。